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2011年3月11日(金)14時46分に千年に一度と言われる東日本大震災が発生しました。その数十分後に、史上まれに見る大津波が三陸から千葉県にかけて襲い、沿岸各地を壊滅させ、2万人余の犠牲者を出しました。東京電力㈱福島第一原子力発電所では、この大津波により原子炉冷却用電源が失われ、稼動していた原子炉のすべてがメルトダウンしてしまいました。その結果、数回の水素爆発により莫大な量の放射性物質が放出し、東北と関東が深刻な放射能汚染に見舞われました。
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『 地震の名前の命名権は気象庁が持っていて、文部科学省にも伝えられます。これは、自然現象としての名前です。一方、自然現象によって誘発された社会・経済現象としての震災の名前が政府によって名付けられ、この名前が私たちがよく用いる通称となっています。 今回の「東日本大震災」という名前は震災名で、地震の正式な名前は「東北地方太平洋沖地震」なのです。 (なお、地震直後の震災名は「東北関東大震災」でした。) また、1995年の「阪神・淡路大震災」は震災名で、地震の名前は「1995年兵庫県南部地震」です。 さらに、1923年の「関東大震災」は震災名で、地震の名前は「1923年大正関東地震」です。 』 (2012年3月8日(木)追記)
(1) 私は以前から次のような夢を時々見ていました。太平洋岸の傍の40メートルくらいの高さの高台に車で来ると、海面が高台すれすれに来ていました。海面が穏やかなことが津波と違っていましたが・・・。その夢を見る度に印象に残っています。それが、2011年3月11日(金)夕方に発生した東日本大震災では、テレビニュースで放映された 宮城県東松島市野蒜字下沼の大津波(映像の4分の1から3分の1に進んだ部分) にそっくりでした。なお、この映像は東松島市野蒜字下沼の 野蒜築港資料館 (その2) です。東松島市内は惨状を極め、この付近のJR仙石線は1 年経っても復旧せず、代行バスが運行している由。
(2) 1986年4月26日にソビエト連邦(現 ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所が大事故を起こしましたが、その直ぐ後に私は出張で大阪駅北の梅田貨物駅跡に建ったホテルに向いました。折りしも、やや強い雨が降っていて体が濡れないように傘をさして歩いていましたが、うっかり左手首に雨がかかってしまいました。そのときです。今まで感じたことのないような、何かピリピリピリという刺激のようなものが感じられたのです。直ぐに宿泊ホテルに入って丁寧に洗い流して、テレビを点けると、「現在降っている雨からかなりの放射能が観測されました。」と言っているではないか。西日本各地にかなり強い放射能雨が降っていると言うのです。放射能雨が降るとは夢にも思っていませんでしたから、先ほどのピリピリ感はそれに関係あるに違いないと思いました。気のせいかもしれませんが。 (3) 東日本大震災当日の2011年3月11日(金)は朝からその日に限り、どういう訳か、体全体が重くて、気持ちもよくありません。その日の14時に、茨城県ひたちなか市足崎の芳賀電機商会の芳賀久男さんと助手の方が茨城県ひたちなか市馬渡にある私の自宅のテレビアンテナを張り替えに来て戴きました。突然、屋根の天辺で「ガッシャーン」と大きな音がしたのです。
しかし、大震災になるほどの揺れには私は感じませんでしたが、近所のガラガラという屋根瓦が落ちる大きな音などで、パチッと目が覚めたようになり、見ると、前の家々の瓦が次から次へと地面に転がり落ちています。停電になりました。芳賀さんは縁側で新しいテレビを守るように全身でテレビを支えています。私は「結構な揺れだなあ。」と妙に感心しつつ、テレビを据え付ける場所で手を柱に支えながら、芳賀さんと互いに顔を見合わせていました。私の妻は、食器棚から食器が落ちないように食器棚の観音扉を押さえています。それでも、十数個の食器が床に落ちて割れました。パソコンのディスプレイが転がり落ち、棚から物が転がり落ち、廊下は足の踏み場がないほど。やっと、揺れが収まったと思ったら、また大きな揺れが襲ってきて、繰り返し、繰り返し、何回も余震が続きます。
そのうち、助手の方が車で戻ってきました。「道路は各所で亀裂が入り、ブロック塀があちこちで倒れて、やっと車で来た。」と言っています。度重なる余震の合間を縫って、助手の方が屋根に登り、無事、さっき割れた瓦を取り替えてくださいました。ほかの瓦には地震の被害はなかったということで安心。停電でもあり、今日の作業はこれで終えました。なお、我が家の被害は、京壁に似せた作りの壁2枚に、縦に亀裂が入った程度で済みました。
この地震発生から数10分後、東日本の太平洋沿岸に観測不可能なほどの高さの大津波が襲って我国史上最大の津波災害となったのは、ご周知の通りです。
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1965年5月9日(日)14時 天気:薄曇り なお、2011年3月11日(金)14時46分の東日本大震災による 大津波で、この付近は壊滅した。 |
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なお、2011年3月11日(金)14時46分の東日本大震災による 大津波(映像の4分の1から3分の1に進んだ部分) で、この付近も壊滅した。 [この映像は東松島市野蒜字下沼の 野蒜築港資料館 (その2) です。] 東松島市内は惨状を極め、この付近のJR仙石線は 1 年経っても復旧せず、代行バスが運行している由。 2015年5月30日(土)に仙石線が山側に路線を移して4年ぶりにやっと全線再開しました。 |
(4) 福島第一原子力発電所の第1号機、第3号機、および、第2号機が、それぞれ、2011年3月12日、3月14日、3月15日、および、3月20日に水素爆発を起こし、そのときに関東地方全域にも放射性物質が、ばら撒かれ、ヨー素131やセシウム137やセシウム134による放射能が水道水から、また、ヨー素131による放射能がホウレンソウなどの野菜から、それぞれ、検出されました。特に、3月15日未明から朝にかけての放射能放出は、大量の放射能がばら撒かれ、南東風の風に乗って、福島県双葉町、大熊町はもちろん、浪江町、飯舘村、川俣町、果ては、月舘町、霊山町、福島市まで、北西方向に広大な帯状地帯が甚大な放射能汚染を被ることになりました。関東地方でも高い放射線量が観測されました。さらに、注意すべきは、3番目の3月20日の爆発がどういう訳か報道がなされませんでしたが、このときが最大の放射性物質の放出となっています。報道のためらいは政府の圧力からかもしれません。
(翌年 2012年3月25日辺りの2,3日間、微かですが、そのときの消毒臭を感じましたので、ひょっとして、2011年の時の匂いは、放射性ヨウ素131の匂いではなくて、となり近所、または、近くの水田に撒かれた消毒液の匂いだったのかも知れません。これも確かめようがありません。2011年3月15日に消毒液が撒かれた日が、水素爆発の日と重なっただけなのか。??? これ以降、この匂いは全くありません。)
(5) さらに不思議なことは、3月20日の水素爆発以降、茨城県ひたちなか市で最大、毎時 1.5 マイクロシーベルト(平常値の 40 倍)の放射線が観測されましたが、その日以来、天気がよくても見る景色が何かくすんでいます。別の言葉で言うと、白けて見えるという感じです。[註2]写真でいうと色が飛んでいるという状態です。すなわち、生気がなく無機質な感じに見えるわけです。さらに、何か本能的な恐怖感が周りに漂っている、という感じなのです。気のせいかもしれませんが。しかし、それで、放射線が飛び交っているという認識になります。放射線の量子(ベータ線である高速電子、または、ガンマ線である電磁波)が可視光線の光子と相互作用しているのではないか。福島県の福島第一原子力発電所敷地内や避難地域のテレビ画像でもこの感じが伝わってきます。当方での震災期間の写真が少ないですが、例を下に示します。
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(6) 以上、2011年3月11日(金)に大津波によって福島第一原子力発電所[註1]が大変なことになり、最悪な「レベル 7 の深刻な事故」として2011年4月12日に発表されました。
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(標高670メートル地点にて) 1991年8月 眼下に連続するヘアピンカーブが見られます。 麓に長泥の集落があります。 残念ですが、 ここは計画的避難区域内です。 何と、ここ長泥地区だけが 帰還困難区域に 再編されて、 2012年7月17日(火)午前0時に一般人の立ち入りが禁止となり、 封鎖 されてしまいました。 |
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(7) 2011年4月27日(水)のTBSテレビ11時から始まるヒルオビという番組で、ある新聞記事に載った福島市内での女子高校生の会話が紹介されました。「雨に濡れると何かピリピリするね。
放射能
かしら。早く洗わないと。」とあります。
(8) 素粒子物理学、核融合、量子統計力学の権威で名古屋大学プラズマ研究所(現在は、独立行政法人 核融合科学研究所に発展的移行)の初代所長の伏見康治先生が執筆された「量子統計力学」の序論に次のことが記されています。
(9) 自然界のセシウムは、100パーセント放射性がなく安全なセシウム133です。セシウムはナトリウムやカリウムと同じアルカリ金属です。セシウムの融点は28℃台なので、夏は液体、冬は固体の黒ずんだ金色の金属です。空気中の酸素との化合の反応性が高いので、ガラス製の小さな真空アンプルに密封されています。 (10) 今回の大震災で本当に不思議なことは、地震発生の1週間前の2011年3月4日に茨城県鹿嶋市の海岸で、クジラ52頭が打ち上げられたことです。22頭が地元の人たちによって海に帰されましたが、残りは死んでしまいました。クジラはプレートの異変を感じてパニックになった、すなわち、大地震の予知能力があった、ということなのかも知れません。この現象は、不確かな情報ですが、かなりの人数の日本人語学研修生が犠牲になった、2011年2月22日のニュージーランド地震のときにもあったそうです。
(11) 6月20日(月)に、ひたちなか市役所で東日本大震災の被災証明書が発行されました(右図)。常磐道の水戸ICより北、東北道の白河ICより北の高速料金が1年間無料で通行できます。(しかし、途中の2011年12月から改正になり、避難者以外は適用外となって、私には恩恵がなくなりました。)
(12) 今年(2011年)7月に福島県産の肉牛から暫定基準値を上回る放射性セシウムが見つかり、高濃度(基準値の数千倍にも達する)の放射性セシウムを含む稲藁を牛が食べたことが原因であることが分かり、福島産肉牛の出荷停止が決まりました。それだけでなくその週間内に、宮城県、新潟県、山形県、岩手県産の稲藁からも基準値を上回る放射性セシウムが見つかりました。政府や農林水産省や各自治体ではその対応に追われています。7月20日のTBSの報道によると、出荷された汚染牛の一部が東海道新幹線の車内などで販売された約1万2500個の弁当に含まれていたことが分かったそうです。私はいつかこのような状況になるのでは、と思っていましたが、大変なことですよ。
(13) 長崎や広島の原爆放射線障害やチェルノブイリ原発大事故の住民健康調査をずっと担当してきた長崎大学の山下俊一教授が日経エレクトロニクス誌7月25日号(年間購読契約の業界誌)の別冊として配布された「復興ニッポン――いま、歩き出す未来への道 ”想定外”に向き合う 2011年夏号」に記事が寄せられ、「チェルノブイリでは放射性セシウムの住民への影響が見られない。唯一、放射性ヨウ素の影響による小児の甲状腺ガンが問題であった。チェルノブイリの 100 分の 1 しか放射性物質が放出されなかった日本は、放射性セシウムによる健康上の影響は全く心配ない。」と述べられています。ということで、放射性セシウムの健康への影響はないと思ってよいようです。
中国製のカウンターも2011年11月にインターネットショップから購入しました。中国製はガイガー計数管を搭載し、半導体を用いたシンチレーションタイプと違って、あらゆる種類の放射線に反応しますが、確率的な計数が表示されますので、各時刻毎の表示に多少のバラツキがあります。しかし、その平均を取れば、かなり正確な放射線量が得られることが分かり、これも重宝しています。 さらに、アメリカ製(組み立ては中国)の DoseRAE 2 PRM-1200 も購入しました。これは非常に性能が良さそうで、以後もっぱら、この測定器を使用して重宝しています。 私の考えは、汚染された地域では、各戸に1台は放射線線量計を備えてもよいのではないか、と思っています。日本は個人レベルまでもっと放射能について考えるべきだと思います。 2012年になって、国産の安価な線量計(製品名 エアカウンター)がエステー株式会社から発売され、これもドラッグストアで購入しました。これは、測定の度にスタートボタンを押さなければなりませんが、価額が圧倒的に安くて測定精度もそこそこあります。 以上の3者とも、ほぼ同じ線量を計測されています。 |
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左から、アメリカ製(組み立ては中国)、中国製、日本製(エステー株式会社) 茨城県ひたちなか市馬渡の自宅居間にて 2012年2月12日(日)撮影 |
(15) 個人的なことになりますが、私は昭和28年(1953年)4月から30年(1955年)5月までと、昭和37年(1962年)4月から49年(1974年)3月までとに、通産14年間、仙台市に住んでいました。この間、昭和39年(1964年)6月の新潟地震による大きな揺れ以外には仙台での地震の経験は全くといってよいほど記憶にありません。また、聞いたこともありません。その頃の仙台市は、日本で一番住みやすい快適な都市として語られていたほど、落ち着いた静かな街でした。仙台市電も健在でした。
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1965年5月11日(火)撮影 |
(16) 2011年7月23日(日)に、ひたちなか海浜鉄道(旧 茨城交通)「湊線」勝田~阿字ヶ浦間が全線運転再開しました。、その1週間後の7月30日(日)に、湊線全線運転再開イベントが那珂湊駅を中心に行われました。これを下の画像に示します。この再開で、大きな震災の1つが復旧しました。 |
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2011年7月30日(日)に催されました |
この鎌倉大仏にも大きな津波がかつて来ていたらしいのですよ。この地の標高は15メートル位なので、高さが15メートル以上の津波が押し寄せたと想像されます。またいつか津波が来ることを想定しておく必要があるでしょう。日本全国、外洋に面したどこの海岸線にも言えることかも知れません。
(18) 2011年9月11日(日)早朝に、茨城県ひたちなか市の向野団地で公園除草と側溝掃除が行われた。私はアメリカ製放射線線量計を持参した。公園はやや放射線量が高く、毎時 0.22 マイクロシーベルトを示している。周りの人たちに「ここは放射線レベルが高いよ。」と言うと、井手さんが「この間、テレビで小型の放射線線量計は当てにならない、と言っていたよ。」。私は「中国製のはそうかも知れないけれど、これはアメリカ製で、公式発表の線量とよく合っている。」と説明する。線量計がさらに上がりそうなので、私が「やっぱり、公園は高いなあ。」と言うと、井手さんは「山本さんの体が高いんじゃないの?」と冗談を言う。他の人も「あまり放射能を気にしていないから。」と言う。
(19) 9月初旬のノロノロ台風12号の影響による雨が降った後の私の家の居間の線量が、それ以前の毎時 0.12 マイクロシーベルトから平均毎時 0.14 マイクロシーベルトに上がってしまった。
また、私の寝室の枕元にも線量計を置いて計っていますが、2011年9月下旬現在、毎夜、平均毎時 0.15 マイクロシーベルトもあり、平常時の 4 倍から 5 倍の放射線を毎夜浴びています。[居間より寝室のほうが線量が高い]。これがこの先5年、10年と続きそうです。(セシウム137の半減期が約30年、セシウム134の半減期が約2年を考えると)。 低レベルですが、持続的に浴びて大丈夫かな。?? (以上、2011年9月18日(日)、および、20日(火)追記)
(21) 2011年9月30日(金)午後に国道118号線を茨城県那珂市から福島県浅川町まで車で移動しました。その行程で、那珂市、常陸大宮市、大子町、福島県矢祭町、塙町、棚倉町までは放射線量が毎時 0.10 マイクロシーベルト程度、または、それ以下で、私の住んでいる茨城県ひたちなか市馬渡の私の家付近より低いではないか。このように、福島県内でも118号線沿いが意外に低いことが分かりました。しかし、浅川町では 0.12 になりました。ここから県道で白河方面(西方向)に行きますが、線量は 0.12 をずっと保ったままです。思ったより低い。しかし、白河市街地に入る頃から急に線量が増し、高いところで 0.30 を超えました。しかし、白河市内の平均レベルは 0.20 程度で、思ったより高くありません。白河から国道4号線を南下します。この国道4号線沿いは高い。0.20 から 0.30 の間を行ったり来たりします。栃木県に入ると、さらに高くなり、県境から那須町、そして、那須塩原まで延々と 0.40 から 0.70 の高さを保つようになりました。ここは高い!! 白河よりずっと高い。ここから東北自動車道で南下しますが、夜で暗いので確かな線量計を知り得ませんでした。
(22) 2011年10月6日(木)午後に、茨城県常陸大宮市から国道293号線を通って栃木県那珂川町に来ました。この間、放射線線量計は毎時 0.08 から 0.10 マイクロシーベルト程度を示して比較的低かった。那珂川町から294号線を北上しました。㈱黒羽ニコンのある大田原市黒羽向町までは、0.12 以下で低かったのですが、少しずつ高くなり、那須町に入ると 0.20 に達し、那須町伊王野に来ると、0.40 に達しました。この辺りは高い。道の駅「伊王野」では多くの人々が訪れていて、何事もなかったように歩いている。皆さん大丈夫だろうか。まあ、福島県福島市や伊達市の高い所より一桁も低いのだから大丈夫なのでしょう。ここに来るまで、1つ気が付いたことがあります。上記 (6) 項にも書きましたが、線量が 0.15 を越える辺りから何か見る景色が一寸浮いて見えるような、または、何か白けているような、それでいて、遠くにある木々の葉一枚一枚までも異様に繊細に識別でき過ぎるような感じの、何かいつもとは違う見え方になるのに気付きました。気のせいかな。しかし、0.30 を越すような高い線量になるとまた普通の見え方に戻ります。何故だろう。??
(23) 2011年9月現在でも、飲み水や料理の水は水道を使わずに天然水を買って使っています。この頃にはセシウム137が検出されなくなっていますが、もしもということなので。さらに、関東地方産の野菜などは健康上、問題ないと言っても、気持ちが悪いので、全線開通なった北関東自動車道を通って(被災証明により高速料金が1年間無料です。しかし、2011年12月からは、避難者以外は適用外になって恩恵がなくなり、私は一般道を通ることにしました。)、1ヶ月に2回の割りで、長野県まで出掛けて買出しに行っています。長野県の放射線量は毎時 0.05 マイクロシーベルト以下と平常時に近いです。(その後、微増して、2011年末には 0.07 になりました。)しかし、軽井沢町まで、0.10 を越えますので、関東全域は放射能に被曝していると判断してよいようです。
(24) 福島県内の警戒区域、計画的避難区域に入らなくても放射線量が相当に高い伊達市、福島市、郡山市のある福島県中通地方などの住民は大丈夫かな、と思っています。彼らは個人的に避難をしている人も多いですが、東電や国から補償が得られないのが現状です。たとえば、に相当する放射線量しベルは、チェルノブイリの場合の当事国ベラルーシやウクライナでは「避難する権利」が与えられ、避難する人々の費用を国が支給していたと民放テレビが報じていました。日本では、ある意味、それに相当する地域が見殺しにされています。そういう訳で、福島県中通地域は大変です。東北新幹線や東北自動車道が通る地帯なので、気になります。福島県民の持続的な健康調査から、5,6年先にどのような影響が統計的に現れるか、低レベルで持続的な放射線被曝の新しいデータが得られることでしょう。そういう意味では、福島県民は放射線被曝の影響を調べるモルモットのようなものですよ。私はこの意味から、多くの福島県民が見殺しにされていると思われるのです。
この講演は大変ためになり、講演の後に多くの方が次々に質問されました。木村先生が「放射性物質が付着した樹木の焼却処理」に関する質問とそれに対する先生の回答の後、私も質問しました。「先月の台風の後に毎時 0.02 マイクロシーベルトだけ上昇したのは、上空に漂っていた放射性セシウムが風雨とともに地上に落ちてきたためですか。」と伺ったところ、菊山先生は「その後、元の値に下がりましたか?」と私に聞くので、私は、「いえ、下がっていません。7月に毎時 0.12 マイクロシーベルトだったのが、今は 0.14 になっています。」と答えました。すると、先生は、「そうですか。」と首を傾げつつも、「今、上空に漂っていた放射性セシウムが風雨とともに地上に落ちてきた、ということはないと思います。屋根の上など別のところに溜まっていた放射性物質が、雨とともに地表に落ちてきたのでしょう。」とお答えになった。
(26) 2011年3月11日14時46分の地震で、茨城県や栃木県の広範囲で多くの家の屋根瓦が落ち、ほとんどすべての大谷石の塀が倒れましたが、災害戸数が余りにも多いので、半年を経た現在でも、ほとんど復旧せずに、屋根はブルーシートを被せたまま、塀は修理しないままの姿を呈しています。職人さんの仕事量が限られているのは勿論、瓦を焼く窯そのものが地震で崩壊したために、窯から作り直さなければならないそうで、屋根瓦の修復は2,3年待ちということです。塀の材料も枯渇して、2,3年は手に入らないと聞きました。ひたちなか文化会館は未だ復旧工事中で、道路も、通行止めや交互通行のところが残されています。 (下図を参照)
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茨城県ひたちなか市殿山町 2011年10月26日(水)撮影 大地震から半年経った今なお手付かずのまま。 なお、ここの放射線量は毎時 0.26 から 0.45 マイクロシーベルトでかなり高い。 |
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この工事区間は 2.5 キロメートルに及ぶ。 茨城県東茨城郡大洗町 2011年10月29日(土)撮影 なお、ここの放射線量は毎時 0.15 から 0.20 マイクロシーベルト |
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茨城県那珂町下江戸 2011年11月27日(日)撮影 なお、ここの放射線量は毎時 0.20 マイクロシーベルト |
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茨城県那珂市玉川 2011年12月2日(金)撮影 大地震から8ヶ月経った今なお手付かずのまま。 ここの放射線量は毎時 0.12 マイクロシーベルト |
2011年11月10日(木)撮影 大小を問わずどの橋の周りが沈下 したが、このように仮復旧している。 放射線量は毎時 0.13 マイクロシーベルト |
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茨城県常陸太田市金井町 >2011年12月31日(土)撮影 地盤沈下と亀裂があった。 放射線量は毎時 0.08 マイクロシーベルト で低い。 |
茨城県笠間市 2012年1月2日(月)撮影 放射線量は毎時 0.15 マイクロシーベルト |
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茨城県那珂市にて。 2011年12月31日(土)撮影 大地震から9ヶ月以上経った今なお 手付かずのまま。 ここの放射線量は毎時 0.10 マイクロシーベルト |
茨城県行方市馬渡(手前)と鉾田市札 (向こう)を結んで北浦にかかる橋 2012年1月5日(木)撮影 途中の一方通行の部分が地震による 液状化で沈んだといわれ、通行中の 乗用車の運転手が犠牲になった。この 直ぐ向こうに、新しい大橋が建造中。 放射線量は毎時 0.14 マイクロシーベルト |
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茨城県高萩市高萩の市道 2012年1月14日(土)撮影 ここの放射線量は毎時 0.16 マイ クロシーベルト |
茨城県高萩市秋山の国道461号線 2012年1月14日(土)撮影 放射線量は毎時 0.25 から 0.55 マイクロシーベルトで高い |
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放射線量は毎時 0.11 マイクロシーベルト |
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(27) 「2011年10月17日(月)に東京都足立区立東淵江小学校のプールの横にある機械室の雨樋の下、地表から 5 センチメートルのところで毎時 3.99 マイクロシーベルトの高い放射線量を検出した」というニュースがありました。
年が明けた2012年1月13日(金)午前11時に再度この森に来て放射線量を測りました。昨年よりやや高く入ったところで何と、毎時 0.90 マイクロシーベルトに達しました。10分間の平均値でも、毎時 0.88 マイクロシーベルトでした。この様子を右の画像に示します。このように、昨年の2倍の放射線量を検出したのですが、昨年と測定場所がちょっと違うためか、本当に昨年より線量が増したのか、については分かりません。国発表の除染基準が 0.23 マイクロシーベルト毎時なので、ここの森は除染が必要です。多くの人がここを散歩していまして、この高い放射線量を知らせると、皆一様に驚いています。 1年3ヶ月ぶりの2013年4月19日(木)午前9時にこの森の放射線量が最も高かった場所に来て、放射線量を計りました。最高指示が毎時 0.42 マイクロシーベルトでした。去年の半分に下がっていましたが、まだ高い値です。 2014年5月18日に1年ぶりにこの森の小道を通って線量を計ったところ、最大 毎時 0.57 マイクロシーベルトでした。去年より悪い結果となりました。当分は高いままでしょう。 2011年11月15日(火)に所用で、ひたちなか市役所に来ました。駐車場の線量が 0.23 もありました。ここは赤松林の中にあります。やはり、木々のある所は少し高目です。 (2011年11月15日(火)記) 2011年11月27日(日)に所用で、ひたちなか市総合運動公園に来ました。ここに来る途中の市道で線量が最大 0.50 を超える箇所がありました。ここは太平洋岸に近いところで、高目となっています。 (2011年11月29日(火)記)
(28) 2011年10月22日(土)に、「千葉県柏市の市有地の空き地の深さ 30 センチ程度の土壌から最大 毎時 57.5 マイクロシーベルト、1 キログラムあたりで最大 27万6000 ベクレルの放射性セシウムが検出された。側溝が破損してそこから雨水が地中にしみ込み、土壌に蓄積的に吸着したため、と見られている。」というニュースがありました。
(29) 2011年11月3日(木)の昼前に10分間ザーッと一雨降りました。その直後、茨城県ひたちなか市馬渡にある自宅の居間に置いてある放射線線量計が 毎時 0.14 マイクロシーベルト から急に 0.20 に跳ね上がりました。室内で 0.20 になったのは初めてです。これまでの室内の最高値は 0.16 でしたから。雨はすぐに止んで、そのあと降っていません。その夕方に 0.15 にまで下がって回復しました。
(31) 上記(19)に書きましたように、2011年9月3日(土)のノロノロ台風接近時に、我が家の内部の放射線量が約 0.02 マイクロシーベルト毎時だけ上がって、居間で毎時 0.12 から 0.14 マイクロシーベルトに、寝室で毎時 0.14 から 0.16 マイクロシーベルトに上がって以来、下がることがなく、雨が降り始めるとさらに上がる、という状態が2012年3月23日(金)の雨の日まで7ヶ月以上続きました。
(32) 2012年1月31日に福島県双葉郡川内村が全村帰還宣言をして村役場が帰還したのを始め、2012年度の学校の入学式も村内で挙行されたというニュースが流れました。そこで私と私の妻がその歓迎すべき事態を確かめに、2012年4月8日(日)11時に車で茨城県ひたちなか市を出発し、国道245号線、国道6号線、国道49号線、福島県内の県道を乗り継いで4時間かけて行って来ました。アメリカ製の小型放射線線量計を携えて、道中の車内で空間放射線量を測定し続けました。その結果をここで報告します。 |
茨
城 県 |
ひたちなか市の国道245号線 | 0.12 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
東海村の国道245号線 | 0.10 μSv/h (車内で) | |
日立市の国道245号線および国道6号線 | 0.08 μSv/h (車内で) | |
高萩市の国道6号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
北茨城市の国道6号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | いわき市勿来の国道6号線 | 0.08 μSv/h (車内で) |
いわき市内郷の国道6号線 | 0.10 μSv/h (車内で) | |
いわき市三和の国道49号線 | 0.12 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
小野町の国道349号線 | 0.14 ~ 0.16 μSv/h (車内で) | |
田村市滝根町から川内村への山越えの県道 | 0.25 ~ 0.65 μSv/h で激しく変動する。高い。(車内で) | |
川内村役場 | 0.17 μSv/h (車内で)、 0.23 μSv/h (車外の1メートル高さ)。思ったより低い。 | |
川内村から田村市大越町への山越えの県道 | 0.25 ~ 0.50 μSv/h で激しく変動する。やや高い。(車内で) | |
田村市大越町から田村市船引町への県道 | 0.07 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
田村市船引町の国道288号線 | 0.14 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
三春町の国道288号線 | 0.18 ~ 0.22 μSv/h (車内で) | |
郡山市の国道4号線 | 0.25 ~ 0.80 μSv/h で激しく変動する。高い!(車内で) | |
須賀川市、鏡石町、矢吹町、および、泉崎村の国道4号線 | 0.14 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
白河市の国道4号線 | 0.25 ~ 0.50 μSv/h で激しく変動する。やや高い。(車内で) | |
栃 木 県 | 那須町の国道4号線 | 0.25 ~ 0.75 μSv/h で激しく変動する。高い!(車内で) |
那須塩原市の国道4号線 | 0.25 ~ 0.50 μSv/h で激しく変動する。やや高い。(車内で) |
以上のように、川内村の空間放射線量は私が思っていたより低いので、「これならば、宣言どおり、住民の帰還は可能だな。」と思いました。ただ、川内村に入る道路は山越えが必要で、山越えのときに、かなり高い放射線量の地帯を通らなければなりません。
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(33) 2012年4月17日(水)に、国道6号線(陸前浜街道)を北上して福島県の警戒区域まで北上してみました。その結果は次のようです。 |
茨 城 県 | ひたちなか市の国道245号線 | 0.09 ~ 0.11 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
東海村の国道245号線 | 0.09 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
日立市南部の国道245号線 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
日立市北部の国道245号線および国道6号線 | 0.10 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
高萩市の国道6号線 | 0.09 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
北茨城市の国道6号線 | 0.08 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | いわき市勿来の国道6号線 | 0.08 ~ 0.12 μSv/h (車内で) |
いわき市小名浜の国道6号線 | 0.12 μSv/h (車内で) | |
いわき市草野から四ツ倉の国道6号線 | 0.16 μSv/h (車内で) | |
いわき市久之浜の国道6号線 | 0.18 ~ 0.30 μSv/h (車内で) | |
いわき市末続の国道6号線 | 0.25 ~ 0.40 μSv/h で激しく変動する。やや高い。(車内で) | |
広野町の国道6号線、および、楢葉町の立入禁止地点 | 0.30 ~ 0.65 μSv/h で激しく変動する。高い。(車内で) |
以上のように、福島県いわき市辺りまでは放射線量が高くありませんが、広野町を通って警戒区域に近づくにつれ上昇しています。福島県楢葉町に入ってすぐ、警戒区域の「立入禁止」になります。そこを右折すれば、現在、事故終息のための前線・中継基地として用いている「J ヴィレッジ」(本来は、JFA サッカーナショナルトレーニングセンター)です。私たちは左折して「楢葉工業団地」に向かおうとしましたが、ここも立入禁止なのでUターンせざるを得ません。この様子を次の画像に示します。また、津波の災害跡も見られました。 |
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2012年8月10日(金)午前0時に、楢葉町の80パーセントを占めていた警戒区域が解除されて 避難指示解除準備区域となり、立入が自由になりました。 |
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(34) 2012年4月16日(月)に福島県南相馬市の警戒区域が解除され、避難指示解除準備区域(年間被ばく線量20ミリシーベルト以下)と、居住制限区域(同20ミリシーベルト超50ミリシーベルト以下)と居住困難地域(同50ミリシーベルト超)に再編されました。この避難指示解除準備区域は、大事故の福島第一原子力発電所の地域を挟んで、前項 (33) に記した立入禁止地点の反対側になります。
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茨 城 県 | ひたちなか市 | 0.08 ~ 0.12 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
那珂市 | 0.07 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
常陸太田市(旧市域)の国道349号線 | 0.06 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
日立市(阿武隈山地西側)の国道349号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常陸太田市(旧里美村)の国道349号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | 東白川郡矢祭町の国道118号線 | 0.05 μSv/h (車内で)、低い。 |
東白川郡塙町の国道118号線 | 0.06 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
東白川郡棚倉町の国道118号線 | 0.11 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
石川郡浅川町の国道118号線 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
石川郡石川町の国道118号線 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
石川郡玉川村の国道118号線 | 0.06 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
須賀川市の国道118号線 | 0.11 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
須賀川市の国道4号線 | 0.13 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
郡山市の国道4号線 | 0.15 ~ 0.61 μSv/h で激しく変動する。やや高い。(車内で) | |
本宮市と安達郡大玉村の国道4号線 | 0.25 ~ 0.79 μSv/h で激しく変動する。高い。(車内で) | |
二本松市の国道4号線 | 0.35 ~ 1.22 μSv/h で激しく変動する。非常に高い。(車内で) | |
福島市の国道4号線 | 0.25 ~ 0.82 μSv/h で激しく変動する。高い。(車内で) | |
伊達市の国道4号線 | 0.16 ~ 0.28 μSv/h (車内で) | |
伊達郡桑折町の国道4号線 | 0.09 ~ 0.52 μSv/h 高い所もある。(車内で) | |
伊達郡国見町の国道4号線 | 0.20 ~ 0.35 μSv/h (車内で) | |
宮 城 県 | 白石市の国道4号線および国道113号線 | 0.13 ~ 0.32 μSv/h (車内で) |
角田市の国道113号線 | 0.11 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
伊具郡丸森町の国道113号線 | 0.13 ~ 0.16 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | 相馬郡新地町の国道113号線 | 0.16 ~ 0.18 μSv/h (車内で) |
相馬市の国道6号線 | 0.18 ~ 0.20 μSv/h (車内で) | |
南相馬市の国道6号線 | 0.16 ~ 1.31 μSv/h 高い所もある。(車内で) | |
南相馬市が双葉郡浪江町と接する付近 の国道6号線の立入禁止地点 |
1.31 μSv/h 極めて高い。(車内で) |
立入禁止地点に至る数キロ手前からは津波による爪跡がそのまま残っていて、この地域に住民は未だ戻っていません。地盤沈下のため水に浸かった田んぼや倒れかけた電柱、流されて放置された数多くの車、破壊された建物、壊滅して消失した集落などを見ますと、特に、農地の復旧は気の遠くなるような先のことに思われました。それらを次に示します。 これらの画像に見られるように、警戒区域から解除されて間もない南相馬市小高区での復興の気配が未だ見られません。夕刻に街灯だけは点きますが、家々の明りは全くありません。 唯一、破壊されてなお見通しの利かない防潮堤の外のほうから重機の響きがしていました。先ずは、海岸から復旧作業が始まったのでしょう。 (以上、2012年4月29日(日)追記) |
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(35) 2012年5月5日(土)に北海道電力㈱の泊原子力発電所(北海道古宇郡泊村[積丹半島西側に位置する])3号機が停止し、国内にある原子力発電所50基(全原子力発電所は17ヶ所)が全て停止したことになります。大事故を起こした福島第一原子力発電所の1号機から4号機までが廃炉を決定していますので、基数は54基から50基になっていたわけです。全ての原子力発電が止まるのは1970年以来42年ぶりとのこと。 |
(36) 2012年5月11日(木)に、車で北関東を一般道で横断して長野県に野菜の買い出しに行ってきました。昨年から3週間に1回の割合で今も長野県に野菜の買い出しに行っています。放射能が意外に農作物に含まれていないことが分かり、また、放射線の危険性の限界もそこそこ分かってきましたが、習慣というものはそう簡単には変えられず、今でもそうしています。往復のガソリン代が約5千円、3週間分の野菜代金が約4千円、計約9千円です。これが高いかどうかはともかく、もしもの安全を考えた場合の保険のようなものです。 |
茨 城 県 |
ひたちなか市勝田地区 | 0.10 ~ 0.11 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
水戸市の国道6号線との国道50号線 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
笠間市の国道50号線 | 0.08 μSv/h (車内で) | |
桜川市の国道50号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
筑西市の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
結城市の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
栃 木 県 | 小山市の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) |
栃木市および下都賀郡岩舟町の国道50号線 | 0.07 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
佐野市の国道50号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
足利市の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
群 馬 県 | 太田市の国道50号線 | 0.05 ~ 0.06 μSv/h (車内で)、低い。 |
桐生市の国道50号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
みどり市の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
伊勢崎市(旧 赤堀町地区)の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
前橋市東部の国道50号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
前橋市市街地の国道50号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
高崎市の国道17号線 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
高崎市の環状道路北西部 | 0.08 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
高崎市の国道18号線 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
安中市の国道18号線(碓氷バイパスを含む) | 0.08 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
長 野 県 | 北佐久郡軽井沢町の国道18号線 | 0.07 ~ 0.09 μSv/h (車内で) |
北佐久郡御代田町の浅間サンライン | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
小諸市の浅間サンライン | 0.04 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
東御市の浅間サンライン | 0.04 ~ 0.05 μSv/h (車内で)、平常値に近い。 | |
東御市の道の駅「雷電くるみの里」 | 0.05 μSv/h (車内で)、 0.07 μSv/h (車外の1メートル高さ)。 |
(37) 2012年6月19日(火)に、台風4号接近の影響で雨の中、所用で栃木県の那須高原に行ってきました。。 車にアメリカ製のシンチレーション型線量計を置いて放射線量を測定した結果が次のようです。上記 (21) に、2011年10月の那須地方の放射線量を書きましたが、このときに比べると、かなり放射線量が下がったように思われます。 |
茨 城 県 | ひたちなか市北東部 | 0.10 ~ 0.12 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
ひたちなか市北西部 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
那珂市北東部 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
那珂市北西部(旧 瓜連町)の国道118号線 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市(旧 大宮町)の国道118号線および国道273号線 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市(旧 緒川村)の国道273号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市(旧 美和村)の国道273号線 | 0.08 μSv/h (車内で) | |
栃 木 県 | 那須郡那珂川町 | 0.07 μSv/h (車内で) |
大田原市の佐久山に至る県道52号線、および、旧陸羽街道、および、那須基線「たて道」 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市の那須基線「たて道」(ライスラインの一部) | 0.10 ~ 0.15 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市千本松の国道400号線 | 0.25 ~ 0.48 μSv/h で乱高下する。やや高い。(車内で) | |
那須塩原市の那須高原南麓を走る県道30号線 | 0.17 ~ 0.25 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市の那須高原を広谷地から那須湯本に上る県道17号線 | 0.13 ~ 0.22 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市の那須高原を広谷地から黒磯に下る県道17号線 | 0.20 ~ 0.25 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市の黒磯市街地 | 0.17 ~ 0.20 μSv/h (車内で) | |
那須塩原市の黒磯から黒羽に向かう県道17号線 | 0.20 ~ 0.23 μSv/h (車内で) | |
大田原市東部(旧 黒羽町)の国道294号線 | 0.09 ~ 0.13 μSv/h (車内で) |
(38) 2012年5月27日(日)14時15分に、茨城県ひたちなか市馬渡にある自宅の居間の放射線量が アメリカ製線量計で初めて毎時 0.10 マイクロシーベルトを割って 毎時 0.09 マイクロシーベルトを示しました。たったの 20 秒間でしたが、この値を今まで待ち焦がれていたのです。ということで、記念として記しました。その後直ぐに、0.12 ± 0.01 の値に戻ってしまいましたが、21時42分に再び、10秒間と20秒間の2回、0.09 に下がりました。しかし、その後直ぐに 0.10 に上がり、0.10 から 0.11 台を上下しています。なお、以前の状況は上記 (19) と (29) に記してあります。
(39) 2011年6月24日(日)早朝に、茨城県ひたちなか市の向野団地で公園除草と側溝掃除が行われた。私は前記 (18) 以来、9ヶ月ぶりにアメリカ製放射線線量計を持参して、放射線量を測定した。公園は矢張り放射線量がやや高く、毎時 0.20 マイクロシーベルトを示している。また、側溝掃除で出た土砂を入れた土嚢に1センチ位に線量計を近づけて計ったところ、毎時 0.86 マイクロシーベルトになった。前記 (18) と大差ない。
(41) 2012年10月23日(火)午前8時に茨城県ひたちなかインターチェンジから高速道路に入り、東水戸道路、北関東自動車道、常磐自動車道、首都高速道路、東名高速道路、伊勢湾岸自動車道、東名阪自動車道、伊勢自動車道を経て三重県に所用で行ったついでに、乗用車内の放射線量を測定しました。茨城県ひたちなか市から東京都足立区までの結果を下表に示します。
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茨 城 県 | ひたちなか市の国道245号線 | 0.10 ~ 0.11 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
水戸市の東水戸道路と北関東自動車道 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
茨城町の北関東自動車道 | 0.09 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
笠間市友部の常磐自動車道 | 0.10 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
笠間市岩間の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
小美玉市の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
石岡市、および、かすみがうら市の常磐自動車道 | 0.13 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
土浦市、および、つくば市の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
つくばみらい市の常磐自動車道 | 0.13 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
守谷市の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.15 μSv/h (車内で) | |
千 葉 県 | 柏市、および、流山市の常磐自動車道 | 0.14 μSv/h (車内で) |
埼 玉 県 | 三郷市の常磐自動車道 | 0.13 μSv/h (車内で) |
八潮市の常磐自動車道 | 0.08 ~ 0.09 μSv/h (車内で) | |
東 京 都 | 足立区のの首都高速6号線 | 0.07 μSv/h (車内で) |
渋谷区のの首都高速3号線 | 0.05 μSv/h (車内で)、低い。 | |
神 奈 川 県 | 横浜市港北区の東名高速道路 | 0.07 μSv/h (車内で) |
厚木市の東名高速道路 | 0.05μSv/h (車内で)、低い。 |
(42) 2012年10月28日(日)午後2時から、茨城県ひたちなか市のメインストリートである昭和通り(別称 33メートル通り)を馬渡の本郷台団地入口交差点から勝田駅に向かって西進し、NTTひたちなか営業所前の東石川1丁目交差点まで歩きました。公式発表でもそうでしたが、今日の空間放射線量はいつもの1割から2割り増しの高めです。馬渡で 0.13 μSv/h (地上1メートルの高さで。以下同)。歩いている間しばらくはこの値が持続しますが、笹野町1丁目で 0.15 μSv/h とやや高く、東石川2丁目のひたちなか市役所入口と吉田神社の近くで 0.20 μSv/h という最高値を示しました。
(43) 2012年10月30日(火)は上記 (42) の10月28日より空間放射線量が下がり、いつもの値に戻っています。10月30日午前8時から、10月28日と同じコースを歩きました。空間放射線量はやや下がっているものの、全体的な傾向は10月28日と同じでした。ただ、28日に寄らなかった笹野町1丁目の常陽銀行ひたちなか支店に立ち寄ったときに、銀行と歩道の間のやや広いスペースで何と 0.25 μSv/h (地上1メートルの高さで。以下同) というホットスポットを見付けました。
(44) 上記 (43) の翌日 2012年10月31日(水)の午後3時頃、ひたちなか市馬渡の弥生団地と向野団地を歩きました。前日の10月30日の天候は晴れで団地内の道路沿いで空間放射線量がどこでも 0.13 μSv/h (地上1メートルの高さで。以下同)でしたが、翌10月31日の当日の午後3時頃は曇時々小雨で、0.18 ~ 0.20 μSv/h に上がっていて、局所的に 0.24 μSv/h を示しました。ただ、室内での放射線量は天候に左右されません。
参考までに、現在の自宅の居間では、毎時 0.08 ~ 0.11 マイクロシーベルトで、何もなかったときの平常時の線量は 毎時 0.03 ~ 0.06 マイクロシーベルトとのことです。 [補記] 関東大震災後に東京大学地震研究所が設立され、1950年に近畿地方を襲ったジェーン台風後に京都大学防災研究所が設立されたように、今回の東日本大震災の1年後の2012年4月に東北大学防災科学国際研究所が開設されています。[以上、青葉工業会報(東北大学工学部同窓会報)No.56 (2012年12月)の1ページ掲載の青葉工業会会長・工学研究科長の金井 浩教授による巻頭言を参考にしました。]
(46) 上記 (38) の2012年7月以降、 2013年3月3日(日)現在まで、自宅の放射線量は気象条件にも左右されず、居間で 0.09 ~ 0.10 μSv/h 、寝室で 0.10 ~ 0.11 μSv/h を保ち続けています。2012年7月以前には天候に左右されましたが、以降では雨や風などによる放射性物質の流入出が落ち着いて、安定したためと思われます。それでも、空間放射線量は平常値の2.5倍あります。
(47) 福島第一原子力発電所の水素爆発事故から2年になろうとしている2013年3月現在、多くの食品は放射能検査で基準値以下の安全性が保障されてきました。しかし、一部のシイタケやタケノコ、そして、一部の魚介類は、今なお、基準値を上回る放射能が検出されて出荷停止となっています。(茨城県においても)
(48) 大震災後では始めて、2013年5月6日(月)に磐越自動車道を利用しました。そのときの放射線量を車内で測定したものを下表に示します。まだ、高い所もありました。 |
茨 城 県 | 常陸大宮市の国道293号線 | 0.07 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
道の駅「美和」(常陸大宮市) | 0.07 μSv/h (車内で)、0.09 μSv/h (車外の1メートル高さ) | |
栃 木 県 | 那賀川町馬頭の国道293号線 | 0.06 μSv/h (車内で) |
那賀川町小砂の県道 | 0.03 ~ 0.05 μSv/h (車内で)、平常値に近い。 | |
大田原市黒羽の国道294号線、および、461号線 | 0.06 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
道の駅「与一の里」(大田原市) | 0.06 ~ 0.12 μSv/h (車内で)、0.07 ~ 0.16 μSv/h (車外の1メートル高さ) | |
那須塩原市の国道400号線、および、東北自動車道 | 0.09 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
那須町の東北自動車道 | 0.14 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | 白河市の東北自動車道 | 0.14 μSv/h (車内で) |
泉崎村、矢吹町、鏡石町、および、須賀川市の東北自動車道 | 0.09 μSv/h (車内で) | |
郡山市の東北自動車道 | 0.12 ~ 0.16 μSv/h (車内で) | |
郡山市の磐越自動車道(郡山ジャンクションから新潟方面へ) | 0.17 ~ 0.23 μSv/h (車内で) | |
郡山市熱海町の磐越自動車道 | 0.12 ~ 0.17 μSv/h (車内で) | |
猪苗代町の磐越自動車道、国道115号線、および、毘沙門沼(五色沼) | 0.07 μSv/h (車内で) | |
磐梯吾妻スカイライン(南半分)、および、浄土平 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
郡山市の磐越自動車道(郡山ジャンクションからいわき方面へ) | 0.14 ~ 0.42 μSv/h (車内で)、やや高く、移動とともに激しく変動する。 | |
三春町の磐越自動車道 | 0.17 ~ 0.23 μSv/h (車内で) | |
田村市船引町の磐越自動車道 | 0.15 ~ 0.20 μSv/h (車内で) | |
磐越自動車道の阿武隈高原サービスエリア | 0.09 μSv/h (車内で) | |
小野町の磐越自動車道 | 0.09 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
いわき市の磐越自動車道、および、常磐自動車道 | 0.10 ~ 0.15 μSv/h (車内で) | |
茨 城 県 | 北茨城市の常磐自動車道 | 0.10 ~ 0.11 μSv/h (車内で) |
高萩市の常磐自動車道 | 0.09 μSv/h (車内で) |
(49) 2013年5月23日(木)16 時頃、ひたちなか市表町のある駐車場で、福島第一原子力発電所の事故以来、ひたちなか市内で初めて空間放射線量が普通乗用車の中ですが 0.03 μSv/h という低い値(平常値)を示しました。しかし、同じ市内の自宅の寝室では、未だ 0.08 ~ 0.10 μSv/h を示しています。
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2013年5月25日(土)午前10時30分撮影 |
以上のことを受けて、私たちは6月2日(日)に当地の放射線量がどうなっているのかを確かめるために、当地に向かいました。しかし、浪江町内の国道6号線は通れますが、脇道の町道には通行証がないと入れず、さらに、双葉町との境界に検問所があり、双葉町には入れませんでした。それで、ここでUターンせざるを得ませんでした。ここまでの往路の道中、車内で観測した放射線量を次の表に示します。 なお、各所で土壌放射能の除染作業が行われています。次の文献に書かれているように、放射性セシウムは土壌の深さ 5 センチ程度以内に収まっているので、その程度の表土を取り除いて十分のようです。 (文献1)登尾浩助:土壌環境を計測するセンサ, 計測と制御(計測自動制御学会誌)pp.672-678 第4章, Vol.52, No.8 (2013). (文献2)溝口 勝:土壌汚染と放射線モニタリング, 計測と制御(計測自動制御学会誌)pp.730-735, Vol.52, No.8 (2013). |
茨 城 県 | ひたちなか市 | 0.08 ~ 0.10 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
那珂市 | 0.07 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
東海村の常磐自動車道 | 0.09 μSv/h (車内で) | |
日立市の常磐自動車道 | 0.09 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
高萩市の常磐自動車道 | 0.11 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
北茨城市の常磐自動車道 | 0.10 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | いわき市の常磐自動車道 | 0.11 ~ 0.13 μSv/h (車内で) |
いわき市の磐越自動車道(東部) | 0.11 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
いわき市の磐越自動車道(差塩PA、および、その前後) | 0.09 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
いわき市の磐越自動車道(西部) | 0.11 ~ 0.16 μSv/h (車内で) | |
小野町の磐越自動車道 | 0.10 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
田村市の磐越自動車道 | 0.07 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
三春町の磐越自動車道 | 0.09 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
郡山市の磐越自動車道 | 0.13 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
本宮市、および、大玉村の東北自動車道 | 0.15 ~ 0.20 μSv/h (車内で) | |
二本松市の東北自動車道 | 0.15 ~ 0.30 μSv/h (車内で) で地点ごとに値が異なる。 | |
福島市の東北自動車道 | 0.13 ~ 0.26 μSv/h (車内で) で地点ごとに値が異なる。 | |
福島市内の市街地 | 0.11 ~ 0.57 μSv/h (車内で) で地点ごとに変動が大きい。 | |
福島市の国道115号線 | 0.13 ~ 0.36 μSv/h (車内で) で地点ごとに異なる。 | |
伊達市霊山町の国道115号線 | 0.12 ~ 1.08 μSv/h (車内で) で地点ごとに変動が大きく非常に高い所もある。 | |
相馬市の国道115号線(山間部) | 0.16 ~ 0.46 μSv/h (車内で) で地点ごとに変動が大きい。 | |
相馬市の国道115号線(平坦部) | 0.12 ~ 0.16 μSv/h (車内で) | |
相馬市の国道6号線 | 0.12 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
南相馬市の国道6号線 | 0.11 ~ 0.22 μSv/h (車内で) | |
浪江町の国道6号線 | 0.22 ~ 0.24 μSv/h (車内で) |
(52) 2013年6月9日(日)22時から23時15分のフジテレビ「Mr.サンデー」というニュース番組で、「7日に、千葉県市川市の河口から400メートルの江戸川で捕れた天然ウナギから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を上回る140ベクレルの放射性セシウムが検出され、流域内の天然ウナギが出荷自粛となった。ただ、天然ウナギは流通したとしても一部の高級料亭にしか出荷されていないため、一般への影響はないという。原因は、関東の山岳地帯の放射性セシウムを含む雪解け水が流れ込んだことなどとしている。なお、東京湾のすべての魚介類は引き続き問題ないという。」と報じられました。
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2013年11月4日(月)午後 |
(57) 2014年5月19日(月)22時のテレビ朝日の「報道ステーション」で、福島県内の児童の甲状腺がん確定数が50人に上ることが分かったそうです。これは6000人に1人の割合であり、一般の罹患率100万人に1人の割合を大幅に上回っています。福島第一原発事故の放射線の影響かどうかは未だ分からないそうですが。
2015年5月13日(水)昼過ぎと5月20日(水)午後、福島県白河市白坂の国道294号線を通ったときに、3箇所で国道の路肩を除染していたため、片側通行規制がされていました。原発事故から4年経った今でも、まだ放射能除染が施行中なのですよ。大変なことなのだ。放射能の影響は5年経過した頃から数10年後経ても、甲状腺ガンや白血病などのガン発症が現れますので、これからの人体に深刻な事態が懸念されるのです。 (64) 2015年7月31日に自宅の放射線量が再び毎時 0.05 マイクロシーベルトに下がりました
上記(62)のとき以降、ひたちなか市馬渡の自宅の放射線量が毎時 0.06 マイクロシーベルトから 0.07 マイクロシーベルトを維持していましたが、2015年7月31日午前10時過ぎに3か月ぶりに 0.05 マイクロシーベルトを示し、1分間続きました。その後 0.06 マイクロシーベルトに戻りました。
(68) 2016年6月4日(土)に鬼婆伝説のある福島県二本松市安達ヶ原に行きました。車で国道118号線、293号線、294号線、4号線、そして、帰途に349号線、およひ、福島県道を走行しました。このときに車内で測定した放射線量を下表に示します。上項(48)と(51)と比較して、かなり放射線量が低減していることが分かります。しかし、福島県中通地方では未だやや高い所があります。 |
茨 城 県 | ひたちなか市馬渡 | 0.09 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
ひたちなか市東大島 | 0.04 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市市街地の国道293号線 | 0.04 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市緒川の国道293号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
常陸大宮市美和の国道293号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
栃 木 県 | 那賀川町小川の国道294号線 | 0.04 μSv/h (車内で) |
大田原市伊王野の国道294号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | 白河市の国道4号線 | 0.06 ~ 0.08 μSv/h (車内で) |
泉崎村、矢吹町、鏡石町の国道4号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
須賀川市の国道4号線 | 0.04 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
郡山市の国道4号線 | 0.08 ~0.15 μSv/h (車内で) | |
本宮市の国道4号線 | 0.10 μSv/h (車内で) | |
二本松市金色久保の国道4号線 | 0.14 ~0.17 μSv/h (車内で) | |
二本松市安達ヶ原の県道 | 0.11 ~0.14 μSv/h (車内で) | |
田村市の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
小野町の国道349号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
いわき市遠野町入遠野の県道 | 0.05 μSv/h (車内で) |
399号線の川内村に向かう途中のいわき市北端の屹兎屋山から降りてきた国道脇や、田村市都路町、双葉郡葛尾村の水田が、放射能除染によって生じた大量の放射性廃棄物の仮置き場となって、延々と続いていました。今でもあちこちで放射能除染作業が続いており、大量の汚染物質の袋詰めを積んだ大型トラックに何台も出会いました。最も放射能汚染の酷かった飯舘村に行こうと思えば行けたのですが、「この先、帰還困難区域につき通行制限中。迂回してください」という看板の指示に従って、飯舘村には入りませんでした。翌々日も同じコースで訪問し、撮り損なった写真を撮り直しました。 |
茨 城 県 | ひたちなか市の国道245号線 | 0.07 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
那珂郡東海村の245号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
日立市の国道245号線および国道6号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
高萩市の国道6号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
北茨城市の国道6号線 | 0.03 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | いわき市南部の国道6号線 | 0.04 μSv/h (車内で) |
いわき市北部の国道6号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
いわき市北端の茱萸平の国道399号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
いわき市北端の屹兎屋山付近の国道399号線 | 0.15 ~ 0.22 μSv/h (車内で) | |
双葉郡川内村南部郊外の国道399号線 | 0.11 ~ 0.15 μSv/h (車内で) | |
双葉郡 川内村 市街地および北部の国道399号線 | 0.07 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
田村市都路町の国道399号線 | 0.08 ~ 0.11 μSv/h (車内で) | |
双葉郡葛尾村の国道399号線 | 0.12 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
田村市の東北部を走る県道 | 0.09 ~ 0.14 μSv/h (車内で) | |
田村市船引町の国道349号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
田村郡小野町の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
田村郡平田村の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
石川郡古殿町の国道349号線 | 0.05 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
東白川郡鮫川村の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
東白川郡塙町那倉の国道349号線 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
東白川郡矢祭町の国道349号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
茨 城 県 | 常陸太田市里美町 | 0.05 μSv/h (車内で) |
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(70) 2016年8月13日(土)10時に車で茨城県ひたちなか市を出発し、国道245号線、国道6号線を北上して、メルトダウン事故を起こした福島第一原子力発電所のある大熊町と双葉町の7キロ南の地点の福島県双葉郡富岡町まで行って来ました。アメリカ製の小型放射線線量計を携えて、道中の車内で空間放射線量を測定し続けました。その結果は次のようです。途中の茨城県北茨城市の国道6号線の車内で、私がこの5年間で測定した最も低い放射線量 0.02 μSv/h を観測した一方、福島県大熊町直前の6号線で今回の最高放射線量 1.09 μSv/h という平常時の40から50倍の放射線量を観測しました。大熊町や双葉町や浪江町は車外から出ない条件で、車で通過することが可能ですが、未だ非常に高い放射線量に恐れをなして、私たちは大熊町に入らずに、折り返して帰途につきました。それらの地帯は帰還困難地域となっており、富岡町でも、ほとんどの家屋に住民が帰還しておらず、屋根瓦の修理もなされず、庭も田んぼも雑草に覆われていました。また、あちこちの田んぼには、前項(69)と同様に、大量の放射性廃棄物の袋詰めが、一時仮置き場として、巨大なシートカバーの下に積まれていました。
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茨 城 県 | ひたちなか市中央の昭和通り | 0.05 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
ひたちなか市馬渡 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
那珂郡東海村の245号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
日立市の国道245号線および国道6号線 | 0.03 ~ 0.05 μSv/h (車内で) | |
高萩市の国道6号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
北茨城市の国道6号線 | 0.02 ~ 0.03 μSv/h 十分に低い(車内で) | |
福 島 県 | いわき市の国道6号線 | 0.03 ~ 0.04 μSv/h (車内で) |
双葉郡広野町の国道6号線 | 0.08 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
双葉郡楢葉町の国道6号線 | 0.12 ~ 0.34 μSv/h で移動ごとに変動する。(車内で) | |
双葉郡富岡町の国道6号線 | 0.18 ~ 1.09 μSv/h で激しく変動する。高い。(車内で) |
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(71) 2016年7月25日号の市報ひたちなかで、市民全員への「安定ヨウ素剤の事前配布」の予告が下の画像に示すように報じられました。この決定は全国初のことです。そして予告通り、2016年8月18日(木)に、ひたちなか市から「安定ヨウ素剤の事前配布」の案内が届きました。上項 (57) および (67) に書きましたように、福島県内で18歳未満の甲状腺がん検診の結果、通常の確率統計よりはるかに高率で異常が見つかっています。ひたちなか市の北隣の東海村に東海第二原子力発電所があり、2011年の大震災ときには被害がない状態で稼働は停止しています。が、もし再稼働した後、万が一、福島第一原子力発電所のようなメルトダウン事故が起きた場合を想定して、今回の「安定ヨウ素剤の事前配布」となったもののようです。下の画像にその封筒と書状を示します。
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(72) 2016年8月18日のテレビニュースで、福島第一原子力発電所のメルトダウンした炉内に流れ込む地下水を遮断するために、昨年から発電所の周囲の地下を氷の壁で取り囲むという大規模の工事が完了したものの、99パーセントしか凍らないと報じられました。そして、残りの凍らない1パーセントに地下水が集中するなどで、流れを止めることが出来ないとの解説があって、専門家のなかには、この計画は破綻していると見られているそうだ。
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(73) 茨城県ひたちなか市の民間団体「さよなら原発ひたちなか市実行委員会」が2016年7月11日に発行した「ニュース さよなら原発 第45号」に、ひたちなか市内でも福島第一原発のメルトダウン事故による放射線濃度が高い地域である「ひたちなか市南神敷台」で、ケヤキの街路樹7本における地上50センチでの放射線量の測定結果が載っていました。
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街路樹(ケヤキ)番号 | 「さよなら原発 第45号」の 地上50センチでの測定結果 | 私の地上50センチでの 測定結果 | 私の地上1メートルでの 測定結果 |
西 48 | 1.10 μSv/h | 0.75 μSv/h | 0.48 μSv/h |
西 49 | 0.77 μSv/h | 0.56 μSv/h | 0.31 μSv/h |
西 50 | 0.27 μSv/h | 0.15 μSv/h | 0.15 μSv/h |
西 51 | 0.60 μSv/h | 0.55 μSv/h | 0.22 μSv/h |
西 52 | 0.54 μSv/h | 0.43 μSv/h | 0.20 μSv/h |
西 53 | 0.38 μSv/h | 0.30 μSv/h | 0.23 μSv/h |
西 54 | 0.64 μSv/h | 0.60 μSv/h | 0.22 μSv/h |
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翌年2017年11月11日に発行の「ニュース さよなら原発 第58号」に、「ひたちなか市南神敷台」における1年後の放射線量測定結果が次のように載っていました。去年よりは少し下がっています。 |
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(74) 2016年11月22日早朝の5時59分、福島県沖にマグニチュード 7.4 のやや強い地震が発生しました。陸上での最大震度は 5 弱で大きな被害はありませんでしたが、各地に津波があり、最大で、宮城県仙台港で 1.4 メートルの津波がありました。メルトダウンのあった福島第一原子力発電所でもこの地震の影響は特にありませんでした。
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(76) 2016年12月12日(月)8時に車で茨城県ひたちなか市を出発し、三重県志摩市の現在の実家に向けて高速道路で移動しました。このときに車内で計った放射線量は次の通りで、全体的に正常の範囲内でした。 |
茨 城 県 | ひたちなか市 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
常磐自動車道・美野里PA付近(小美玉市) | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・谷田部PA付近(つくば市) | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・守谷SA付近(つくばみらい市) | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
埼 玉 県 | 常磐自動車道・三郷JCT付近(三郷市) | 0.06 μSv/h (車内で) |
首都高速道路・八潮IC付近(八潮市) | 0.05 μSv/h (車内で) | |
東 京 都 | 首都高速道路 千代田区内 | 0.06 μSv/h (車内で) |
首都高速道路 世田谷区内 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
神 奈 川 県 | 東名高速道路・港北PA付近(横浜市) | 0.05 μSv/h (車内で) |
静 岡 県 | 新東名高速道路 沼津市 | 0.05 μSv/h (車内で) |
新東名高速道路・静岡SA付近 | 0.06 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
新東名高速道路・浜松SA付近 | 0.05 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
愛 知 県 | 伊勢湾岸自動車道 名古屋市付近 | 0.05 μSv/h (車内で) |
三 重 県 | 東名阪自動車道・御在所SA付近(四日市市) | 0.05 μSv/h (車内で) |
伊勢自動車道・伊勢IC付近(伊勢市) | 0.05 μSv/h (車内で) | |
国道167号線 志摩市阿児町 | 0.04 ~ 0.05 μSv/h (車内で) |
(77) 2016年12月24日(月)8時に車で茨城県ひたちなか市を出発し、国道349号線を福島県東白川郡鮫川村まで北上し、帰りは、118号線を南下しました。その時の放射線量を下に示します。福島県南部のこれらの国道沿いは、上記 (41) 項の一部にも書きましたように、福島県南部での国道349号線と118号線沿いは、意外に放射線量は低く、正常範囲内であった。 |
茨 城 県 | ひたちなか市 | 0.07 ~ 0.10 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
常陸太田市里美地区 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | 東白川郡矢祭町洪沢 | 0.05 μSv/h (車内で) |
東白川郡鮫川村 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
石川郡石川町 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
石川郡浅川町 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
東白川郡棚倉町 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
東白川郡塙町 | 0.07 μSv/h (車内で) |
(78) 2016年12月29日(木)7時半に車で茨城県ひたちなか市を出発し、山梨県富士川町の妻の親戚に向けて高速道路で移動しました。このときに車内で計った放射線量は次の通りす。山梨県内の笹子トンネル以西は2011年の東京電力福島第一原子力発電所のメルトダウン大事故の影響をほとんど受けていないことが分かります。それ以東はは多少の影響を受けていることが分かります。 |
茨 城 県 | ひたちなか市 | 0.06 ~ 0.09 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
東水戸道路自動車道・水戸南IC付近(水戸市) | 0.06 μSv/h (車内で) | |
東水戸道路自動車道・茨城東IC付近(茨城町) | 0.06 μSv/h (車内で) | |
東水戸道路自動車道・茨城西IC付近(茨城町) | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・友部JCT付近(笠間市) | 0.09 ~ 0.10 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・美野里PA付近(小美玉市) | 0.08 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・石岡バス停付近(石岡市) | 0.10 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・千代田石岡IC付近(かすみがうら市) | 0.08 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・土浦北IC付近(土浦市) | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・谷田部PA付近(つくば市) | 0.08 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道・守谷SA付近(つくばみらい市) | 0.07 μSv/h (車内で) | |
千 葉 県 | 常磐自動車道・柏IC付近(柏市) | 0.10 μSv/h (車内で) |
埼 玉 県 | 常磐自動車道・三郷JCT付近(三郷市) | 0.07 μSv/h (車内で) |
東 京 都 | 首都高速道路・加平IC付近(足立区) | 0.06 μSv/h (車内で) |
首都高速道路・堀切JCT付近(葛飾区) | 0.05 μSv/h (車内で) | |
首都高速道路 千代田区内 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
中央自動車道・国立府中IC付近(国立市) | 0.06 μSv/h (車内で) | |
山 梨 県 | 中央自動車道・談合坂SA付近(大月市) | 0.04 ~ 0.07 μSv/h (車内で) |
中央自動車道・双葉SA付近(甲斐市) | 0.03 ~ 0.05 μSv/h (車内で) | |
中部横断自動車道・増穂IC付近 | 0.04 ~ 0.05 μSv/h (車内で) | |
富士川町下高下 | 0.03 μSv/h (車内で) |
(79) 2017年3月31日に福島県相馬郡飯館村が、一部の帰還困難区域を除いて避難指示が解除されました。それで、私たちは、2017年4月10日(月)10時に車で茨城県ひたちなか市を出発し、常磐自動車道、国道399号線を乗り継いで、上記の(69)項と同じように、飯館村に向かいました。ところが、上記の(69)項と全く状況が変わらず、双葉郡葛尾村の北端に設置してある放射線量観測ポストから399号線を北上できず、飯舘村に入れませんでした。後でわかったのですが、399号線では未だ帰還困難区域のままであったためで、もっと西にある349号線経由で行けば、帰還困難区域を通らずに飯舘村に入ることが分かりました。取り敢えず、今回の放射線量の観測結果を以下の表に示します。 |
茨 城 県 | ひたちなか市馬渡 | 0.07 μSv/h (マイクロシーベルト/毎時) (車内で) |
那珂市菅谷の349号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道 日立・常陸太田IC | 0.05 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道 日立中央IC | 0.07 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道 日立北IC | 0.06 μSv/h (車内で) | |
常磐自動車道 中郷SA(高萩市) | 0.04 μSv/h (車内で) | |
福 島 県 | いわき市内 | 0.04 ~ 0.05 μSv/h (車内で) |
いわき市北部から双葉郡川内村に至る山越えの国道399号線 | 0.09 ~ 0.20 μSv/h (車内で) | |
川内村周辺部の国道399号線 | 0.07 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
川内村中心部 | 0.05 ~ 0.07 μSv/h (車内で) | |
田村市都路町の国道399号線 | 0.08 μSv/h (車内で) | |
双葉郡葛尾村の国道399号線 | 0.10 ~ 0.18 μSv/h (車内で) | |
双葉郡葛尾村北平の放射線量観測ポスト付近 | 0.12 ~ 0.16 μSv/h (車内で) 0.16 ~ 0.30(地上1.2m) | |
葛尾村北平の放射線量観測ポストの線量表示 | 0.356 μSv/h | |
双葉郡葛尾村北平から西へ風越峠まで | 0.14 ~ 0.23 μSv/h (車内で) | |
双葉郡葛尾村の境界の風越峠以西 | 0.10 μSv/h 以下 (車内で) |
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双葉郡葛尾村と浪江町の境界の国道399号線にて 2017年4月10日(月)14時過ぎ |
(80) 2017年4月14日(金)に、茨城県から349号線をひたすら北上して、強い放射能汚染の一つであった福島県伊達郡川俣町の山木屋地区に車でやって来ました。ここも2017年3月31日に解除されたばかりです。東隣の双葉郡浪江町には通行証がなければ入れない状態でした。この浪江町には、放射能汚染の激しい地区の一つとして知られた津島地区が続いています。
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福 島 県 | 東白川郡矢祭町の国道349号線 | 0.04 μSv/h (車内で) |
東白川郡塙町那倉の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
東白川郡鮫川村の国道349号線 | 0.03 ~ 0.06 μSv/h (車内で) | |
田村郡古殿町の国道349号線 | 0.04 μSv/h (車内で) | |
田村郡平田村の国道349号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
田村郡小野町の国道349号線 | 0.05 μSv/h (車内で) | |
田村市の国道349号線 | 0.04 ~ 0.05 μSv/h (車内で) | |
二本松市東和地区の国道349号線 | 0.07 ~ 0.08 μSv/h (車内で) | |
二本松市東和地区から伊達郡川俣町山木屋地区に向かう山越えの県道 | 0.09 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
伊達郡川俣町山木屋地区の国道114号線 | 0.13 ~ 0.56 μSv/h (車内で) | |
山木屋地区高林の放射線量観測ポスト付近 | 0.13 μSv/h (車内で) 0.15 μSv/h (地上1.2m) | |
山木屋地区高林の放射線量観測ポストの線量表示 | 0.218 μSv/h | |
山木屋地区水境(双葉郡浪江町との境界)にある放射線量観測ポスト付近 | 0.52 μSv/h (車内で) 0.85 μSv/h (地上1.2m) 高い | |
山木屋地区水境(浪江町との境界)にある放射線量観測ポストの線量表示 | 0.838 μSv/h 高い |
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(81) 2017年4月16日(日)に、福島県相馬郡飯館村に行って、放射線量を観測してきました。ここは3月31日に、一部の帰還困難区域を除いて避難指示が解除されたばかりです。帰りは、福島県南相馬市から常磐自動車道を南下し、当の大事故のあった福島第一原子力発電所のある自治体をも通過して、茨城県に戻って来ました。その時に車内等で記録した放射線量の観測結果を次に示します。 |
福 島 県 | 磐越自動車道 船引三春IC(インターチェンジ) | 0.05 μSv/h (車内で) |
二本松市(旧)東和町地域の国道349号線 | 0.06 μSv/h (車内で) | |
伊達郡川俣町の国道349号線および県道12号線 | 0.07 μSv/h (車内で) | |
相馬郡飯館村西部の県道12号線および国道399号線 | 0.08 ~ 0.12 μSv/h (車内で) | |
飯館村中央部および西部の県道12号線 | 0.15 ~ 0.45 μSv/h (車内で) | |
飯舘村関根谷地向にある森の駅「まごころ」にて | 0.30 ~ 0.68 μSv/h (車内で) 0.30 ~ 0.45 μSv/h (地上1.2m) | |
森の駅「まごころ」に設置された放射線量観測ポストの線量表示 | 0.422 μSv/h | |
南相馬市の西部山間部の県道12号線 | 0.15 ~ 0.45 μSv/h (車内で) | |
南相馬市の山側平坦部の県道12号線 | 0.14 ~ 0.24 μSv/h (車内で) | |
南相馬市の海側平坦部の県道12号線 | 0.09 ~ 0.13 μSv/h (車内で) | |
南相馬市の常磐自動車道 | 0.09 ~ 0.48 μSv/h (車内で) | |
浪江町の常磐自動車道 | 0.25 ~ 0.69 μSv/h (車内で) | |
双葉町の常磐自動車道 | 0.16 ~ 0.70 μSv/h | |
双葉町の常磐自動車道に設置の放射線量観測ポストの線量表示 | 3.70 μSv/h 極めて高い | |
大熊町の常磐自動車道 | 0.25 ~ 0.69 μSv/h | |
大熊町の常磐自動車道に設置の放射線量観測ポストの線量表示 | 1.40 μSv/h 高い | |
富岡町の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.69 μSv/h | |
富岡町の常磐自動車道に設置の放射線量観測ポストの線量表示 | 1.30 μSv/h 高い | |
楢葉町の常磐自動車道 | 0.12 ~ 0.56 μSv/h | |
楢葉町の常磐自動車道に設置の放射線量観測ポストの線量表示 | 0.40 μSv/h | |
広野町の常磐自動車道 | 0.11 μSv/h | |
いわき市北部の常磐自動車道 | 0.09 ~ 0.10 μSv/h | |
いわき市南部の常磐自動車道 | 0.05 ~ 0.06 μSv/h |
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2017年4月16日(日) |
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(82) 2017年4月20日(木)に、常磐線の普通電車で東京に行って来ました。そのついでに、電車内で各駅ごとに放射線量を観測しました。2011年3月の時の福島第一原子力発電所の大事故の時に放出されて降ってきた放射線量の各場所ごとの差異が、その放射能がかなり弱まったとはいえ、今回の各駅の観測結果の微妙な放射線量の差として現れているようです。これらの放射線量の観測結果を次に示します。当然のこととは言え、全て、安全な線量を示しています。 |
茨 城 県 | ひたちなか市内 | 0.05 ~ 0.08 μSv/h (路線バス内で) |
常磐線勝田駅ホーム上 | 0.09 ~ 0.12 μSv/h (1.2メートル高にて) | |
常磐線水戸駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線赤塚駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
常磐線内原駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
常磐線友部駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
常磐線岩間駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線羽鳥駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線石岡駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
常磐線高浜駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線神立駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線土浦駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
常磐線荒川沖駅 | 0.06 μSv/h (電車内で) | |
常磐線ひたち野牛久駅 | 0.06 μSv/h (電車内で) | |
常磐線牛久駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線佐貫駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線藤代駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線取手駅 | 0.06 μSv/h (電車内で) | |
千 葉 県 | 常磐線天王台駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) |
常磐線我孫子駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線柏駅 | 0.05 μSv/h (電車内で) | |
常磐線松戸駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
東 京 都 | 常磐線北千住駅 | 0.03 μSv/h (電車内で) |
常磐線南千住駅 | 0.04 μSv/h (電車内で) | |
東北・常磐・高崎線日暮里駅 | 0.03 μSv/h (電車内で) | |
東北・常磐・高崎線上野駅 | 0.03 μSv/h (電車内で) | |
東京都中央区銀座通り | 0.04 μSv/h (地上1.2メートルの高さ) | |
東京都中央区の某デパート地下 | 0.05 μSv/h (床上1.2メートルの高さ) | |
東京駅八重洲口コンコース | 0.05 μSv/h (床上1.2メートルの高さ) |
(83) 上記(2)項、および、(7)項に、原子力事故のときに、強い放射能の影響と思われる皮膚への異常感覚があったことを書きました。要約すると、次のようです。
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(90) 前項(89)に書きましたように、茨城県ひたちなか市では2018年春にタケノコが放射能汚染による禁止食物から解除されました。もっと前に解除されていた、と思っていた筆者は、2週間前に牛乳屋さんに頂いていた湯がいたタケノコにやや不安を感じて、ひたちなか市役所農政課にそのタケノコを持って行って、放射能検査をお願いしました。明日に検査結果が分かると言います。この検査のためには、500グラム以上の食品が必要とのことで、頂いたタケノコの8割を検体用として提出しました。残りの2割は私たちの食料用に充てる積りです。
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