1959年10月26日（月）午後、北海道立札幌南高校の修学旅行で大阪城を見学しました。 大阪城公園から西北方向の大阪市内を約1メートルの間隔を置いて、立体写真用に2枚撮ったのが次の画像です。 左の画像を左目で、右の画像を右目で見て、両者が重なるようにすると、奥行きが感じられて立体的に見えます。

    しかし、上記のやり方では、大きな写真は無理で、かつ、目が疲れるので、次のようにして1枚の画像に出来ないかを試ためしてみました。
    左右の写真を細かな短冊たんざく形に切って、交互こうごにつなぎ合わせて1枚の画像に合成してみました。 それが下の2枚の画像です。上記の左右の写真は、互いに歪ゆがんで写っていますので、周辺が合っていないのは止むを得ません。 下左の画像は中心の木に合わせた場合で、下右のは、上右の写真の角度を垂直方向に1度上げて、歪ゆがみを修正した後に、 中心の木に合わせたものです。
    各部の歪ゆがみを修正しながら合成したのが最後尾の画像です。
    三者とも、いくらか奥行きが感じられて、立体的に見えるような気がします。

    次に、暁子さんのノルウェーの旅行で、立体写真用に取った訳ではないですが、偶然、同じ景色の近接写真がありました。 それを図3に示します。

    これを図2の「合成その3」と同じ方法で合成してみました。それを図4に示します。労多く功少なし、ですかね。少しは立体感が感じられますね。

    さらに、暁子さんのフランスの旅行から、立体写真用に取った訳ではないですが、偶然、同じ景色の近接写真がありました。 それを図5に示します。

    これを図2の「合成その3」と同じ方法で合成してみました。それを図6に示します。

    さらに、暁子さんのフランスの旅行から、立体写真用に取った訳ではないですが、偶然、同じ景色の近接写真がありました。 それを図7に示します。

    これを図2の「合成その3」と同じ方法で合成してみました。それを図8に示します。

    最後にもう1つ、暁子さんのフランスの旅行から、立体写真用に取ったのではないですが、偶然、同じ景色の近接写真があります。 それを図9に示します。

    これを図2の「合成その3」と同じ方法で合成してみました。周辺に合成されない部分がありますが、図10に示します。

    偶然ですが、このページを公開してから約1ヵ月後の2009年7月22日に、富士フィルムが 立体写真デジカメを発表しました。