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ご指導・ご鞭撻べんたついただいている 近藤いさお殿

(山本信雄)


       近藤いさお殿は山口県徳山市のご出身で、茨城大学工学部電気工学科をご卒業の後、㈱日立製作所に入社されました。 その後、広島大学大学院修士課程を修了され、1966年に東北大学大学院工学研究科電子工学専攻の八田研究室に入室され、 「気体放電の移動じま」の研究に従事されました。
    このとき私は修士課程1年に在籍していたことから近藤験殿にはいつもご指導とご鞭撻べんたつたまわったわけです。
    近藤いさお殿のお名前が幕末の新撰組組長の 近藤いさみと似ていましたので、 研究室の方々ともいつもその話題で盛り上がるなど、室内で人気がありました。 実際、近藤殿のご先祖は江戸城の警備、そして、幕末には箱館奉行所ぶぎょうしょに出仕する幕臣であったそうです。 (下記の2006年12月16日および18日付けの文面を参照)
    近藤殿は比較的珍しいスポーツである「水球」の選手でもあったそうで、スピードスケート競技においても仙台市内のリンクで練習なさっていました。
    次の写真は、八田研究室時代の近藤殿です。

(クリックすると拡大でご覧なれます)

1966年春 八田研究室の奥松島・
野蒜(びる)海岸と大高森ハイキングにて

右から、近藤験殿、手島建夫 氏(東北大学
抗酸菌研究所名誉教授)、山本(私、当時
MC1年)、西田靖氏(宇都宮大学名誉教授、
前・同大学副学長)。
同左(大高森にて)
左が近藤験殿、右が山本(私、MC1年)。
手前左が斉藤進氏(当時DC3年、後に、
日立中央研究所、および、日立工機㈱)、
右が元技官の山崎 氏


1966年秋 八田研究室の芋煮会いもにかい
作並さくなみ温泉にて
近藤験殿は右から2人目




   
(クリックすると拡大します)
近藤殿からの葉書
1999年11月26日消印

    その数年後それぞれの道を歩み、数年間お互いの消息がはありませんでしたが、1980年前頃に近藤殿からお便りが届いたのが切っ掛けで、 現在に至るまでしげくお便りのやり取りをするにいたっています。

    近藤殿は主に葉書に短い文面にして当を得た鋭い切り込みの世論を論じてくださいます。 何よりも感心することは、近藤殿の全ての葉書や書簡に文章の乱れが全くないこと、達筆で誤字、脱字も全くないことで、これらは常人では出来ないことです。、 また、文面が大変面白いので、比較的最近いただきました葉書はがき書簡しょかんから、 その一部を以下に紹介させて戴きます。
   

   
1999年9月4日(消印)
拝啓はいけい
    雪と曇天の松江にも春がやってきました。
    東京都の教育委員会が、小、中、高校の先生達の業績評価をやろうとしています。 証券会社が利益を上げることと、教育とを同じテーブルの上で論ずる様なものでしょう。 頭のいい阿呆あほうのやることは、いつもこんな事です。 日本の再生が教育にあるという自覚が全くありません。学校の先生をめ付けて得策があるのでしょうか。 教育委員会も日教組も、すっかりおおらかさを無くしてしまいました。
      敬白

1999年9月19日(消印)
前略
    坐禅ざぜん15年、物事が良く見える様になりました。予期せぬことで、不思議なことです。 坐禅は、脳味噌のうみそをひっくり返す働きがあるのではないかと思います。 1日たった40分間すわるだけなのに、どうしてなのかはわかりません。 坐り始めて10年間の自分自身の変化の様子と、それ以降とは全く違っています。これも不思議なことです。
      草々

1999年10月29日(消印)
拝啓
    このごろ、水戸周辺はやたらと大雨が降りますね。 さて、○○大学の○○さんから論文が送られてきました。 スカラーシップで来日した、2人のルーマニア人との共同研究です。 井戸端いどばた会議をしたと思われますが、 従来の考え方を踏襲とうしゅうしているので、新しい結果は何もありません。 袋小路ふくろこうじに入ってニッチもサッチもいかなくなったら、 脳みそをひっくり返す以外に良い研究成果を出す方法はないと思います。
      敬白

1999年11月26日(消印)
拝啓
    すっかり寒くなってきましたね。
    さて、昨日(25日)の読売新聞に感激した記事がありました。 1949年に、湯川秀樹博士がノーベル物理学賞を受賞しましたが、第二次世界大戦中の1943年と1944年に、 当時敵国であったフランスのルイ・ド・ブロイが物理学賞の推薦をしています。 フランス人のエスプリと文化水準の高さを痛感します。フランス人は誇り高い国民性を持っているのでしょう。
      敬白

2000年10月23日
拝啓
    涼しくなりましたね。
    出雲大社の御心柱を見てきました。平安時代と400年前の江戸時代のものが同じ場所にあり、ここに4、50メートルの本殿が建っていたとのことです。 こんな大木をどこから切り出したのでしょう。日曜日のせいか、9組の結婚式があり、和服姿のカップルがさかんに写真を撮っていました。 ここで式を挙げたのですが、若い神主がアクビをしながら太鼓をたたいていたことを思い出します。
      敬白

2001年4月9日
拝啓
    水戸へ戻る準備をしているところです。
    さて、ノーベル化学賞を受賞した白川秀樹氏が、先日、中高生を対象にして科学の魅力みりょくを話し、 その中で、「ノーベル賞を取るコツを教えてください」との無粋ぶすいな質問に、次の様に答えたそうです。 「人がしていない研究を、義務感じゃなく、本当に好きになってすること」。白川さんは流石さすがです。 研究の本質と楽しさを体得されています。
      敬白

2001年4月15日
前略
    山上憶良やまのうえのおくらの歌に、
男子おのこやも むなしかるべき 万代よろずよに 語りつぐべき 名は立てずして」
というのがあり、長い間、男の名誉心と虚栄心がもろに出た品性の低い歌だとばかり思っていました。 つい先日、ハッと思い当ったのです。この歌は、次の様に理解しなければいけません。 男子たるもの、後世に名を残す様な創造的な生き方や、事業(仕事)をしてこそ、価値があると。 彼の意思はここにあったのだと確信します。
      草々

    [ここに、山本から近藤殿へのお便りを紹介させていただきます。]

(山本から近藤殿へ)
2001年7月
拝啓
    本当に暑うございます。いつも心温まるお便りを有難うございます。 毎日、当地は33度~36度の快晴続きで、梅雨が1ヶ月前に1週間あったかなあ、と思う程度の空梅雨からつゆのまま、 梅雨明つゆあけが宣言されました。
小泉首相は、郵便局にウラミツラミがあるみたいですね。 郵便事業がもうかっているのなら国の財政をうるおすというのに、 なぜ民営化して国から切りはなすのか、とぼしい僕の知識ではわかりません。 また、なぜ、靖国やすくに参拝さんぱいなのか。 近隣諸国をさかなでしてまで。
      :敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2001年8月26日
前略
残暑お見舞い申し上げます
    明春から理科教育の内容が激減します。これは、3年前に三浦朱門を長とする教育課程審議会のプランが遠因とのことです。 三浦も時の文部大臣・町村信孝も、理科教育の大切さに無知で、ゆとり教育を曲解しています。 理科が面白くないのは、教師の無能さであって、理科の価値が低いこととは別問題です。 今や高校での物理の履修率は20%とのことです。技術立国の根底をゆるがす重大問題です。

    [再度、山本から近藤殿へのお便りを紹介させていただきます。]

(山本から近藤殿へ)
2001年9月13日
拝啓
    それ程ひどくない台風が近くを通ったあと、一寸暑さが戻りました。まだ、セミが鳴いています。 昨年は何と11月3日にツクツクボウシが鳴いていたのでびっくりしたのを覚えています。 十数年前にも10月10日の体育の日にある山でツクツクボウシの大合唱に出会ったことがあります。しかし、その翌日から急に秋らしくなりました。 今年はいつまで鳴いているでしょうか。20年前までは、9月に入ってすぐにセミの声はパタリとしなくなったものですが。 地球温暖化の1つの現われかもしれません。
    では、又、よろしくお願いいたします。
      :敬具


(山本から近藤殿へ)
2001年9月
拝啓
    まだ汗ばむ日々が続いていますが、貴殿におかれましては、益々御健勝の御事とうけたまわり、 およろこび申し上げます。
    世界貿易センタービルなどの同時多発テロは晴天の霹靂へきれきで、 人命の痛ましさは筆舌ひつぜつくしがたいものがあります。 アメリカ市民が思うように、真珠湾攻撃の再現を感じさせ、今回、ホワイトハウスが標的から残ったことが、 59年前のアメリカ主力戦艦が残ったのに例えられ、日本への風当たりも、多少、感じられます。 昨日のパウエル国務長官が特に協力を要請した主要国として、 イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア、中国、イスラエルが挙げられましたが、日本の名は出ませんでした。 勿論もちろん、ブッシュ大統領から直接、小泉首相に電話もないということです。 中国の江沢民こうたくみん主席やロシアのプーチン首相には、ブッシュ大統領から協力要請等の電話があります。 これは、よく考えてみれば、当然でしょう。それは、上記のように、真珠湾攻撃というだまし討ちに似ていることや、 今夏の小泉首相の靖国やすくに参拝さんぱいのことがあって、 靖国については、神国日本の宗教的イメージが、ちょうど、今回のそれと符号ふごうするするからでしょう。 これからの国際社会における日本の立場が如実にょじつに現れています。 我国は心してひかえめに行くしかないでしょう。
    では、貴殿の御健康を心よりお祈り申し上げます。
      :敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2001年9月19日
拝啓
    夏の日が帰ってきました。暑くてかないません。
    広島の紙屋町アーケード街の古本屋「アカデミー書店」に電話を入れてみたところ、「もうつぶれそうです」とのご主人の声でした。 広島一の古本屋「三国書店」は、30年前に閉店とのこと。 古本屋に足が向かなくなったし、書棚をながめる楽しみを知らない人ばかりになったということです。 づいぶんと本を売ったり、買ったりしたものですが・・・。
      敬白

2001年11月23日
前略
    昭和30年代(1955年過ぎ)にテレビが家庭に入って来てから、映画がすっかりいけなくなりました。 とうちゃん、かあちゃんから、餓鬼がきまで、テレビの前で坐っているのを見て、 大宅壮一は、「一億総白痴化はくちか」と酷評こくひょうしました。 あれから40年、日本人が利口りこうになったとはとても思えません。 ゲーリー・クーパー、ジョン・ウェイン、タイロン・パワー---は、ほこりと勇気と正義とは何かを教えてくれましたし、 ヴィヴィアン・リー、リンダ・ダーネル、ダニー・ロバン---は、胸をわくわくさせてくれたものです。 今のテレビには、そんなものは何もありません。
      草々

2001年12月14日
前略
    13日の読売新聞に、「大学・第2部 問われる学力」と題して、京大生を引き合いに出して問題点を指摘しています。 いわく、「近年、授業に身体だけ運んで講義を受ける、 いわゆる、お勉強にけるだけの学生が増えている---」、 何が問題なのかは明々白々なのに、新聞記者が馬鹿なのか、具体的な解決策を提示していません。 教育問題をビールのつまみにしています。
      草々

2002年元旦
あけましておめでとうございます
    お元気にて新春をおむかえのことと存じます。松江は、雪と雨と寒さの毎日です。 日本物理学会でのプラズマ物理、放電分野の元気の無さはひど過ぎます。 どうも、ネタが無いのではなく、根本的に、考え方が間違っているのではないかと思います。

2002年1月2日
前略
    日本物理学会誌1月号に、南部陽一郎さんが、「素粒子物理の青春時代を回顧する」と題して7ページにわたって書いています。 終りの方で、1970年代から理論が独走し始める。非常に数学的、形式的な内容になる。 学生時代にやさしい現象論で育った人たちは変化についていけず落伍らくごしてしまう。 考えさせられます。元旦から雨で、初詣はつもうでの興味ががれます。
      草々

2002年2月2日
前略
    先日、新聞広告欄で井上健氏(物理学)の名を見つけました。昭和18年(1943年)ごろに赤紙が来て武蔵野連隊へ入営、 ある冬の寒い日に上官から面会所へ行けと言われました。そこには、オーバーとソフト姿の湯川秀樹博士が立っていたのです。 あのころ、東京からでも何時間もかかったはずです。それまで、博士は頭は良いが冷たい人間だとばかり思っていました。 人情厚い人なればこそ、中間子の業績も生まれたのだと思います。
      草々

2002年2月18日
前略
    先日、脚本家の市川森一氏が、司馬遼太郎の小説の魅力みりょくをコラムに書いていました。 「竜馬りょうまがゆく」、「とうげ」、「坂の上の雲」等を読んだのですが、 トコロテンの様にスルスルとけていって、後には何も残ってはいません。 私には海音寺潮五郎、それも小説よりも「赤穂義士あこうぎし」や「武将列伝」といった史論の方が好きです。 海音寺氏の作品が読まれないのは、漢文の素養が無いと、行間から出てくる深い意味が理解出来ないためだと思います。
      草々

    [再度、山本から近藤殿へのお便りを紹介させていただきます。]

(山本から近藤殿へ)
2002年2月26日
拝啓
    梅の花もほころび、吹く風も暖かさを増してきましたが、貴殿におかれましては益々御清祥ごせいしょうの御事と うけたまわり、誠におよろこび申し上げます。
    茨城高専の入学試験の監督でした。競争率は2倍超で、関東信越地区では最も高い方です。 ソルトレイクシティオリンピックはいろいろの意味で面白くもあり、考えさせられもしました。 国内では、田中真紀子さんの更迭こうてつや鈴木宗雄代議士問題でれています。 エコノミックアニマル以来の日本のツケを小泉首相がどう払うのか、マア、半分絶望的でしょう。
    では、また。
      :敬具


(山本から近藤殿へ)
2002年3月
拝啓
    日増しに暖かさが感じられ。本格的な春の到来となりましたが、貴殿にはお変わりなくお過ごしのことと存じ上げ、何よりと存じます。 こちらは紅梅、白梅が真盛りです。
    先日6日は茨城高専電気工学科の卒研発表会で、その準備のため学生共々、毎日忙しく、発表の練習だけでも3回以上。
    昔、東北大学工学部電子工学科の卒研発表会では、青焼きコピーで半日くらいで準備し、 八田研究室内で普段ふだんと余り変わらないゼミ形式の卒論発表がむしろなつかしいです。 昔の大学は簡素でよかった。今の若い人は、又、社会も、見てくれと体裁ていさいを重んじる余り、 相当の時間と資源のムダを平気でしているように思います。
    では、貴殿の御健康を心よりお祈り申し上げます。
      :敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2002年3月1日
前略
    先日の読売新聞に、日暮里にっぽりにある開成学園の紹介がっていました。 この学校は、東大合格者がダントツの中高一貫の受験校です。初めて知りました。 小説を1年に30冊よみ、高校1年の終りまでに文系の数学をやってしまうそうです。 馬鹿ばかなことをやっています。東大卒の肩書かたがきだけで大手を振って生きて行けた時代はもう終りました。 早いとこ、こんな学校が廃校はいこうになる時代にしたいと思います。
      草々

2002年3月2日
拝復
    お元気そうですね。今の政治家は、ワヤクチャですよ。 庶民は、高邁こうまいな思想や理想を持って生きているわけではなく、平穏無事な生活と、家族が健康であれば満足しているのです。 トウチャンがリストラで職を失い、カアチャンのパート代と、 子供達のアルバイトでくらしている人々を救えない政治家は無能以外の何物でもありません。 小泉氏も、何もやらなければご退陣です。
      敬白

2002年3月15日
拝復
    貴兄の葉書を見て、あゝ、やっぱりそうだったのかというのが正直な感想です。今の若い人達は、すっかり変ってしまいましたね。 小、中学生だったころに可愛かわいがった子供が、40台のお母さんお父さんになっていますが、 いつの間にか礼儀知らずで、人情うすっぺらな人間になって、がっかりすることがあります。 ほこりと勇気と正義観を失った人を見るのはえられません。
      敬白

2002年3月16日
前略
    先日の読売新聞で面白い記事を見つけました。ノーベル賞百周年記念展(上野の国立科学博物館)で展示されている湯川秀樹博士の通信簿は平凡、 その理由は、試験の時に授業とは関係なく、独自の方法で解いたためだそうです。これで思い出しました。 岡きよし氏が京大数学科の学生のころ、試験問題はいつも3題、そのうち、一番ムズカシイのを選び、 あとの2題はてて、独創的な方法で解くことを心掛こころがけたそうです。
      草々

2002年4月7日
前略
    昭和40年代(1965年以降)、テレビ(あのころは白黒テレビ)が普及ふきゅうして、各家庭に置かれる様になったころ、 評論家の大宅壮一氏が「一億総白痴はくち化」と痛烈つうれつ批判ひはんしました。 テレビの前にへばりついて、子供は外で遊ばなくなり、ぢいちゃん、ばあちゃんは、お寺参りをしなくなりました。 あれから40年、日本人は確かに馬鹿ばかになった。 何よりも人情がうすっぺらになったことを痛感します。
      草々

2002年5月15日(消印)
前略
    大学生の学力が落ちたとか、「ゆとりの教育」で、教科書の内容が薄くなり、基礎学力が身に付かない等の議論は盛んです。 しかし、授業がどうして面白くないかという話は聞いたことがありません。 大体だいたい、授業は坊主ぼうずのおきょうと同じで 無味乾燥むみかんそうそのものです。 楽しくもなく、面白おもしろくもない授業を真面目まじめに聞く馬鹿ばかはいない。 学校の先生で、教育とは何かを知り、勉強の面白さを自得している人はまずいません。こっちが一番の問題でしょう。
      草々

2002年5月22日(近藤殿の日付、以下、省略)
前略
    今日の読売新聞に、「 野依のより良治りょうじ教授のオンリーワンに生きて」(第7回)、 タイトルは、「成果主義から能力主義」、とあります。 この人の欠点は、一般読者に分かりやすく書かないところですが、要点は、発表論文の数ではなく、独創性にあるということです。 私は、常々つねづねこう考えています。 人間の価値は、創造性のある生き方をするか、独創性な仕事をするかにある。 日立をめた根源もここにあります。
      草々

2002年6月18日
前略
    5月20日に開かれた「大学関西フォーラム」で、 グレゴリー・クラーク氏が意外性のある発言をしています。 外国の学生が一生懸命に勉強するのに対して、日本の学生、特に、文系の学生はまったく勉強への興味が無く、 単位かせぎばかり考えている。なるほどよく見ている。 大学も教師も道具であると割り切り、勉強をする主人公は自分自身であるという自覚が出来れば、 あとは進むべき道ははっきりする。
      草々

2002年(?)7月25日
拝啓はいけい
    いよいよ夏、到来でしょうか。今日の読売のシリーズ「大学」に、 ジェローム・フリードマン氏(ノーベル物理学賞の受賞者)が、 「日本の大学はシステムに問題がある。教授が権力を持ちすぎて、 若い研究者が独立した立場で研究が出来ない。」核心をついた指摘です。 仙台(東北大学のこと [サイトの編集者註])がしかり。 広島(広島大学のこと [サイトの編集者註])は、無能教授が見て見ぬふりをしていただけ。どちらがよいか。 自由のある方(広島大学のこと [サイトの編集者註]が良いに決まっている。やる奴はやる。やらない奴はやらない。
      敬白

2002年8月1日
暑中、お見舞い申し上げます
    松江もうだる様な毎日です。 中村修二氏が特許権の訴訟に踏み切ったキッカケは、 アメリカで "Slave Nakamura" という屈辱くつじょく的な言葉を聞いたためだそうです。 確かに技術者としての独創性も、人間性もほこりも、 すべて否定された奴隷どれいそのものの姿かもしれません。そう言えば、日立で見た技術者は、 月給のために働いていた奴隷に見えてきます

2002年8月21日
前略
    読売の「新世紀の科学者たち」のコーナーに、レーザー核融合研究の現状と、研究者・ 児玉了祐氏の紹介が出ています。 トカマクに比べて点火法が異なり、費用が安い利点がありますが、原理が同じなので、とらえている問題点は同じでしょう。 10年後に、プラズマの温度を1億度に、燃料を大きくすることが目標だそうです。 この方法も、商業ベースにのる確証は、今のところ何もありません
      草々

2002年8月27日
残暑、お見舞い申し上げます
    今日は、少々お堅い話で失礼。これまで何人かの人に、「なぜ日立をめたの。」と聞かれたことがありますが、 説明しても無駄なので黙っていました。つい最近、「人は食うために生きている。」という考えの人を見せつけられて、ガクと来ました。 生活の安定と保証だけがすべてで、子供も一流大学を目ざす。「人はパンのみにて生くるにあらず。」 そんな生き方は眼中にありませんということなのでしょう。

2002年9月7日
前略
    今日の読売に、 小川信雄氏の訃報ふほうが載っています。この方は、青色発光ダイオードの実用化で知られる日亜化学工業の創業者です。 莫大ばくだいな企業利益を生み出した研究者・中村修二氏に対して、 研究者としての努力にむくいるだけのことをしていれば、 革新的な経営者として名を残したのではないかと思われてなりません。
      草々

2002年10月13日
拝啓
    すっかり涼しくなりましたね。ノーベル化学賞に決まった 田中耕一さんは、東北大学電気工学科の卒業生ですが、大学云々うんぬんよりも、 むしろご本人の人間的な資質と人生観といったことが、栄誉につながったこと思います。 生後26日にして、母親が高齢出産で亡くなったことが、研究活動の動機になっていることは、合点がてんのいくところです。 挫折ざせつのない人は何もしないでしょう。
      敬白

2002年10月29日
前略
    昭和37年、エサキ・ダイオードの特許権の移譲に対して、 SONYが江崎氏 (トンネルダイオードの発明者 [サイトの編集者註])に支払った金額は4,600万円でした。 勝田と水戸間の鉄道運賃10円、アイスキャンデーが5円、かけそば30円のころです。 中村修二さん(青色発光ダイオードの発明者 [サイトの編集者註])の20億円の請求は高いのでしょうか。お金がすべてではありません。 それよりも、技術者がやる気を失うことの方が恐ろしいのです。 日立で優れた技術者が、才能を浪費していた事実を見ていた小生の立場からは、「スレーブ中村」は出したくないという思いです。
      草々

2002年11月13日
前略
    ノーベル物理学賞の受賞が決まった小柴昌俊さんが、 ニュートリノに関心を持ったのは30代らしいのです。「らしい」というのは、本人が明言しないからです。 それから30年、実験にとり掛かったのが60のときです。ねばり強く夢を追い続けたことに、何とも言えない素晴らしさを感じます。 この人は、直観力が鋭い人なのでしょう。
      敬白

2002年11月29日
前略
    13日から始まった「ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム」で、 江崎玲於奈れおな氏が、 「教育の眞の目的とは、その人間の持って生まれた才能を見い出し、最大限に伸ばすこと、 みずからプログラムを書ける能力をはぐくむこと」と言っています。 小生の持論と一致する意見に初めて出会った。その通りです。 何よりも、教育とは何かを真剣に考えている人のいることに無上の喜びを覚えます。
      草々

2002年12月7日
前略
    田中耕一 さんのチョットした話題が、時々、新聞に載っています。ユニークな人間性が魅力的です。 日立製作所多賀工場の正門のところに、日立をつくった 小平おだいら浪平なみへい氏の銘板がありました。 「日本人を深く愛し、日本人の技術を高く評価し、外国の資本を入れず、日立独自の製品を造ることを理想とする」。 こんな雰囲気ふんいきが(田中耕一さんが所属する [サイトの編集者が補足])㈱島津製作所にはあるのでしょう。 うらやましい限りです。
      草々

2002年12月13日
拝啓
    雪と雨とで寒いのなんのって---。小柴昌俊さんと田中耕一さんの研究の流れをみていると、次の事柄が浮び出てきます。 失敗やうまくいかなかった実験結果が動機になっていること、この世で初めての事実確認を求めたこと、必要とあらば新しい測定機器を使ったこと等です。 いずれも独創的研究の必要条件として合点がてんのいくことばかりです。どうもこれ等のことは、 八田研の方法論と背馳はいちする様に思えてなりません。
   敬白

2002年12月20日
拝啓
    ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんが、NHKテレビでの対談の中で、大切な問題点を指摘していました。 実験をやる者は、一度でも間違ったデータを出すと、もう二度と信用されなくなる。確かに、その通りですね。!
      敬白

2002年12月21日
拝啓
    きのうは雨。今日も雨。これが松江の冬です。 佐藤益美ますみさん(山形大学工学部名誉教授 [サイトの編集者註])からたよりがありました。 新聞の宮城県版には、田中耕一さんのことが何回も記事になり、仙台では大騒ぎだったそうです。 ただ、東北大学から2人目のノーベル賞受賞者が出るのだろうかとの佐藤さんの疑念、小生もそう思います。 山形大学の学生の勉学への無気力さにはうんざりしているとのこと、今の学生は、やる気がないのですか。
      敬白

2003年1月8日
拝啓
    3日続きの雪がやっとやみました。物すごく寒い。田中さんと小柴さんのノーベル賞受賞を客観的な立場から見るとき、 人は一生に一度、独創的な仕事をするか、創造的な生き方をすることによって、この世に生まれ生きた価値があることを痛感します。 多くの人は食うために生きる。そして、それを疑問に思わずに生きてゆきます。私にはこんな生き方は理解できません。
      敬白

2003年2月9日
前略
    テレビで小柴昌俊さんの話を3,4回ほど聞いたのですが、この人にはある美点があります。 それは、他人をほめる時には実名を挙げ、反対にいやなタイプの人に対しては一般化することです。 例えば、シカゴ大学で指導を受けたイタリア人の物理学者(名前失念)、「この方はとても良い方でした」。 旧制中学の担任だった金子先生には、「先生はいい人でした」等々。ボソボソと話をする人ですが、 めば噛むほど味の出てくる人ではないかと思います。
      草々

2003年3月3日
拝啓
    春までもうちょっとの辛抱しんぼうですね。
    さて、自然科学の分野で、創造的な研究成果をなすための資質、勿論もちろん、必要条件ですが、 次の3つではないかと考えています。 1.才能、2.直観力、3.人情に厚いこと、大抵の人は才能を持っています。 開花させるかどうかは、自助の精神があるか無いかでしょう。 直観力、これが無いと明きめくら。 私の知る限り、優れた研究者に人情のうすき人はおりません。お元気にてご活躍ください。
      敬白

2003年3月4日
前略
    新聞を見ていたら、「チェコ大統領にクラウス氏」という短い記事が目に止まりました。チェコとスロヴァキアが分離独立したことを初めて知りました。 1950年代の Czechoslovak Journal of Physics に移動縞いどうじま関係の論文があり、ずいぶんと読んだものです。 もっとも、冷陰極を使っているため、せいぜい放電電流は 20 mA でした。この国は、熱陰極を作る程度の工業力も無かったのかもしれません。
      草々

2003年3月7日
拝啓
    「ハールヨコイ、ハーヤクコイ」の心境です。読売新聞に「カミオカンデ」に使った20インチホトマルの制作会社・浜松ホトニクスの話題が連載されています。 依頼人の小柴さんは、中々なかなかの人物ではないかと推察します。 恐らく、父親が軍人であったために公職追放にい、 そのため東大在学中は生活のためにアルバイトに精を出し、卒業後はアメリカに留学して自由な学風にれたことが、 この人の人間性をつくる要因になっているのではないかと思います。
      敬白

2006年7月27日
拝啓
    気持ちを楽にしてお休み下さい。広島へ行ったとき(広島大学大学院に進学したとき [サイトの編集者註])、 研究者として必要な資質が判らないので、片っ端から本を読みました。寺田寅彦全集、本田光太郎詳伝、中谷宇吉郎さん、湯川博士、 朝永ともなが博士の著書、当時、次から次へと出版されていた岡潔おかきよし氏の本等々。 これ等から得たことは、(1)才能、(2)直観力、(3)自助の精神、(4)人情に厚いこと、の4つでした。 独創的な研究成果を得ることの出来ない一番大きな要因は、(4)、つまりその人の人間性にあるのではないかと思っています。
      敬白

2006年12月2日
拝啓
    お元気にてお過ごしのことと存じます。3日前の茨城新聞に、私立と県立の中高一貫校が2年後に開校するとの記事がありました。 私立は少子化をにらんで生徒集めが目的の半分でしょう。茨城からすぐれた人材が育つ可能性は限りなくゼロに近いとみています。 誰でもがお山の大将になりたがって、他人の足を引っぱるのが、この土地の悪いところです。 最大の欠点は人情がうすっぺらということです。
      敬白

2006年12月16日
拝復
    今年の冬は寒さが厳しいようです。健康に気をつけてご活躍下さい。
    さて、近藤家の資料の中で一番古いのが傳七郎、その子が善之烝です。 二人共に先手組さきてぐみ同心どうしんでした。 仕事は江戸城警備、今の皇室警察といったところだと思います。 案外あんがいくそ眞面目まじめにやっていたのでしょう。 安政3年(1856年)ごろに幕命により箱館はこだて奉行所ぶぎょうしょに移っています
    江戸と箱館では寒さは天と地ほど違います。善之烝は文久3年(1863年)に病死しています。 だか30ぴょう3人扶養ふようの下級武士ですから、 生活はまずしかったことと思います。
    あとをいだのが孝輔、この人が小生のひいぢいさんに当ります。 何を考えていたのか、ご一新の時には榎本武揚が率いた旧幕府軍に入り、 箱館戦争にも参加しています。 父は、青森で生まれ育っていますが、押入れの中に大小2本の日本刀が転がっていたそうです。 土方ひじかた歳三としぞうの様にチャンチャンバラバラをやったという形跡はありません。
    弘前やその周辺に住んでいるのは、母の兄の子供達です。 商売の目があったのか温湯ぬるゆ(弘前の奥にある黒石市のはずれ)に温泉が出る話にとびついて、そこで旅館を始めたのがこの人です。 私が子供のころは、農閑期のうかんきの農家の人がなべかまを持って 湯治とうじにやってきました。それはのんびりとした光景でした。 今でも1ヶ月ぐらいとまって、生活や仕事の疲れを取って帰って行くお客さんがいます。
    この辺は温泉がしこたま出ています。板留、落合、その奥には青荷温泉があります。十和田湖の近くには難病の人が出かける玉川温泉。 ここは覚えておくとよいでしょう。医者に見放されたと思ったらあきらめないで行ってみる価値は十分にあります。 ガン、脳梗塞、リウマチ、せきついカリエス、肝炎、ゼンソク、糖尿病、高血圧、白血病等々。
      敬白

2006年12月18日(消印)
前略
    山本さんのご先祖に幕臣がいたら、「江戸幕臣人名事典」で調べてみることです。茨城県立図書館にあります。 人によっては雑な記載があり、この場合は「明細短冊」(慶応2年)で当ることです。 私は北海道立文書館から取り寄せました。 注意すべきことは、江戸時代の人は名前をコロコロと変えていることです。
    ひいばあさん「トキ」(孝輔の妻)の兄(箱館奉行所出仕の幕臣)を探し出すのに9年かかりました。 この人、名前を4回変えていました。
      草々

2007年3月24日
前略
    21日の夜、NHKが東京で導入された「学校自由選択制」を取り上げ、親や教師の意見、学校の困惑の様子を放送しました。 話題になりそうなテーマを選んで放送しますが、 本質的な問題点や具体的な解決策を提示しないのはいつものこと、NHKの一番悪いところです。 この制度は悪法です。馬鹿な役人が考えたのでしょう。子供達の才能や人間性をぶっつぶすだけです。
      草々

2007年4月16日
前略
    調べ物があって茨城県立図書館へ行ったところ、「戊辰ぼしん戦争と市川勢の軌跡」があり、30数枚の写真を見て回りました。 幕末、水戸藩は3つにわかれ、保守派の市川勢(諸生派)は、あっちに行き、こっちに行って戦い、最後は壊滅、 天狗てんぐ党は福井で全滅、明治になったら人材がいなくなっていました。今の水戸も同じ、 お山の大将になりたがるやつばかりで、大局的に物を見る人物がいないためです。
      草々

2007年6月12日
拝復
    新幹線と特急バスを乗りついで9時間、腰がガタガタになりました。
    さて、松江の人を見ていると、幕末の松江藩そっくり、長州征伐の命を受けて出兵したものの、 大村益次郎ひきいる5千の兵に撃破されて帰藩、 ここで頭を切り換えて倒幕にむかえば将来が開けたのですが、 居すくんで動かず明治を迎えました。今もここの人間はタダ生きているだけ、自分自身に腹が立たないのかと思うばかりです。
      草々

2007年7月3日
拝啓
    鬱陶うっとうしい毎日ですが、お元気にてお過ごし下さい。
    日本陸上選手権を土・日の2日間、NHKテレビで見ました。欧米流の走り方なので、記録が伸びずに頭打ちになっている状態を見せつけられました。 女子の800メートルは、いまだに2分の壁を破ることが出来ません。 池田久美子 さんの走り巾跳も7メートルにとどかず失望しました。 日本の陸上競技を一流国にするためには、独創性も必要とします
      敬白

2007年7月13日
拝啓
    シトシト雨の毎日です。
    文芸春秋8月号に、 永六輔えいろくすけ氏が「TVが五様・恥ずかしい国・日本」の表題で書いています。 要するに、テレビが恥も外聞もない人間をつくり上げたということです。テレビが普及し始めたころ、 大宅おおや壮一氏が 「一億総白痴化」を痛烈に皮肉ったことがあります。 正にそうなりました。テレビを見て利口になった実感がまるでありません。思考能力を全く使わないためでしょう。
      敬白

2007年11月7日
拝啓
    ちょっぴり寒くなってきましたね。
    鳥取県に境港さかいみなとという町があり、漁業の盛んな所ですが、 ここはゲゲゲの鬼太郎きたろうの作者・ 水木しげるの生地です。 彼がこんなことを言っています。「幸せになるために一番大切なことは、好きなことを一生懸命になってやることだ。」。 かつて、京都で名を挙げた新撰組をして、 「彼等は本当に幸せだったのだろうか。馬鹿なことをやっただけではないか。」と評しています。
      敬白

2007年11月8日
前略
    先日、所用で上京の機会があり、ついでに青山から六本木、銀座へと流してみました。何しろ、40数年振りの東京で完全なおのぼりさんです。 地図を持って行ったのですが、まるで役に立たず、あっちで聞き、こっちで聞きの有様でした。相変わらずの人、人、人の多いこと、 それにお嬢さん方の洒落しゃれた服装は変わってはいません。 ビルが林立して、その分樹木がめっきり少なくなっているという印象を持ちました。 やっぱり東京は、金を持って遊びに行くところです
      草々

2008年4月1日
拝啓
    もう寒いのは十分です。
    「市川勢の軌跡」という新書版が書店に出ています。水戸藩の徳川家べったりの連中、彼等の明治になってからの行動が書かれています。 あっちに行って戦い、こっちで戦い、最後は消滅の悲劇です。箱館はこだてまで行って旧幕府軍に合流するほどのエネルギーも見識も無く、 自尊意識が強くて、世の中の流れを知らずに自滅した歴史です。今の水戸人そっくりのことをやっています
      敬白

2008年4月15日
拝啓
    底冷そこびえの日が続いて、冬に戻ったかと思いました。
    文芸春秋5月号が書店に並んでいますが、この中に 藤原正彦氏が書いた「天才を作る6つの条件とは」があります。 天才を「独創的な、あるいは創造的な研究成果」と言い換えても当てはまるかと思います。一般論に近いので、「そうだそうだ」と納得出来るところもあれば、 「そうかなァ」と疑問の残る点もあるかもしれません。貴兄の体験に照し合せて読まれると有益かと存じます。
      敬白

2008年4月15日
拝啓
    今日は朝から雨、うぐいすもやって来ません。
    広島にいた時に、「広島大学は中国地方で一番の大学だ」と自慢していた話をあっちこっちで聞いたものです。 実情はごく普通の地方大学そのもので、教授の実力も並、しかも研究意欲が全く無いのにはびっくりしました。 広島近郊の田舎いなかに全学スパッと移転した時には、流石さすがに広島人だなァと感じたものです。 学生、教職員がよく来ていた古本屋の三国書店は、 その後閉店しました
      敬白

2008年4月23日
拝啓
    奥さんは気軽に海外へ出掛けられますね。うらやましいことです。
    今、書店に出ている週刊文春に、桜井よしこさんが 福田首相をボロクソにたたいています。 いわく、「知識も関心もなければ理解もしていない」と。 この人は首相になってからおろおろしているだけで何一つとしてやっていません。政治家それも国政の重要問題を決定する資質がまるっきりありません。 政治家の最も重要なることは、庶民が安心してくらしていける国にするために、 全力をつくすことです
      敬白

2008年4月27日
拝復
    舛岡富士夫さんの フラッシュメモリがノーベル物理学賞の対象にはならないのでしょうか。 近年は、物理学賞も応用分野の発明に対して受賞範囲を広げていると聞いております。 それにしても京都大学と東北大学では、何かが違うように思えてなりません。 在仙して3年、確かに研究へのギラギラした情熱とか野心といったものを感ずることは出来ませんでした
      草々

2008年5月9日
拝啓
    初夏を思わせる毎日、こんな日を待っていました。
    さて、現役に復帰したテニスの 伊達だて公子きみこさんが、 第2戦目の福岡国際女子出場に際して、「優勝までは考えていないが、不可能を可能にする勇気あるプレーをしたい」と言っていました。 実にさわやかで、プロもここまでくると一流ですね
    地震があり、水戸は震度5弱だったそうですが、毎度のことで寝ていました。
      敬白

2008年5月9日
前略
    ご近所に住む方で、松江に旅をした人は誰でも異口同音いくどうおん素晴すばらしいと言います。 それはそうでしょう。今どき珍しく静かで清潔な町です。特に、空と雲のきれいなことは天下一品で、あれは観光の目玉になります。 宍道湖しんじこが無かったら、タダの地方都市です。 工場が多く、ビルが林立する町にならなかったのは、救いなのかもしれません。
      草々

2013年7月3日
拝啓
    梅雨明けも、そう遠くないことでしょう。
    さて近藤 誠著の 「医者に殺されない47の心得」に、百歳まで元気に生きる「食」と「暮らし」の心得が出ています。 毎日の生活に役立ちそうなところを引き出してみることにします。    
  • ピンピン百歳への体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から
  • 「高血圧に塩はダメ」はウソ
  • ビールとお酒は「百薬の長」
  • コーヒーは、ガン、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける
  • しゃべって、笑って、食べて、口を動かすほど元気になる
  • よく歩く人ほどボケにくい
    ご参考になれば幸いです。
      敬白

2013年7月21日
拝啓
    お元気にてご活躍かつやく下さい。
    1年前半の山陰中央新報に、 「茅野和助かやのわすけ遺書いしょ発見」の記事が目に止まりました。
    元禄げんろく15年12月14日に、江戸本所ほんじょ松坂町の 吉良きらてい討入うちいりした赤穂あこう四十七士の1人です。 海音寺潮五郎著「赤穂義士」に、「義士の身分と一挙の時の年齢ねんれい」があり、

    茅野和助常成
       従士横目 金五両三人扶持役料五こく
       三十六歳

とあります。身分低き藩士でした。
    遺書の中に、「この機会をのがしては武士の道を外れてしまう。」とあり、生まれたばかりの男の子への 切々せつせつたる思いと、「母上様にはお嘆きにならないよう」と子としての心情が述べられていました。
    茅野和助常成は、眞の日本男子と存じます。
      敬白

2013年7月24日
拝啓
    よく雨が降りますね。 長谷川伸はせがわ しんという作家がいました。 「 関の弥太やたっペ」、 「日本捕虜志ほりょし」、「日本敵討ち異相かたきうちいそう」等を書いた人です。 この人がこんなことを言っています。 「世の中には、生きているけど死んでいる人がいる。死んでいるけど生きている人がいる」。 ウーン成程なるほどうなりました。 食って寝て、リポビタンDを飲んで長生きしました---という人が実に多いことを見てきました。
      敬白

2013年8月1日
拝啓
    雨もこう続くと「ヤメテクレ」と言いたくなります。平成20年の新聞が出てきました。「ノーベル化学賞の 下村おさむさんに聞く」とあります。 「ぼくはアマチュア化学者だ。ちゃんとした型にはまった有機化学の教育を受けていないが、そこが強みでもある。 ほとんどが独創で、自分で考え出した。先生から教えられていないから、先入観も最小限なのがよかった。 一番、信頼でき安心できるのは自分で考えること」。 私と同じ考え方の人がいることに驚いた。
      敬白

2013年8月3日
    雑事を吹きとばし、
       心さわやかなる境地に---

    ハインリッヒ・ハイネの「詩人の恋」から

       うるわしき5月   花のえばえば
そぞろ心に       愛の花咲く
うるわしき5月   鳥の歌えば
われはつげにき   恋の悩みを


    詩の中で「花のえばえば」の意味が私には分かりませんでしたので、近藤殿に尋ねました所、近藤殿から次のご返事が寄せられました。

2013年8月14日
前略
    昭和40年(1965年)ごろの朝日新聞に、女性の投書がありました。生きることに希望を失った時、ピアノを弾きながらこの詩を口ずさむとありました。 よほど古い訳詩集なのでしょう。シューマンが美しい曲をつけています。訳詩者は日本の言葉に通暁した人だと思います。 意味は詮索せずに覚えています。「詩人の恋」の最初の詩です。
      草々

2013年9月28日
拝啓
    彼岸ひがんも過ぎて、涼しい日もすぐでしょう。 近くの今井書店で、文芸春秋10月号をめくっていたら、「名画家はなぜ長命で元気なのか」という題名を見つけました。 医者や保健婦がひっくり返りそうな生活をしていた人がいます。 名画を残し、素晴らしい絵を製作している人に共通しているのは、理想を求める心が凡人ぼんじんとは全く違うということでしょう。
      敬白

2013年10月7日
拝啓
    やっとこさ、太陽が顔を出しました。 数日前の新聞に、パナソニックが不採算部門の白物家電、半導体、レーザー、LED等を整理し、これに合わせてリストラをするという記事が出ていました。 松下幸之助氏は、会社が左前になった時点でも、一切いっさい人員整理をやらず、これが松下電器を一大企業にした基になっているのでしょう。 今のトップは、人あってこその会社という頭は無いとみえます。
      敬白

2013年11月24日
前略
    熱狂的人気があった「冬のソナタ」、時々、パチンコ店の折り込みチラシで目にします。
    昭和10年代のアメリカ映画に「〇〇の旅路」というのがあり、昭和28年(1953年)ごろ水戸の大町にあった洋画館「オディオン座」で観映したことがあります。 記憶喪失そうしつになった夫を待つ妻(美しい女優でした)の物語でした。
    「冬のソナタ」の下敷きになっているのでしょう。筋書がそっくりでした
      草々

2013年11月30日
拝復
    寒くなりましたね。松江の近くにある鹿島原発(島根原発)の廃止運動が静かに行われていますが、いきおいがありません。 原発が無くなったら、電気料金が高くなって困るというトンチンカンなことを言うおかたもいます。 何分なにぶんここは地震も津波も無いところ。チェルノブイリ原発事故があった時、他人事としか考えなかったのと同じ感覚なのでしょう。
      敬白

2013年12月14日
拝啓
    お元気にてご活躍ください。8日(日曜日)に、ガイナーレ鳥取がJ2残留をけて、四国のチームと試合をしました。 コロッと負けて、来年からはJ3(JFL)に降下します。要は遮二無二しゃにむに勝とうとするエネルギーが欠けているのでしょう。 山陰の人間が抱える根本的な問題点なのかもしれません。
      敬白

2014年1月19日
拝復
    日本再生の切り札になると思っていたアベノミクスは、どうやら金メッキのてんぷらの様に思えて仕方しかたがありません。 中国、韓国とのぎくしゃくした関係の中で、靖国参拝やすくにさんぱいをするのは 骨頂こっちょうです。 理性のある宰相さいしょうならやるべきことでは無いと考えています。
      草々

2014年1月30日
拝啓
    春の訪れも近いことでしょう。夕刻6時からのNHKテレビ「しまねっと」で、雪をかぶった大山だいせんの見事な映像が出てきました。 今ごろは、富士山も秀峰そのものの姿でしょう。

       富士のねは
          晴れゆく空にあらわれて
          裾野すそのにくだるゆふだち夕立の雲
                      室町時代の歌人 惟宗光吉コレムネノミツヨシ

      敬白

2014年4月19日
拝啓
    お元気にてご活躍下さい。
    17日の午後、(理研の)笹月氏の会見を聞きました。それはもう下手へたな言い訳をせず白紙にして、 疑念が入り込まない実験をやり、STAP細胞、そして、幹細胞の存在を立証することにきると考えます。 病に苦しむ人々のために役に立つことが確かなのですから。
      敬白

2014年4月23日
拝啓
    珍しく好天が続いています。週刊現代5月3日号に、STAP細胞の騒ぎに関して、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一氏がこんな発言をしています。 「新しい研究、挑戦的な研究では間違いを起すことがある。間違いに対しては正直でなければいけない」。 成る程、これは研究者にとってごく当り前のことでなければいけないことでしょう。
      敬白

2014年5月4日
拝啓
       (前略)
それにしてもセウォル号の沈没事故、将来を担う300人の高校生を置き去りにして脱出する船長と乗組員達、 大統領の非人間的な言動には言うべき言葉もありません。 儒教じゅきょうを生き方の土台にした国と聞いていたのですが、今となっては死に体になっているのでしょう。
      敬白

2014年5月22日
拝復
    STAP細胞騒動で痛感したことは、(理研に)親分の資質を持った人物が皆無であったということです。 これが事態をこじらせた主因になっています。 子分が困惑し自信を失っているのに、研究内容の是非はとも角として、 一心に事を処する男がいたら、みにくい結果にはならなかったと考えています。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2014年5月27日
拝啓
    こちらは寒暖の差が大きい毎日です。貴殿におかれましては、益々御健勝の御事とうけたまわり、お慶び申し上げます。
    STAP細胞騒動は誠に貴殿の仰せの通りで、理研に親分の資質を持った男が居れば、かくの如き、 理研自身が墓穴ぼけつを掘ることも、 小保方さんの名誉がそれ程損なわれることもなかったでしょうね。 なお、先日、私が群馬県を訪問したときに、偶然、東小保方町という地名を伊勢崎に見つけました。 ここは新田にった義貞の出身地の近くです。ただし、小保方さんの出身は千葉県松戸市だそうです。
    では、貴殿の御健康をお祈り申し上げます。
      敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2014年5月25日
拝啓
    夏の日が続いています。
    NHKテレビで、「地上に太陽をつくる」のタイトルで核融合の現状の紹介がありました。 聞き手が可愛いおじょうさんなので、難しい話は一切いっさい抜きです。 温度9600度、持続時間は48分とのこと、家庭に電力を供給できるのはいつの日のことでしょう。
      敬白

2014年5月29日
拝啓
    5月末というのに30度ですよ。!
    20年ほど前の新聞に、こんな記事が載っていました。明治になって、 海援隊かいえんたいで坂本竜馬りょうまと共に活躍した人が回想して、 「竜馬はいつも貧乏だが、ほこりを持って毅然きぜんとしていた」。 この爽快そうかいさがあったればこそ、事を成し得たのでしょう。
      敬白

2014年6月29日
拝啓
    雨はどこへ行ったのでしょう。
    サッカー・ワールドカップの一次リーグが終り、アジア勢は全滅でした。イランのケイロス氏が核心的なことを言っています。 「欧州の眞似まね固執こしゅうしているから、世界との差は年々広がっている」。 田舎者いなかものがお山の大将になって出て行ったら、ペシャンコにやられたということでしょう。
      敬白

2014年7月6日
前略
    山陰中央新報は田舎いなかの新聞です。
    正直なところ、(略中)。
    時々、外部の人の考え方が顔を出しますが、骨のある新鮮な内容に接することがあります。 (同封の2014年7月3日(木曜日)付けの記事「この国の行く先に」[註]は) 前駐中国大使とあり、なるほどよく見ています。
      草々

[註]  この前駐中国大使・丹羽にわ宇一郎氏の記事を要約して箇条書きに示しますと、
(1)  安倍政権は、戦後の平和憲法に基づく日本の努力を軽くみて、 平和主義をくつがえ閣議決定をしてしまった。
(2)  米国の求めに応じて自衛隊が他国に攻め入るということは、今の憲法は許していない。
(3)  安倍政権は国民を蚊帳かやの外に置き、 連立与党の公明党と密室で短絡的に言葉をいじって、憲法の解釈を変えてしまった。
(4)  安倍さんは中国の覇権はけん主義への対策が必要だと言っているが、 中国だって無人島を領有するために攻撃するとは考えられず、戦争をやりたいなんて思っていないはずだ。
(5)  安全保障は外交の努力が必要だ。
(6)  靖国参拝や今回の閣議決定で、 かつて日本に侵略された中国や韓国は、やはり日本は反省していないと受け止めるであろう。
(7)  中韓両国と友好関係を築くべきなのに、安倍首相がやっていることはそれに逆行する。 そして、自分で大変なことをしているという自覚がない
(8)  与党内の人たちも安倍首相にシッポを振るだけでなく、声を上げるべきだ。


    (山本から近藤殿へ)

2014年7月13日
拝啓
    例年より蒸し暑い日が続きますが、貴殿におかれましては益々御健勝の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
    山陰中央新報の丹羽にわさんの記事を読みました。さすが、前駐中国大使、素晴しい論評ですね。 全くその通りです。この方が総理大臣であったら、と残念に思います。 現在の日本の窮地きゅうちの元々の原因は、小泉首相と安倍首相の靖国参拝にあります。もう、日本は終っているのですよ。
      敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2014年7月22日
拝啓
    夏がやって来ました。 アイスキャンデーが5円、昭和40年(1965年)のころの広島はごく普通の地方都市でしたが、今や、71万を越す町に発展、驚く外はありません。 八丁堀「新華園」、紙屋町の喫茶店「衆望」、流川のとんちゃん屋「利根屋」、古本屋の「大学書店」、 商売とはこういうことなのかと教えてもらった。 (これとは対照的に、とある町のように)商売を知らない町は衰退して行くだけです。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2014年7月28日
拝啓
    例年通り夏本番となりましたが、貴殿におかれましては益々御清祥の御事と承わりまして、お慶び申し上げます。
    広島のなつかしいお話、参考になります。広島は小奇麗こぎれいな女の子が多くいますね。 広島弁は大好きです。道を尋ねますと、「ここを真っ直ぐ行きんさったら、デパートがありますけん、そこを左に曲がらんしゃい。」と返ってきました。 福屋百貨店と天満屋てんまや百貨店が競っていましたね。 実は、昭和39年に、私の実家が北海道札幌から広島市牛田町早稲田区に引っ越したのですよ。広島は良い所だなと思いました。 ただ、巨大なムカデが天井てんじょうから降ってきたのには仰天ぎょうてんでした。では又。
      敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2014年7月24日
拝啓
    暑さきびしい毎日ですが、お元気にてご活躍下さい。山陰中央新報に、鳥取大学医学部の研究レポートが掲載されています。 その中に、「肺がんが治る患者は10人中2人、難治がん」の一つとあります。完治させる治療薬は今のところありません。 こういう状況の中で○○さんは手術を受けたということです。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2014年7月28日
拝啓
    昨日からいくらか涼しくなりました。昨日の水戸地方は強い雷雨でした。
    ○○さんは大変お気の毒でしたね。 私の乏しい知識では、肺がん、乳がん、大腸がんは遺伝的傾向があるようで、新生児の遺伝子検査で、これらのがんリスクが判るようになってきたそうです。 肝臓がんは、大半がウィルス感染だそうです。特に、日本人は、B型とC型ウィルスによるものだそうで、私は陰性でした。 胃がんは、ピロリ菌が原因ということがつい最近判ってきました。日本人はその感染率が50%だそうです。では又。
      敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2014年7月31日
暑中お見舞い申し上げます
    1年振りに帰って来ました。松江も水戸もやっぱり暑い。松江は今どき珍しく、静かで清潔な町ですが、活気の無いところがイタダケマセン。 (松江の)家のすぐそばで古墳の発掘作業をやっています。弥生時代は出雲の中心地だったのでしょう。

2014年8月2日
前略
    歩いて8分のところに○○信用金庫があります。カウンターにいた○○○子さんと話しをしていた時、 「本店に移った○○さんはどうしている」と聞いたところ、「彼女は結婚して、今こうなんです」と言って、右手でお腹を大きくふくらます仕草をしました。 妊娠中ということです。なかなか洒落しゃれたおじょうさんもいるものだと感心しました。
      敬白

2014年8月4日
    しばし暑さを忘れて南の島へ

    君知るや南の国。
    レモンの花咲き、暗き木陰に、黄金なすオレンジ燃え、
    青き空より、やわらかき風のそよぎ、
    ミルテ静かに、ローレルは高くそびゆる。
    君知るや、かの国を。
          かなたへ、かなたへ、
    おお、いとしき人よ、ともに行かまし。


                               作ゲーテ

    (山本から近藤殿へ)

2014年8月6日
暑中お見舞い申し上げます
    ゲーテの詩を有難うございます。ドイツから見ますと、イタリアはあこがれの地なのですね。ヨーロッパ文明の原点の1つでもありますものね。 カール・ブッセも似た詩があります。ただ、この詩は、実際に行ってみたら、夢破れて帰って来た、とあります。 どの地でも、何らかの憂いはあるのでしょう。

    山のあなたの空遠く、「幸い」住むと人のいふ。
    ああ、われひととめゆきて、涙さしぐみ帰り来ぬ。
    山のあなたのなほ遠く、「幸い」住むと人のいふ。

                               作 カール・ブッセ

      敬具


[再び、近藤殿からのお便り]

2014年8月6日
拝啓
    蝉が元気に鳴いています。
    茨大(茨城大学)といっしょに卒業した2人と、ヒョンな切っ掛けで文通が始まりました。○○会社ともう1人は△△会社、2人ともすでに退職の身です。 ○○会社の方は広島にいたことがあり、もう1人は海外(南米)勤務の経験があります。どうしてもピントが合いません。 サラリーマンは世間が狭く、井の中のかわず、大海を知らずになるのでしょう。
      敬白

2014年8月24日
拝復
    いつまで続くこの残暑。
    20日の新聞で、広島可部かべ(*下註)の豪雨災害を知りました。広島にいたころ、 たぬきがよく出るところだという話を聞いたことがあります。 田園と畑、昔ながらの山林といった土地がら、急造成に家がバタバタと出来て、人口が増えたのでしょう。 あっ、またやったかというのが、いつわらざる気持ちです。
      敬白

(*受取人註) ・・・ 災害の激しかった広島市安佐北区(可部町はここにあります)や広島市安佐南区は、以前、広く広島県安佐郡に含まれる各町村で構成されていました。

2014年9月9日
拝啓
    雨のあと急に涼しくなって来ました。お元気にてご活躍下さい。
    岡潔おかきよしさんは、フランスでの3年間の留学を終えて帰朝し、広島高等師範学校に赴任しました。
    研究テーマを多変数複素関数論に絞り、勉強を始めました。 研究にのめり込んで行くにつれて、学校の講義がお座なりになってゆき、これに反発した学生達が騒ぎ出して、にっちもさっちも行かなくなってしまいました。 岡さんは学校を辞めて郷里に帰ってしまいました。
    お蔭で原爆に被災することが無く、優れた研究成果が生れたわけです。何が好運につながるのかわかりません。
    ご送付いただいた資料(最新のがん研究についての)を繰り返し読んでみました。
    町医者が書いた医療本にも、「分子標的薬は近い将来、抗がん剤治療の主役になるでしょう」とあります。 然し、これで「がん」が完全に治るとは書いてはいません。
    資料の最初のページに、「約100年前、がんで死ぬ人は非常に少なく(全死因の2%)、多くの人は結核や脳卒中などの脳血管疾患で亡くなっていました」とあります。
    昭和の初め、子供のころを思い出してみると、車といえば大八車と馬車、紺碧の空に白雲が浮び、小学校まで2キロ、3キロを歩くのは当り前、 学校から帰るとランドセルを放り出して外へ出て遊ぶ、オニヤンマは悠々ととび、鳥は山へ帰る、日曜日には寺の本堂で住職が法話を始める、 空巣も泥棒も姿を現わすことが無く、巡査は駐在所で昼寝をしている、午後になると山の方からカーン、カーンと鍛冶屋が仕事を始める。
    90、100まで生きた馬鹿はいなかった。

    生活の様式がすっかり変ってしまいました。このあたりに、「がん撲滅」のヒントがある様に思うのですが---。
      敬白

2014年9月9日
拝復
    錦織にしこり選手は大活躍ですね。! 松江の家から歩いて7,8分の乃木小学校を卒業して、そのまゝ渡米しアメリカのテニス学校に入りました。 松江の私立中学と高校に籍だけおいて卒業しています。松江の人は、彼が活躍してもワイワイ騒いだことがありません。 どうもそうした熱狂的なところが丸で無いのが松江の人の最大の欠点ですよ。!
      敬白

2014年9月16日
前略
    映画・柘榴ざくろの仇討が近日公開されます。浅田次郎の短編小説を脚色したものです。 井伊大老のの従者と暗殺者が主役になっていますが、史実ではなく、あくまでも創作です。 題名から推察して内容の暗いことは確かでしょう。映画は明るく観客を楽しませてこそ価値があります。 オードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」、心おどる楽しさがありました。
      草々

2014年9月19日
拝啓
    心待ちにした秋の訪れです。
    最近、ハッと気が付いたことがあります。美人のいる町は繁栄し、そうでない町は活力を失い、停滞する。 水○はイモネエチャンばかりで話になりません。○江、品格と落着きのある町ですが、残念なことに美人というものに出会ったことがありません。 広島、中国地方各地から集まってくるためか、清潔で初々しい娘をよく見掛けました。 仙台、言わぬが花でしょうか。
      敬白

2014年10月3日
拝啓
    秋ですね。
    海音寺潮五郎の随筆を読んでいたら、漢文の時間を無くしたのは失敗だったと、その通りです。 彼の「赤穂義士」をスイスイと読める人が、若い人に何人いるのだろうか。 文部省の役人は、「ゆとり教育」もそうだが馬鹿なことをする。 若い人は日本語の習得をそっちのけにして英語ペラペラに精進している。本末転倒でしょう。
      敬白

2014年10月7日
拝啓
    台風一過、秋晴れの日が戻って来ました。
    水戸市立図書館で、長い間探していたCDを見つけました。 トーマ作曲「君よ知るや南の国」、 歌うはメゾ・ソプラノのヴッセリーナ・カサロヴァ、フランス語なので歌詞の内容を知ることが出来ませんでしたが、 6分間をうっとりとして聞き、清々しい気持ちで帰って来ました。150年前の曲ですが、 美しいものはいつまでも残るのですね。!
      敬白

2014年10月10日
拝復
    3人の日本人ノーベル賞の知らせは喜ばしい限りです。中村修二氏がこんなことを言っています。 「アメリカには研究者に自由がある。日本にはアメリカのような本物の自由が無い」。 日本が自立した国として生きて行くためには、安全確実な保守の考え方は捨てなければいけない。 広島を出る時、外国へ出ようと考えたが、読んだ7,80編の論文の中に革新的な人を見出すことは出来なかった。
      敬白

2014年11月6日
前略
    古い雑誌をめくっていたら、「在日外人の”日本”見たまま、感じたまま」のタイトルで、アメリカの女性ジョイ・モリタさんの感想が出ていました。 私は、日本女性をチャーミングな、頭の切れる人種、と、そんなふうに考えています。なのになぜ10センチもある台の上に乗って歩かなければならないのだろうか。 あれは少なくとも”くつ”と呼べる代物しろものではありません。
      草々

2014年11月10日
拝復
    秋も深まり、ちょっぴり寒くなってきました。お元気にてご活躍下さい。
    華々しく船出した安倍政権は、日がち時が経つにつれて色あせてきました。 経済が活況をていし、人々のくらしが豊かになったという実感がまるでありません。 日立に入って、年功序列で出世し、運良く社長にはなったが、 かじ取りが出来ず、オロオロしているオッサンの様に見えます。
      敬白

2014年11月12日
前略
    明るい話を一つ。平成4年に、茨城県近代美術館で見たマルケ展のチラシが出てきました。 画集をさがしてみたのですが、どこにもありません。 アルベール・マルケ(1875-1945)、あまり有名ではないのでしょう。 「ノートルダム大聖堂、7月の陽光」という絵を見ていると、静かにシャンソンが流れてくるような雰囲気ふんいきです。 画集を目にする機会があったら、ご覧になってみて下さい。
      草々

2014年11月23日
拝復
    寒くなりました。

    (日系エレクトロニクス(NE)誌 2014年11月10日号 20ページの 「小型核融合炉を10年以内に Lockheed社が特許を取得」の記事について)    小型の核融合炉を10年以内に商品化するという内容は、この分野の研究者ならば誰でも否定するでしょう。 しかし、福島第一原子力発電所の悲惨な結果を知る立場から言えば、 是非ぜひとも実現して欲しいとの思いもあります。
    最初、この記事を読んだ時には、「本当かいなァ」というのが正直な感想でした。実現可能性は3割、あとの7割は絶望的でしょうか。
    主な課題として、プラズマ粒子損失の低減とありますが、中性子を食い止める炉材が出来たというニュースを聞いたことがありませんし、 複雑に動き回るプラズマ粒子を磁場の形状で完全に制御することが出来るのか疑問が残ります。

    常温核融合といったニュースになることをやるのがアメリカで、面白い国だとは思っています。
      敬白

2014年12月5日
拝啓
    冬到来、寒さに負けずにお元気にてご活躍ください。
    佐藤Mさんからたよりがあり、東北薬科大学が医学部を新設して2年後に開校、地下鉄の東西線が来年末に開通の予定とのことです。 チンチン電車しか知らない私には、どんな街になったのか、想像もできません。 仙台駅前にあった三菱銀行に、岡田さんという可愛いお嬢さんがいたのを思い出します。
      敬白

2014年12月8日
前略
    在仙中(仙台に在住していたとき)にスピッツァー(アメリカの物理学者でプラズマ荷電粒子の諸現象の基礎を著した名著)の本を読んで、 「太陽を地上に」という壮大な計画に感激したものです。核融合の実験が始まってから50年以上にはなるでしょう。 商業炉(商業的な利益を生み出す実用的な核融合炉)の実現にはほど遠いのが実状です。 下手へたをすると錬金術の二の舞になります。ここは発想の一大転換が必要かと考えます。
      草々

2014年12月24日
拝啓
    いよいよ冬本番というところでしょうか。 実は、町内会の男性の方が20日に、○○島の親族の男性が22日に亡くなっています。 2人共に80代の方でしたが、共通していることは、積極的に外に出て歩く(ウォーキング)習慣を持たなかったことです。 医療記事で、医者が「せっせと歩きなさい」と助言していますが、的を得た指摘であると思います。
      敬白

2014年12月29日
拝啓
    お元気にて新年をおむかえのことと存じます。
    12月27日の朝日新聞に、STAP細胞の調査結果が報じられています。「正体はES細胞である」とあります。釈然としない結果ではありますが・・・。 小保方さんは、先ずES細胞の追試をやり、完全に理解してからSTAP細胞の実験に入るべきでした。研究方法が完全に間違っています。 研究に対する眞摯しんしな姿勢があれば防げたと考えます
      敬白

2014年12月31日
拝啓
    晴天続きのお正月になりそうです。うれしいことです。
    街へ出かけた帰りに、京成デパートのアートギャラリーに寄ってみました。 八代亜紀の富士の中腹を赤く塗った「紅富士」が64万円で売れたそうです。100万のクラスの絵を買い求めた人もいたそうで驚きです。 絵が売れるかどうかは、名の通った絵画展で入選したかどうかで決まるとのことです。
      敬白

2015年1月1日
    あけましておめでとうございます
    充実した年であることを願っています。

    STAP細胞の騒動は、妙齢のお嬢さんが、事もあろうに、ス○○○をめくって立○○をしたお芝居でした。 品位の無いことおびただしい事件です。
    お元気にてご活躍下さい。

2015年1月19日
    寒々とした冬の日々、気持の中だけでも春の陽光を感じたいものです。

    いわはしる垂水たるみの上のさわらびの
       萌え出づる春になりにけるかも

                                    志貴皇子しきのみこ

2015年1月22日
拝啓
    お元気にてお過ごし下さい。
    STAP細胞に関する本が出版されました。小保方さんをたたくのはもう止めるべきです。彼女自身が事の重大さを痛感しているはずです。 それにしても、2人の弁護士は旗をいて逃げて行き、論文に名を連ねた秀才達は、 知らぬ顔の半兵衛はんべえめ込んでいます。 日本男子の爽快そうかいさが微塵みじんも感じられません。
      敬白

    [ここに、山本から近藤殿へのお便りを紹介させていただきます。]

(山本から近藤殿へ)
2015年1月25日
拝啓
    いつも示唆しさ
に富んだご教示を有難うございます。
    昨夜のテレビ報道で、イスラム国に拘束こうそくされていた湯川氏が殺害され、 もう1人の後藤氏が安倍政権に悲痛な嘆願たんがんを訴える画像が流れました。ついに、犠牲が出たのです。 先日、安倍首相はエジプト訪問で「ISIL(イスラム国)と闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します」 と言ったことが起爆きばくとなって、 彼ら2人に支援金と同額の身代金みのしろきんがかけられ、 72時間以内に安倍政権に要求されていました。 この期限内に安倍政権が何も出来なかったという悲惨ひさんな結果でした。 なぜ、安倍首相は、この時期に、 イスラム国を刺激するこの声明を安易に発表したのだろうか?  今回の事態に至ることを予測できなかったのか? もっともっと早い段階で対処しようという努力をなぜしなかったのか?  ヨルダンの関係者も「彼らが拘束された昨年以来、 日本には十分な時間があったはず」と日本のいままでの対応を非難しています。
    安倍首相は「あの支援金は被災難民の人道支援のため」と言い直していますが、コロコロとその場しのぎに変える態度に未来はありません。 それに対して、イスラム国の全ての声明が首尾一貫しゅびいっかんしています。これには妙に感心させられます。 イスラム国からの新たな要求に安倍政権はどう立ち向かうのだろうか?  この先、こんな政権がこの国の政治を任せられるだろうか?
    では、貴殿のご健康をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年1月27日
拝啓
    安倍首相は、華やかな花火をげているだけの人です。どうしてこんな人を自民党は首相に選んだのですか。 経済的に困っている国に、億単位の援助をする、喜んでいるのはその時だけ。時がたてば忘れてしまいます。 今の中国、韓国が良い例です。日本と国民のことを少しも考えていません。 彼が首相になってから、国もくらしも良くなったという実感がまるでありません
      敬白

2015年2月7日
前略
    放送大学をご存知ですか。受講課目を見て「量子物理」があり、面白そうなので講義録を取り寄せてみました。 第一ページから数学です。言葉による説明がありません。これでは受講生はいやになって逃げて行くだろうと思ったら、 あんじょう、今年は閉講になっていました。 講師は京大教授、頭は良いのでしょうが、どこかピントが外れています。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2015年2月12日
拝啓
    春のきざしが見え始めた昨今でございますが、貴殿におかれましては、 御健勝の御事おんことうけたまわりまして、誠におよろこび申し上げます。
    放送大学は、通信教育によって学士を得ようとするその立場に立てば有益な制度に見えます。 私もテレビで見たことがありますが、結構レベルを保ったよい内容で、先生の説明もとても上手に思いました。 テキストは、要点だけせているのかもしれません。が、工夫くふうは必要でしょうね。 ただ、貴殿のご要望を盛れば、テキストの価額アップになるでしょうね。痛しかゆしですね。
    私の従妹いとこが、昭和40年頃に通信教育で学士を取得しました。 夏期講習(サマースクール)では、早稲田大学文学部で、王朝文学の有名な教授の指導を受けたそうです。 通信教育を卒業後、新潟県上越市立小学校に赴任ふにんし、同僚の先生と結婚し、南アフリカ連邦の日本人学校にもご夫婦で赴任し、 再び、上越市に戻り、旦那さんが教育委員会で活躍していました。 今は、従妹も旦那さんも引退しています。
    では、又。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年2月14日
前略
    英語の話をもう1つ。父が旧制 青森中学の生徒だった時の英語の授業について聞いたことがあります。 「ドヨヒム」というフレーズが出てきたので、何かと思ったら
       Do you know him ?
   学校の英語は、今もこんなものでしょう。
   以前、貴兄からの便りに、カタカナ語が日本の英語を駄目だめにしているとの留学生の指摘があったとのこと、その通りでしょう。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2015年2月16日
拝啓
    だ未だ寒さが身にみますが、 貴殿におかれましてはご清祥せいしょう御事おんことうけたまわりまして誠におよろこび申し上げます。
    貴殿のお父様はプロスキーヤーで有名な三浦雄一郎氏が在籍したことのある旧制 青森中学の先輩なのですね。
    さて、英語の発音につきましては、ジョン万次郎も翻訳辞書に著したことでも有名な話ですが、water を日本人が発音するとき、 「ウォーター」と言うよりも「ワラ」と言った方がはるかにアメリカ人に通じるそうです。 英語が堪能たんのうになるには、 字句から(目から)よりも先に音声から(耳から)れないといけない、ということなのでしょう。
    では、お元気にてお過ごしくださいませ。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年2月27日
前略
    「数学セミナー」(昭和42年)にこんな話が載っています。 岡潔おかきよしさんの友人・秋月さんが 若い数学者の鈴木君に、「君らのクラスは皆よく出来るが、何故なぜなのか」と聞いた。 そしたら鈴木君が、「先生が皆アメリカなんかに行っていて、教授がそのクラスに誰もいなかったので、思うように勉強することが出来た」と答えたそうです。 広島がそうだった。修士課程が出来たばかりで、指導方法がわからず、教授連中は皆黙っていた。やりたい事を自由に出来たのは幸運でした。
      草々

2015年3月4日
拝啓
    天候不順の日が続きそうですね。3月3日の朝日新聞に、8年も前から県立高校の1年生に「道徳」の授業を必修化しているとありました。 昭和40年代に、「小さな親切運動」がありましたが、「つまらぬことをする」と冷笑されたものです。 要は、やって良いこと、悪いことの判断力のある人材を造ることなのでしょう。道徳の授業を受けても、そんな人物は生れてはこないでしょう。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2015年3月15日
拝啓
    寒波がやって来たとはいえ、やはり3月、春間近の陽光となって参りましたが、 貴殿には御健勝の御事おんことうけたまわりまして、 誠におよろこびび申し上げます。
    しばらくご無沙汰ぶさたいたしまして、誠に申し訳けございません。 確定申告、私のホームページの全てのリンク方法の変更を10日かけて行ったことやその他、諸々もろもろの雑事が重なったためでした。
    40年位前に道徳教育が始まったとき、私は時代後退を感じました。 はからずも、それが始まるや、学校のいじめ問題、不登校、学級崩壊はうかい、荒れた学校の問題が多発しました。 現在もそれらの問題が続いています。本当に、道徳教育は不吉ふきつ以外の何物でもありません。 そして、何の反省もありません。
    では、また。
      :敬具

2015年3月19日
拝啓
    (前文略)
     数年前から、私のメールに大量(1日に20-30通)の迷惑メールが毎日来ていました。 それらはNTT通信㈱、すなわち、OCN (Open Computer Networkの意) の迷惑メール処理サービスで処理していましたので、 左程さほど、気になりませんでした。 が、イ■■■国による日本人2人の犠牲から数日後、どういう訳か、急に迷惑メールがほとんど来なくなったのですよ。 これはこれで歓迎すべきですが、わずかな迷惑メールの中に、差出人なしで強く返事を要求する英文メール1通に気付いたわけです。 大量の迷惑メールは無視すればそれで済んだのですが、このメールだけは不気味でした。最初は無視したのですが、しつこく来たので、返事を出しました。 この様子を訳文も書いて同封します。私が返信をした後、これに関するメールは来なくなり、1件落着です。 もしかしたらイ■■■国からの勧誘かも、と思いました。私のメールアドレスは私のホームページから知ったのだと思います。
    (後文略)
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年3月19日
拝復
    この陽気で偕楽園かいらくえんの梅は7分咲き。屋台が大繁盛です。
    それにしても何とも不気味なメールです。具体的な内容が何もありません。発信人の人名もありません。 かねでイ■■■国の兵士を徴募ちょうぼしていると考えても当らずとも遠からずの内容です。 これは一本釣り手法、金に目がくらんで引っかる人がいるかもしれませんね。アブナイ、アブナイ。
      敬白

2015年3月24日
前略
    先日の新聞に、シャープが3000人の希望退職を発表したとありました。 赤字を出したのは経営陣の目明きめくらと無能のせいで、従業員に尻拭しりぬぐいさせるのは人知に反するやり方です。 いつの頃からかアメリカ流の企業経営がのし歩いています。 従業員を使い捨ての古雑巾ぞうきんと考えての企業方針で会社が存続できるとは思えません。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2015年3月25日
拝啓
    桜の開花なのに冬に逆戻りのようになりましたが、貴殿におかれましてはご健勝の御事おんことうけたまわりまして、誠におよろこび申し上げます。
    10年前に母の見舞いで三重県に行ったとき、亀山市の山沿いに建設中のシャープ亀山工場、そして、亀山第2工場を車を走らせながら見に行きました。 当時、液晶の勝ち組だったシャープは、飛ぶ鳥のの勢いで、巨大な工場を建設中でした。 しかし、その数年後、韓国のサムスンによる安売り攻撃にあい、あえなく負け組みになってしまいました。 産業というものは、難しいですね。私も、あのシャープがこうなるとは夢にも思っていませんでした。
    昨夜、安倍首相は、国会で「我が軍隊は・・・」と述べ、民主党の大反発にっています。 遂に、本音が出たのか、それとも、国会を自分の遊び場として使っているのか、です。 こんな首相、らない。
    では、またよろしくお願いいたします。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年4月9日
前略
    理化学研究所のトップが交代しました。若手に活躍の場を与えるとありますが、驚いたことには、期限付の研究者が8割もいるとのことです。 そうなると、成果を出したいと思って、小保方おぼかたさんの二の舞を演ずる人も出てくるでしょう。 仁科にしな芳雄、朝永ともなが振一郎、 中谷なかや宇吉郎といった人々のいたおおらかな理研とは全く違っています。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2015年5月11日
拝啓
    連休中は暖かく晴天続きの珍しいゴールデンウィークでしたが、貴殿はどこかにお出掛けになったでしょうか。 私達は、ほぼ連日、県内、栃木、福島の道の駅に行き、スタンプラリーのスタンプを押しにドライブ。 5月10日(日)の甲子かし高原は北西の強風で気温7度近くの寒さでした。半袖姿の僕はビックリです。
    安倍首相のアメリカ訪問。集団的自衛権で安倍さんは、すっかりアメリカの番犬になってしまいました。 アメリカは、シメシメ、これでオレ達だけでギセイにならずに、日本がギセイになってくれそうだとモロ手を挙げて喜んでいます。 70年間も続いた平和憲法のもとの日本の価値はなくなりました。 元を正せば、小泉元首相と安倍首相の靖国神社参拝にあります。 集団的自衛権についての安倍政権の考え方と諸法案の進め方に憲法違反があります。これでよいのか?
    では、また。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年5月15日
前略
    安倍氏を総理大臣に選んだのは、自民党の国会議員連中であり、地方の議員(党員資格を持っている人々)ではありません。 国会議員諸氏がどの様な思惑があって選んだのか、腹の中がわかりませんが、何かメリットがあるとでも考えたのでしょうか。
    以前、短期間ですが安倍氏は首相になっています。その時の考え方と少しも変ってはいません。あの人はダメですね。!
      草々

2015年6月1日
前略
    ギリシャの混乱が続いています。 年金生活者が国民の 1/4、大型企業は国営で利益を上げることを考えず、特に産業らしきものも無く、観光が盛んであるという声を聞いたこともありません。 EUも力を貸したいのですが、ギリシャは金欠病で、無能な政治家がウロウロするばかりではお手上げです。 ギリシャ文明をおこした活力はどこへ行ったのでしょう。
      草々

2015年6月13日
前略
    近藤誠氏の医療本を読んでいたら、毎日の生活で役に立ちそうなことがありました。ピンピン100歳までの体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から。 コーヒーは、がん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける。ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」。 高血圧に塩はダメはウソ・・。ステーキやトロを食べなさい、長生きの基。
      草々

2015年6月21日
拝啓
    梅雨に入りましたが、学生の頃に比べると雨の降り方が少ないようですね。
    大学の電気工学科を一緒に出た男が横浜に住んでいます。何が原因かわかりませんが、脳梗塞を起し、その後、心筋梗塞で倒れ、 現在は医者通いをして血液をサラサラにする薬を飲んでいます。 問題は、こんなむづかしい病気をすると理性の輝きが失なわれて、正常な判断力が無くなってくることです。 それが手紙の文面によく現れています。
      敬白

2015年7月1日
拝啓
    梅雨の日もあと少しでしょう。
    ギリシャの財政危機が重傷で、E U も手のほどこし様がなく困惑しています。 下手へたをすると、リーマンショックの再来があるとか、そうなると日本の経済も滅茶苦茶めちゃくちゃになりそうです。 あの国は政治家も経済界も、自力で経済の立て直しをしようとする積極的な姿勢が全く見られません。
      敬白

2015年7月5日
拝啓
    もうすぐ夏がやって来ることでしょう。
    若尾文子あやこをご存知ぞんじですか。先日、都内の映画館で彼女が出演した映画祭がありました。 学生の頃のアイドルです。演劇にあこがれて長谷川一夫はせがわかずおの新演技座に入り、 その後大映だいえいに移って青春映画で活躍しました。菅原謙二との共演は大入満員、楽しいひと時でした。入場料30円のころでした。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2015年7月9日
拝啓
    1週間以上日差しを見ない梅雨本番ですが、貴殿におかれましてはご健勝の御ことと承りまして、誠にお慶び申し上げます。 度々のお葉書を有難うございます。
    「明治日本の産業革命遺産」が韓国とのすったもんだの末、世界遺産に認定されましたが、その文言に、 第2次世界大戦中に多くの朝鮮半島出身者に対する強制労働がなされた、という文章が追記されることになりました。 もし、小泉元首相や安倍首相が靖国参拝をしていなかったら、こんなことにならなかっただろうと私は思います。 次回に予定の「佐渡金山」も、また同じことが起こります。 靖国参拝のせいで、今後の事象全てにケチが付くことは目に見えています。日本は終っています。
    では、貴殿のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年7月9日
前略
    ギリシャ経済は破綻したのでしょう。ノーベル賞が始まった1901年以降、自然科学関係にギリシャ人は1人もいません。 特に近年、50年間を見ても絶無です、つまり国を支える産業が無いということでしょう。 これまでどうやってオマンマを食べて来たのでしょう。海外観光案内の広告に「ギリシャ」の国があった記憶もありません。
      草々

2015年7月11日
拝啓
    夏がやって来たようです。
    大学電気系を同期に出た男が横浜に住んでいます。 筋の通った理窟りくつ滔々とうとうと手紙に書いてくるのですが、 ご本人は心筋梗塞、せっせと医者通いをして生きています。 どんな方法でも良いから病気を治すことが第一と、間接的に書いてみたのですが、馬の耳に念仏でした。 一番大切なものが死んでいるのでしょう。
      敬白

2015年7月17日
拝啓
    大気が荒れていますね。
    昨今の安倍首相の言動を見ていると、半分ボケ老人の世界へ足を突っ込んだのではないかと思わせる節があります。 理性の輝きが見られません強行採決も、その一例でしょう。 周囲にそれをコントロール出来る議員先生がいないことも確かです。 何しろ、大臣の椅子いすが欲しくてしょうがないという人は、黙して語らずでしょうから・・・・。 今の日本は暗いですね
      敬白

2015年8月3日
拝啓
    なつ、なつ、なつの毎日です。
    松江城が国宝に指定されたのを祝って、宍道湖畔しんじこはんで花火大会が開かれました。
    ドーン、ドーン、ドーンと一まん発の花火が打ち上げられて、家がぶるぶる震えました。 たった十まん人の町に三十萬人の人が集まり、にぎやかな夜でした。
    大粒のしじみがあったのでお送りします。ご笑味下さい。
      敬白

2015年8月7日
拝啓
    (暑さで)広島の下宿での夏を思い出します。
    読むべき記事の無い田舎の新聞も、時には骨のある内容を掲載します。
    野坂昭如氏は、40代50代の頃にはマスコミに首を突っ込んで騒いでいた人です。年を重ね、物事が良く見える様になったのでしょうか。
    (同封の氏の記事は)極論に近い発言ですが、安保法案の衆議院通過という事態になった以上、 はっきり物を言わないと、人は何が重要なのかを認識しないのかもしれません。
    靖国神社参拝以降、安倍首相の言動を見ていると、理性と判断力をすっかり失ってしまった老人の様に思われてなりません。 悲しいことは、周囲にこれをコントロール出来る人物がいないということです。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2015年8月11日
残暑お見舞い申し上げます
    成程、野坂氏の論は力強く、正論と思います。日本を守るのは、憲法第9条です。
    先日、長崎の原爆慰霊式で長崎市長が名演説をしました。続いて、遺族代表として原爆被災で左手の不自由なご高齢の方も演説をなさいました。 特に、市長の話は集団的自衛権を反対する表明をして列席者の大きな拍手を呼びました。 安倍首相は煙ったい顔をしていましたが、翌々日、首相が否定していた70年談話での謝罪表明を急遽盛り込むことになりました。 長崎市長と遺族代表のお話に思う所があったのでしょう。
    では、貴殿のご健康をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年8月21日
拝啓
    台風の余波か涼しい日が続いています。
    芥川賞の「火花」がバカ売れとのことで、書店で立ち読みをしました。 文章がとんとんと移り変って、中味のないテレビ・ドラマにうんざりしている人々には新鮮なのかもしれません。 小説に対する考え方が根本的に違うので、途中で読むのを止めました。 作者は漫才で人気の芸人、その場限りの小説はやがて消えてゆくように思います。
      敬白

2015年8月28日
残暑お見舞い申し上げます
    公明党の安保法案に関する言動は、創価大学教職員から反対の声が上っています。 自民党と手を組んだ時、理性のあるブレーキ役を果すのではないかと期待していたのですが、実状は太鼓持たいこもちに終始しています。
    ここまで来たら、もう終りでしょう

    (山本から近藤殿へ)

2015年9月5日
拝啓
    秋の気配が漂う季節になりましたが、貴殿におかれましては、益々御健勝の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
    9月2日の中国での抗日戦争勝利70周年の軍事パレードで、習近平国家主席がなかなかの名演説をしています。 覇権はけんを握らない、他国への侵略はしない、平和追求を怠らない、など。かつての日本軍国主義を他山の石として述べています。 恐らく、中国は、平和主義を貫くでしょう。一時的な尖閣問題はありますが。安倍総理は被害妄想になっています。
    では、貴殿のご健康をお祈り申し上げます。
      :敬具

2015年9月5日
前略
    日本を取り巻く国際間のギクシャク感は、小泉元首相の度重なる靖国参拝が発端となる主な原因です。 即ち、国内で「隣国がどうのこうの」というように隣国を悪者にしていますが、日本が悪い原因を作ってしまったのです。 恐らく、今後、何10年経っても、日本がそれを自覚しない限り、事態は同じでしょう。 なお、私もつい最近まで知らなかったのですが、国際連合という名称は UNITED NATIONS の都合のよい日本語訳でして、 本来の意味は、第2次世界大戦の戦勝国の連合なのですね。 ですから、安保理事会で中国が拒否権を持つ訳です。
      :早々


[近藤殿からのお便り]

2015年9月7日
拝復
    松江も蒸し暑い日が続いています。
    シャープが本社を売却、希望退職という名の人員整理をやり、役職をバッサリと廃止、利益の薄い部門は別会社にする---。 どう考えても働いている従業員の姿が見えてきません。ゆとりの無い利益第一主義、こんな会社が永続きするとはとても思えません。
      敬白

2015年9月9日
前略
    広島にいた頃、はがき5円、アイスキャンデー5円、広電(広島電鉄)20円、しんせい40円、物価が安かった頃の方がゆったりと生活していた様に思います。 庶民は平穏無事な生活を求めています。政治家はそこを眞剣に考えて行動すべきです。 先の戦争で被災した近隣諸国を逆なでする靖国神社参拝など、首相がやるべきことではありません
      草々

2015年9月12日
拝啓
    やっと台風が逃げて行きました。
    広電(広島電鉄)は値上げ、値上げで10年前は200円でした。 ところが先日聞いたところ150円、それも乗換え自由、八丁堀や紙屋町で宇品うじな己斐こい行に乗換をしても150円はらう必要が無いということです。 市民の足として、多くの人に利用してもらって収益を上げた方が得策と考えてのことでしょう。 さすが商売上手の広島です。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2015年9月14日
拝啓
    水戸地方はしのぎやすくなり、昼はツクツクボウシ、夜は秋の虫達が鳴いています。
    今回の茨城県常総じょうそう市の大水害はビックリです。 即日、天皇陛下からお見舞いのお言葉がありました。 が、安倍政権からは、それに類する言葉がほとんどなく、機械的な指示しかありません。安保法案のときに余計なことが起きた、と言わんばかりの態度に見えます。 国土交通大臣の指令の下、堤防復旧緊急工事も政府のパフォーマンスにしか見えません。人間的なハートが全く見えません。
    今年4月に、県西部の歴史民俗資料館の帰りに、常総市の石下いしげ地区を国道274号線で通りましたが、 昔の下総しもうさの国の歴史を感ずる良い街並みでした。 今は、泥の中になっています。
    では、貴殿のご健康をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2015年9月16日
拝啓
    蝉の声も消えて、朝夕めっきり涼しくなって来ました。お元気にてお過ごしのことと存じます。
    島根の人は、食って寝て、リポビタンDを飲んで長生きしているだけなのかと思っていました。 骨のある人のいることに驚きを覚えました。([註]その人が山陰中央新報に投稿された記事のことを指しています。)
    NKテレビの安保法案に関する国会中継を見て痛感することは、安倍首相の答弁が奇弁に終始していることです
      敬白

2015年10月5日
拝啓
    松江は秋晴れの日々です。
    新聞広告に広島の私立大学入学案内が出ています。広島にいた頃、広島工業大学と広島女学院の2校でたが、 今や、8大学、就職率の高いことを看板かんばんにしています。 中国5県からアンチャン、ネエチャンが広島に集まり、卒業すると島根には帰って来ません。 商売上手じょうずなのか、保育科と食物科しかなかった安田女子短大は、6年制の薬学科を作って学生を集めています。
      敬白

2015年10月10日
前略
    楽天の次期監督に決まった梨田氏が面白いことを言っています。 セ・リーグを制したヤクルト、二軍で育てた選手や、選手生命に関わる故障に苦しんだ投手を切り捨てずに、気長に回復を待った。 今や、プロ野球はドライになっています。しかし、選手が最後の力を結集できるのは、 昭和の香りを残す環境なのかもしれないと・・・。 うれしい言葉です。
      草々

2015年11月21日
拝啓
    めっきり寒くなって来ました。
    朝永振一郎ともながしんいちろうさんの随筆集「鏡の中の世界」に、昭和初期の理研の様子が書かれています。 研究者の楽園、のびのびした雰囲気ふんいきと明るさが見られます。 その土台になっているのが、研究費や理研運営の一切いっさいの経費を自分でかせいでいたことでしょう。 現在の理研の実体を考えると、小保方おぼかたさんの悲劇は、起るべくして起ったように思われてなりません。
      敬白

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近藤殿の葉書
2015年11月28日
2015年11月28日
拝啓
    大山だいせんで初冠雪があったとのこと。なるほど寒いはずです。
    原節子さんの訃報に接しました。彼女の生き方そのものが清々すがすがしいことに何とも言えぬものを感じます。 池部良いけべりょう杉葉子すぎようこ、龍崎一郎等と出演した「青い山脈」、 戦後の世相を打ち破る明るく楽しい映画でした。彼女の一番素晴らしい作品だと思っています。
      敬白

2015年12月13日
前略
    6日に行われた福岡国際マラソンで、川内選手はふくらはぎにしびれを起し、五輪代表選考対象から外れました。 練習を兼ねて、1年に数回フルマラソンを走るという目茶無茶な走り方をしている人です。 路面の堅い舗装道路を走ると、土や芝生の上を走る10倍の負荷が足や腰に掛ると言われています。 ジョギングが健康に良いというのは、半分うそでしょう。
      草々

2015年12月23日
拝啓
    珍しく太陽が顔を出しています。([編集者註]近藤殿は現在、松江の奥様の実家にお住まいになっています。)
    東芝が赤字清算のため、国内で3千人のリストラをやるとのことです。昭和30年代、日立の初任給、31,500 円、一度のボーナス5千円のころ、永年雇用は常識的な姿でした。 従業員は安心して働き、企業は繁栄しました。いつの頃からかアメリカ流企業経営でバッサバッサと首切りを始めました。 今の経営者は必ずやシッペ返しを食います。
      敬白

2016年1月3日
拝啓
    お元気にてお正月をおむかえのことと存じます。
    東京にいた頃、せっせと新宿末広亭に通いました。 ある時、円生えんしょうが「とり」もつとめて、一席「百川ももかわ」、 これこそ落語の眞髄しんずい、涙が出るほど感動しました。すぐLPレコードを買って聞いてみたのですが、少しも面白くない。 缶詰かんづめ駄目だめなまに限ることを知りました。 お正月のテレビは落語、漫才、駄洒落だじゃれの安売り。すべてこれ缶詰です
      敬白

2016年1月21日
拝啓
    初雪です。松江にもやっとこさ雪が降ったという思いです。
    NHKのテレビニュースを見ていたら、仙台駅前の様子が映し出されていました。林立するビルの谷間に雪、 仙台にいたころ、横なぐりの粉雪に身を縮めて青葉山(東北大学工学部のある山の上)へ行ったことを思い出しました。 仙台の街も氣象もすっかり変ってしまったことを痛感しました。
      敬白

2016年2月4日
拝啓
    雪が止み、雨の毎日です。
    小保方晴子さんが手記を出版しました。(「その日」講談社)  彼女は優れた才能を持ち、生物学の最新の知識と実験技術、そして遂行する強い意志を持っていたと思います。 STAP細胞が実現出来れば、病に苦しむ人々を救えるという信條もあったのではないでしょうか。 残念なことは大切な歯車が狂っていたことです。
      敬白

2016年2月26日
拝啓
    偕楽園の梅が咲き始めたそうですね。
    週刊紙(週刊新潮 2月25日号)も時には骨のある記事を出します。
    アメリカ大統領選挙の予備選挙をテレビで見ていました。 驚いたことは、政策そっちのけで、自己の優位を示すために相手候補者にえげつない罵声を浴せ、欠陥をあげつらっていたことです。
    露骨に物を言うトランプ氏に、アメリカ国民が拍手喝采しているのは、日頃の不満のはけ口を求めているのかもしれません。
    トランプ氏が大統領になるとはとても思えませんが、それにしても、アメリカ国民の民度は非常に低くなったのではないかと思われてなりません。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2016年3月7日
拝啓
    暖かくなりましたが、貴殿におかれましては益々の御清祥の御事と承わりまして、お慶び申し上げます。
    大変御無沙汰ごぶさた致しまして誠に申し訳ございません。 妻の母の実家(山梨県富士川町)でのお悔みや当方の延々と続く作業にまぎれて、失念してしまいました。
    トランプ氏の放言は面白いですね。アメリカの自由な空気の極致と言えましょう。 我が国にはない素晴らしいことです。しかも陽気で後味が悪くない。 これに対して、陰湿な安倍首相のだまし表現、多くの閣僚の陰湿な暴言と失言はトンでもないことです。
    では、お元気にてお過ごし下さい。
      :敬具

2016年3月10日
拝啓
    寒さが戻って来て、5年前の大震災の頃に似た気象になっていますね。貴殿におかれましては、御清祥の御事と拝察いたします。
    小保方晴子さんの著書「あの日」を、1回目に書店に行ったときは売り切れで無かったのですが、2回目に行ったら買えまして、読んでみました。未熟女性の感傷的な文章を予想していましたが、序論は予想通りでした。本文は入るや否や、専門用語の羅列。理系の人には読めますが、文系の人には難しいのでは、と思いました。3日で読み切りました。STAP細胞の顛末てんまつについて詳しく述べられています。余りにも多くの偶然が成せる技だったのでしょうか? 途中で、誰も気付かなかったのかな? 奇妙なことです。しかし、このことについての明確な記述はありません。結局、彼女の行ってきた実験、そして考察、結論が見えて来ないのは残念です。1つ言えることは、山梨大の若松さんが、もっと小保方さんと実験を密接に行っていれば、早い段階で間違いを見付けたでしょうに。まあ、科学上の大失敗談ということで読み応えのある本です。
    では、お元気でお過ごし下さいませ。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年3月16日
拝啓
    7ヶ月ぶりに(水戸に)帰って来ました。 偕楽園に行って来ましたが、園内を散策する人はパラパラでした。
    女子のマラソンはやっぱり若い人が出てきました。 金メダルに輝いた人がもう一度というのは無理なのでしょう。 野口さんは、2,3番ぐらいにはなるのではないかと思っていたのですが、練習の過多で足腰を痛めていたようです。
      敬白

2016年3月20日
前略
    昭和34年(1959年)3月20日に、大分県竹田市にある岡城に遊んだ。 滝廉太郎が「荒城の月」のイメージを広げたと言われる城跡です。
    小学生が100人ほど遊んでいました。 カメラを持っていたので生徒たちを撮って、後日生徒の中の1人、安本妙子さんに写真を送ったところ、お礼の手紙を受けとりました。それがなんと60年振りにひっこり出てきました。
    楽しかった思い出だったので、竹田市の電話帳をめくって、坂井公源さんに電話を入れたところ、偶然のことですが、「妙子さんをよく知っています。大阪に住んでいるはずです。」 そのうち、吉報があるかと楽しみにしているところです。
      草々

2016年3月22日
前略
    雑誌「新潮45・四月号」に「保守層が見限り始めた変節漢・安倍晋三」のタイトルで記事が出ています。 内容は推察できることと思います。 あの人が首相に就任してから、庶民の暮しが少しも良くなっていないのですから、駄目な政治家の部類でしょう。ご本人はこれからも首相をやりたいそうですが、今がやめ時ではないかと思います。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2016年3月29日
拝啓
    氷河期の入り口を思わせるような寒さが続きますが、貴殿に置かれましては、益々御健勝の御事と承り、誠にお慶び申し上げます。過去42万年の氷河期の履歴りれきデータを見ますと、最後の氷河期が1万6千年前。そして、間氷期が8千年前から現在に到っています。この間氷期は、過去の数回のそれらと比べて、期間が少し長過ぎるのです。過去のデータ通りになるとすれば、現在は氷河期に入って行ってもおかしくないのです。これが私の見解です。なぜ、氷河期と間氷期が交代に現れるかは、未だ分っていないそうです。間氷期から氷河期に移行するのは、かなり急速(とは言っても、2、300年かかりますが)なのです。
    貴殿にご紹介いただきました「保守層が見限り始めた変節漢・安倍晋三」を読みました。何と、見限り始めた保守層とは右翼うよく的な人達じゃないですか。それはそれで、安倍首相が、段々と現実と歴史的真相を分かってきたということで、少し丸くなった訳で、それはある程度歓迎ですよ。問題は日本の置かれている立場と歴史的事実を、日本国民が知らない、又は、曲解していて、政府関係者でさえもそうであることです。例えば、憲法第9条は幣原しではら首相が原文を作り、GHQがその内容にビックリして、これは素晴らしい、と絶賛したと聞いています。日本人は皆、GHQの指示で作られたと間違って理解している訳です。即ち、憲法第9条は日本人が自主的に作ったもので、これは国際的にもまれな素晴らしい条文として、大切にするべきではないでしょうか。GHQの押し付けではない訳で、安倍首相はじめ政府の見解を知りたいものです。
    つい最近、大西議員が「北海道神宮参拝のとき、巫女みこさんに『よろしく』と言ったところ、巫女さんが『自民党は好きじゃないんです。』と言った。巫女ごときのくせに・・・」と発言しました。今の閣僚や自民党議員は、皆、このような発言が多いですね。政権交代が望まれます。ただ、民進党の期待度が低いのが残念です。なぜ、国民はそうなのか、がうれい得るところです。
    では、貴殿の御健康と御多幸をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年4月6日
前略
    「綾瀬はるか」、テレビ・ドラマや化粧品、風邪薬の広告に顔を出しているので、ご存知のことでしょう。今が「旬」だそうです。 芸能プロダクション「ホリプロ」所属なので、売り出しはお手のものでしょう。 この頃の女優は、第一線に出てきたかと思ったら、いつの間にか姿を消してしまいます。 女優としての個性的な魅力に欠けるためかもしれません。
      草々

2016年4月7日
拝啓
    4月に入り、桜満開の日も近いことでしょう。
    安倍晋三氏が首相になってから、どうも世の中がおかしな方向へ進んでいるように思えて仕方がありません。
    消費税が8%に上ってから庶民の生活が窮屈きゅうくつになり、皆んな下を向いて歩いてる様な雰囲気ふんいきです。
    民主党との約束は約束として、1,2年して生活にゆとりが無いことがわかったら、元の5%戻しても、文句を言う人はいないと思います。
    靖国神社参拝の姿を見て、この人はこういう人かと思っていたら、今度は安保法成立へ邁進まいしんです。まさか第9條や第99條を知らないわけはありません。
    中国や韓国が目くじらを立てるのももっともなことです。
    今の自民党の国会議員の5分の1程度の人は、戦争を実体験しているだけでなく、父や兄、親類のおぢさんが赤紙1枚で戦地に征き、白木の箱で帰って来たことを熟知しているはずです。
    安保法反対の声をあげないのは、国政を担う自党の欠如以外の何物でもないと考えます。
      敬白

2016年4月14日
前略
      青い芽をふく銀座の柳
      花を召しませ召しませ花を
      どこか淋しい憂いを含む
      ‐‐‐‐‐‐‐
昭和20年代、戦争から解放されたが、生きて行くのに精一杯だったころ、街に流れていた歌「銀座の花売り娘」です。せめて気持ちだけでも明るく、作詞、作曲者はそんな思いでこの歌を作ったのだと思います。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

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山本の葉書
2016年4月19日
2016年4月19日
拝啓
    日中、暖かくはなりましたが、何か、風が冷たく、曇天ばかり。やっと、今日、春になったという実感が湧いてきましたが、貴殿におかれましては、益々、御健勝の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
    「東京の花売娘」はなつかしいですね。歌手は当時席巻した岡晴夫さんのようです。
    熊本地震は凄いですね。2階建ては危ないですね。 東日本大震災のときの水戸の震度が6弱でしたから、熊本地震の震度6強~7では、例えば、西原村では全村の6割以上の家が全半壊だそうで、大変なことです。広く、中央構造線の西端で起きた地震と言えますね。
    では、またよろしくお願いいたします。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年4月21日
拝復
    春がやって来ました。
    熊本県で起きた地震、5年前の3月11日の恐怖(東日本大震災)を思い出しました。 読売新聞の見出しに「熊本地震、エコノミー症候群相次ぐ」とあり、身動き出来ずに亡くなられた方がいます。大学の先生と記者との対話の中で、「地震学者は地震発生予知は研究対象外である」との発言がありました。これではどうしようもありません。
      敬白

2016年4月27日
拝啓
    雨の中鶯が鳴いています。
    近くにあるスーパー「カスミ」に、日曜日になるとやき鳥屋が店を出します。 男のグループの歌を流しているのですが、歌詞がまるっきりわかりません。 それにメロデ-があって無い、艶歌でもなければ歌謡曲でもない歌です。 AKB48や乃木坂48も似たような歌なのでしょう。 若い人達の歌がいつの間にか貧しく空疎になったように思います。
      敬白

2016年4月30日
前略
    7月に選挙がありますが、そろそろ安倍晋三さんに辞めて戴きたいと考えているのですが、ご本人はもう少しやりたいご意向のようです。 安倍さんが音頭を取るようになってから、世の中が良くなったということが何もありません。余ほど古いというか、現実を直視出来ない人なのかもしれません。
      草々

2016年5月7日
拝啓
    5月1日から庭の木で鶯がきれいな声で鳴いています。 雨が降ると、パッと逃げて行きます。
    シャープが2千人の希望退職を出しました。金もうけが上手な台湾人がオーナーになって、何かやるだろうと思っていたのですが、台湾人のやることはこんなことなのでしょう。
    25年振りに温水プールで泳いでいます。疲労回復に効果抜群です。
      敬白

2016年5月11日
前略
    M. Sato さん(山形大学名誉教授)からの便りにこんなことが書いてありました。 東京工業大学の学長さんが、新入生に祝いの言葉を英語でやったとのことです。トンチンカンなことをやる人がいるものです。かつて東京大学の学長だったかや誠司氏が「小さな親切運動」を提唱して冷笑を食らったことがあります。これと似たような事件です。
      草々
    (山本から近藤殿へ)

2016年5月13日
拝啓
    昨日は、日本では珍しく透明な青空で爽やかな風が吹いていましたが、貴殿におかれましては益々御清祥の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
    この日の午前に、玄関の直ぐ前に生えて30年になるヤマザクラの剪定せんていをしました。その日の午後には、妻をコミセンに送った空き時間の1時間半に、6キロのウォーキングをしました。その後、夕食にインドカレーを大量に食べました。翌日の今朝、起きた時は何ともなかったのですが、次第に全身に(足から、腰、そして、腕、指の筋肉まで)筋肉痛が出て、体の内部から火照ほてる様な熱を感じて、食欲がありません。風邪ではありません。お昼頃、畳の上に横になって小1時間休むとかなり回復して、今この葉書を書いています。未だ少し筋肉痛があります。
    遂に、シャープが鴻海ほんはい精密工業の傘下に入りましたね。この話は、私は日経エレクトロニクスでずっと見てきましたが、4、5年前からこの話がありました。社長のかく台銘氏は背が高く、能力も高いようです。日本の電子産業の再興も考えているようです。今、東芝、パナソニック、ソニー、サンヨーなど、日本の電子産業は大変なことになっていますね。
    東工大の入学式における英語での祝辞ですが、日本の計測自動制御学会の研究発表は10年以上前から英語です。私の学生が、この学会の講演要旨を英語で書きましたが、口頭発表だけは日本語にしてもらいました。
    では又。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年5月31日
前略
    先日の新聞に、消費税を10%にするのを2年半先のばしにするとの内容がありました。 腹の中は政権維持のためでしょう。安倍晋三氏は庶民の暮しを良くするための政治を何一つとしてやっていません。余ほど首相の座にいて政治を動かしたいのでしょうが、無能政治家の汚点を残す前に身を引くことが、最善の道と考えます。
      草々

2016年6月21日
前略
    大工町(水戸市)に数十年前のオーディオ製品を再生販売している店があり、ご主人に聞いてみました。日本では眞空管を作っているところはありません。東芝、日立、パナソニック、すべて製造中止。ロシアと中国では今でも作っているとのことです。時々、数百本オークションに出るのを買って来るそうです。眞空管は人間味があり、音がやわらかいので、今でも人気が高いとのことでした。
      草々

2016年6月27日
拝啓
    梅雨明けも近いことでしょう。
    昭和28年(1953年)3月3日の朝日新聞が出てきました。紙面は茶色になって活字がはっきりしません。「虫めがね」を使って、面白そうな記事を拾ってみました。

             日光輪王寺で盗む
                   オシでツンボの男
    2日午前11時ごろ栃木県日光町輪王寺三仏堂に、観光客にまぎれて入りこんだ男が堂内ゴマ壇下の銅製金剛童子(高さ9寸)1件を盗み出したところを同寺職員Wさんが発見、日光署に突き出した。調べでは同人はオシ、ツンボで東京都荒川区の歯科技工見習い M(24)らしく同署で照合中。

             水戸の芸者が家出(茨城版)
    水戸市天王町芸者屋 Sさん方、芸者千代丸ことCさん(24)は、去る22日昼ごろ家出した。水戸市署の調べでは以前つき合っていた情夫のところに行ったらしいとのこと。
      敬白

2016年7月7日
拝啓
    梅雨の終りを待っています。
    視聴率に右往左往するテレビ時代になり、心ときめくドラマも姿を消しました。かつて映画全盛のころ(入場料30円)、誇りと勇気と正義観を教えてくれた男優、麗しき女優に憧れたころを思い出します。時がゆったりと静かに流れていたように思います。
      敬白

2016年7月20日
前略
    春と秋の日本物理学会プログラムをめくっていたら、8年前の秋のプログラムに、 「径方向電子温度勾配による低周波プラズマ搖動励起」 H., K., R. and T. とありました。何となく、H 研の影を引きづっているような思いがしました。 考え方があまり変っていないようです。
      草々

2016年7月23日
暑中お見舞い申し上げます
    お盆の季節がやって来ました。 いつもサボっている菩提寺での盆施餓鬼法会に間に合うように、26日に水戸を発つことにしています。松江は昔ながらのお盆の行事が色濃く残り、これだれは感心しています。お元気にてご活躍ください。

2016年8月3日
拝啓
    松江に眞夏がやって来ました。 盆施餓鬼法会は平日なので、本堂はガラガラかと思っていたら参会者でいっぱいでした。法要、先祖供養など、今の時代では古くさいことかもしれませんが、5人の坊さんのチンプンカンプンのお経を聞いているうちに、これはこれで価値ある行事であると思いました。
      敬白

2016年8月20日
拝啓
    猛暑の毎日です。プラズマ核融合学会の目標がどこにあるか判然としません。 貴兄の指摘される通り、お手上げの核融合の現状をひっくり返すアイディアを出す、そんな学会にすることは出来ないものでしょうか。
    福島第一原発の惨状を見るとき、電力を原発に頼ることは危険度が大き過ぎます。 核融合が救世主になる、そんな研究をやってもらいたいと考えています。
      敬白

2016年9月3日
拝啓
    お元気にてご活躍のことと存じます。 三江線がついに廃止と決まりました。何しろ1日に乗る人が50人ではJR西日本も身が持たないでしょう。次は三次みよし宍道しんじを結ぶ木次線、これも赤字でアップアップの状態です。両線とも田園情緒豊かな路線ですが、通学の高校生以外は乗る人がいないとあっては話になりません。
      敬白

2016年9月7日
前略
    広島の知人からの便りに、広島カープの快進撃にいているとのことです。 昭和38年に広島に行った時、下宿のオヤジは熱烈なカープファン。雑音だらけのラジオを聞いて、「古葉こばがまたトンネルをして負けた」と言ってはバアサンに当り散らす。バアサン腹を立てて、フライパン、ヤカンを庭に叩きつける、そんな毎日でした。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2016年9月16日
拝啓
    9月になっても暑い日が続きますね。貴殿におかれましては益々御健勝の御事とうけたまわりまして、誠におよろこび申し上げます。
    しばらく御無沙汰ごぶさたいたしまして申し訳ございません。私のホームページ関係の修正などや13年間分の日記の掲載などに膨大な時間がかかってしまいました。未だ、これに画像の掲載を継続中です。私のホームページのトップページの最後に日記の入り口がありますので、ご笑覧下さい。
    プラズマ核融合学会の今月号と学会からの幾つかのメールのコピーを同封いたしましたので,ご参考になって下さい。フランスに国際核融合研究所があるのですが、ここの職員募集が時々メールで知らされます。また、プラズマ核融合学会の年会は盛況のようです。それに対して、研究論文は、Physical Review Letters や Nuclear Fusion や Plasma Physics 、そして、国内には、日本物理学会論文誌(もちろん英文)に皆さん投稿しているようです。
    前にもお話したかもしれませんが、プラズマ核融合学会の前会長で、長年、核融合科学研究所の所長をしている A. K. 君は、私が東北大学工学部電子工学科で H 研究室にポストドクターとしていた頃、彼は学部4年の卒研生で、N. S. 助教授の指導の下、大学院生の R. H. 君と共に Q マシーンで、卒業研究をしていました。たまたま、夜遅く、H 研究室に A. K. 君と私の2人が残っていた時、私がインスタントラーメンをすすりながら「A. K. 君。優秀なのにどうして君は東京大学を受けないで、この東北大学に来たのかね」とくと、彼いわく「僕は東京大学を受ける積りだったのですが、その年は大学紛争の影響で、東大入試が中止になったんですよ」。
    では、貴殿の御健康と御多幸をお祈り申し上げます。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年9月22日
残暑お見舞い申し上げます。
    神戸でクリニックを開いている長尾和宏氏が健康本を出しています。 「病気の9割は歩くだけで治る」 山と渓谷社刊
    せっせと歩くと病気は逃げてゆくということでしょう。

    (山本から近藤殿へ)

2016年9月27日
拝啓
    未だ暑いですね。貴殿の御健勝をお慶び申し上げます。
    豊洲市場問題で東京は何をして来たのでしょう。東京は日本の縮図。東京も日本もダメになったなあ。どこの非民主国家なのかと思います。 安倍首相は、かつてのヒットラーに似てきました。益々、日本は、誰も気付かないうちに、ダメになって、破壊への道を歩み始めています。 何とかできないものですかね。
    では、貴殿の御健康と御多幸をお祈り申し上げます。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年10月5日
拝啓
    台風の余波でしょうか涼しくなって来ました。
    プラズマ・核融合学会誌をご送付いただきありがとうございました。
    日を置いて繰り返しページをめくってみましたが、シミュレーションのところは、正直なところチンプンカンプンです。
    原理は長尾さんのころと寸分違いないことと思います。今のやり方で、将来電力の送配電が出来る核融合炉が実現するのか疑問が残ります。
    天下の秀才がやっているのでしょうが、世の中コッチが駄目ならアッチという生きる道もあります。貴兄が指摘されるように、「お手上げ」にならない様、新しい方法を考える時機に来ているのではないでしょうか。
    お元気にてご活躍下さい。
      敬白

2016年10月23日
拝啓
    秋の訪れでしょうか。急に涼しくなって来ました。
    中央公論11月号にノーベル医学・生理学賞を受賞した大隅良典さんと永田和宏さんの対談が載っています。要旨は、「役に立たない」ことが大事である。 ところが、大学の先生も若い学徒も役に立つ研究に走る---。 12ページの対談です。
      敬白

2016年10月24日
前略
    先日、山陰中央新報に核融合の記事が出ていました。珍しいことです。 フランスにある国際核融合研究施設で、実験を始めるのは数年先、商業炉の開始は60年後とありました。問題になるのはプラズマの安定ですが、具体的な方策は何も書いていません。夢物語の紹介だったのかもしれません。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2016年10月30日
拝啓
    本当にさわやかな季節になりましたね。
    貴殿におかれましては、御清祥の御由、お慶び申し上げます。
    貴殿の仰せの通り、目先の利益のための研究に重きを置くようになって20年になります。それまでは基礎研究重視があったのですが、バブルがはじけて、文部省の予算もままならず、日立の研究所でも、基礎研究を止めた経緯もあります。それ以上に、以前から、日本の大学卒業生は、就職しても実務にうといという批判があり、以上により、文部省が大きく方針を変えたのがキッカケです。しかし、大学の研究者たちは、この方針転換に猛反発してきて、現在に至っています。大学院の重点化の、名はいいとして、例えば、東京大学工学部から東京大学大学院工学研究科などの名称変更は、世界で日本だけの笑われ物です。実際は、一見ムダに見える基礎研究は軽視されています。
    では、お元気にてお過ごし下さいませ。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2016年11月1日
拝啓
    涼しさを通り越して寒い日がやって来ました。
    10年振りの鳥取地震では、倉吉あたりで家の倒壊まで出る有様でした。 丁度、月が瀬で「あごだしラーメン」を食べている時でした。 店の人は「お客さん、ヂシン、ヂシン」とあわてふためいていましたが、ラーメンの汁がこぼれないかと、そちらの方が心配でした。 松江の人は緊張感が薄いので、時にはデッカイ地震も歓迎です。
      敬白

2016年12月10日
拝啓
    太陽が顔を出すことも少なくなり寒くなりました。
    ご送付いただいた「プラズマ・核融合学会」の年会プログラムを繰返し見たのですが、頭が痛くなりそうな発表題名がズラリと並んでいます。これが核融合研究で直面している問題なのでしょうか。
    計算機実験らしき題名も散見しますが、長尾さんの頃とはすっかり様変りしています。
    それにしても、こんな難しい研究をスイスイとやっている人の頭の中はどうなっているのでしょう。
    「バリスティックモード」とか「エコー」とか、素朴な研究が騒がれていた頃がなつかしくもあります。

    かたい話はこれまでにして軟らかいところを1つ。
    昭和20年(1945年)代、外国の流行歌がラヂオから流れてきました。その中に、「スペインの姫君」という明るい歌がありました。

うるわし姫君 君に会いしより
    わが胸燃えつゝ 君をしたうよ

麗わし姫君 赤いくちびる
    黒きひとみ 麗しの君よ

    将来への希望が持てるような思いがしました。
      敬白

2017年1月6日
拝啓
    お元気にて新春をお過しのことと存じます。
    12月16日に初雪があり、松江の冬が始まりました。広島で雪景色を見たことが無く、ひと山越えると人も気候もガラリと変るのでしょう。景気が低迷し、人々みな元気を失なっているように思えます。眞の政治家の出現を切望するばかりです。
      敬白

2017年1月10日
拝啓
    好天に恵まれたお正月。20年振りに出雲大社に出掛けました。遷宮せんぐうのあとで境内けいだいが清掃されて、如何いかにも神社という雰囲気ふんいきがあり楽しい一日でした。びっくりしたのは死の町だった門前町が活気をとり戻し、どの店もにぎわっていたことです。
      敬白

2017年1月24日
拝啓
    寒い日が続いています。お元気にてお過し下さい。
    クリントンとトランプが泥仕合をやっていたころ、週刊新潮の「管見盲語」で、藤原正彦氏がうまいことを言っています。2人共に政治家としての資質に欠けるところがある。そこで、とり巻く閣僚にとびっきり優れた人材を集めて自由にやってみることだと・・・・・。
      敬白

2017年2月27日
拝啓
    梅の花が咲き春がやって来ました。
    ○○が暗殺されたことをテレビ・ニュースで知り、愕然がくぜんというか開いた口がふさがらないという気持ちでした。世の中には△鹿な男がいるものです。世界の歴史をチョット勉強したら、暗殺を政治手段に使った人間は、必らず消されていった事実を知ることでしょうに。
    ここは発想を大転換して、北を「世界遺産」に指定して、観光客を大いに呼び込み、お金を落してもらい内部から崩壊ほうかいするという手は如何いかがでしょう。お元気にてご活躍下さい。
      敬白

2017年3月12日
拝啓
    待ちに待った春です。お元氣にてご活躍のことと存じます。3月10日に帰水(水戸に帰ること)したところです。水戸の明るく暖かいのにはびっくりしています。小雪がちらつき、曇天、寒い風で太陽の顔を見ることの無い松江とは余りにも違います。それにしても理性と判断力の無い○○の言動にはあきれます。
      敬白

2017年3月13日
前略
    帰水のご挨拶に、ご近所の S. 佐藤さん宅へうかがったところ、こんな話が出ました。 バス・ツアーで、石見いわみ銀山から松陰しょういんの寺子屋、山陽に移って宮島から広島の旅でした。 目玉は銀山でしたが、原爆資料館の資料を見て息が止まりそうな驚きだったとのこと、その通りでしょう。なしくずしに戦争参加をしようとする政治家には資料見学を必修としたい考えです。
      草々

2017年3月26日
拝復
    日中のポカポカ陽気も、夕方になると急に寒くなり身震いすることがあります。 週刊文春(3月30日号)に、トランプと安倍首相がゴルフを楽しんでいた時、「北をタタキツブス」という言葉が出たとか、この件については安倍首相は一切いっさい口を開いてはいません。TPPをバッサリつぶすトランプのことですから、本気半分なのかも知れません。
      敬白

2017年5月5日
拝復
    うぐいすが鳴いて、やっとこさ春がやって来た気持がしています。お元気にてご活躍のご様子、うれしいことです。
    (先日に山本が近藤殿にお送りした書状の内容に対して)  松屋、三越、なつかしい名に接しました。日立本社にいた昭和30年代(1955年~1965年)、よく三越に出掛けたものです。買いたいなァと思う品はあるのですが、月給31,500円、夏のボーナスが5,000円の身には、ネクタイ1本が2,000円では、ちょいと手が出ませんよ。フランス、イタリアからの輸入品だったのでしょう。いつもあちらの物のセンスの良いのには感心するばかりでした。
    当時、土曜日はどこの事業所も半ドン、これからが活躍の本番、日劇ミュージック・ホール、新宿では末広亭、志ん生しんしょう円生えんしょう、小さん、チャンバラ・トリオに「かしまし娘」、牧野周一の漫談、名人、上手じょうずの芸は流石さすがでした。
    音楽喫茶が盛んだったころでした。バッキー白片しらかたとアロハ・ハワイアンズ、大橋節夫とハニー・アイランダース、歌はエセル中田、アルゼンチン・タンゴの藤沢蘭子らんこ、菅原洋一とオルテピカ東京・・・。一流の芸に接して世界が広がった思いがしました。
      敬白

2017年5月10日
前略
    昨今の安倍首相の言動は、心ある為政者としての姿勢がまるでありません。 アメリカのシリア攻撃に容認の声を上げた姿は、まるで太鼓持たいこもちそのものでした。 北朝鮮による拉致らち被害者家族会が「全被害者を帰すなら、見返りとして、日本政府が独自にかけている制裁を解除する」という具体的な提案をしているのですが、ソッポを向いて動きません。
      草々

2017年5月26日
拝復
    鶯が鳴いているのに。もう初夏の訪れでしょうか。
    それにしても安倍政治は目茶苦茶めちゃくちゃで話になりません。長い間、やりたい放題がうまくいっているのに増長したのか、それとも耄碌もうろくしたためでしょうか。
    なんでも多数決ですが、それは賢者がそろっている場合のことです。安倍晋三の太鼓たいこ持ちが、日本の政治をぶちこわしています
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2017年5月28日
拝啓
    お便りを有難うございます。
    曇れば梅雨寒つゆざむのような涼しさ、晴れれば夏のような暑さで、いつもの年とは一寸ちょっと違います。
    安倍政権は実質的に終っています。真面目まじめな政治をみずから捨てて、高慢な振舞ふるまいと言動に終始し、自らの誤りに気付かない振りをしていますすが官房長官も輪をかけて不遜ふそんな態度で国民を見下していますこんな政府は戦後最悪です。このしっぺ返しが谷垣氏の悲劇に見られます。
    では、お元気にてお過ごし下さいませ。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2017年6月22日
拝啓
    梅雨に入ったのでしょうか。雨の日が多くなってきました。
    先日、茨城県東海村の原研図書館に行って来ました。仙台にいた頃よく読んだドイツとチェコスロヴァキアの雑誌を閲覧えつらんしたのですが、プラズマ不安定性の文献は、昭和47年(1972年)に一例あっただけです。それも研究者の名前は知らない人でした。館内で雑誌を読む人は皆無で、少々不気味でした。
      敬白

2017年6月28日
拝啓
    梅雨に入りました。お元氣にてご活躍ください。
    国会審議の様子を朝日新聞で精読しましたが、安倍晋三という人は、老人性脳膜炎ではないかと考えました。理性や判断力をすっかり失った、はしにも棒にもかからぬ人間になったのでしょう太鼓たいこ持ちもする連中、あれは一体何様なのでしょう自民党は廃棄はいき処分にする必要があります
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2017年7月1日
拝啓
    何とか梅雨らしい天気になりましたが、貴殿におかれましては、益々御健勝の御事と承り、誠にお慶び申し上げます。
    安倍首相並びに安倍政権の閣僚の言動、物の考え方は滅茶苦茶めちゃくちゃですね。自分達の地位と思想を第一に考えて、善良な国民を馬鹿にしています。絶対多数党の傘のもと、憲法、法律、内規を犯しても、言い訳を並べて逃げ切ろうとしています。正しいことを考える首相とそれに従う新政権の到来が待たれますね。
    では、お元気にてお過ごし下さいませ。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2017年7月4日
拝啓
    早くこの湿気払いをしたい気分です。
    3月に帰水(水戸に帰ること)してから朝日新聞を購読していますが、昭和20年、30年代(1945年~1965年)のあの輝かしい新聞の姿ではありません。理想を高く揚げ、国民に未来への希望を抱かせた社説は死んでいます。「天声人語」は井戸端会議、人材払底でしょう。
      敬白

2017年7月6日
前略
    貴兄が指摘された通り、安倍内閣堕落だらくくさっています。日本の保守屋の人々は、なんとか安倍さんにやってもらいたいとしがみついているのですから始末しまつになりません。野党は、ご存知の通り腰抜けです。 戦時中の東條英機とうじょうひできひきいる内閣が国民をだまして滅亡への道を突っ走った頃に似ています
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2017年7月8日
拝啓
    蝉が鳴き始めましたが、貴殿におかれましては、益々御健勝の御事とうけたまわりまして、誠におよろこびび申し上げます。
    今朝は8時には30度(私の家の外で)になっています。7月上旬では、こんなこと初めてです。九州の豪雨と惨状は物凄いですね。山が広葉樹のみの天然林だったら、あんなことにはならなかったでしょう。杉ばかり植えると、根が浅いため、大雨で山崩れしやすくなります。
    安倍政権はもうダメでしょう。内閣改造で乗り切れたとしても、それ事態、国民をあざむくことになると思います。野党は政権不正への追及に熱心で、僕は腰抜けだとは思っていません。国民の野党への応援が足りないのでは。
    ではまた。
      :敬具


[近藤殿からのお便り]

2017年7月22日
拝啓
    夏本番がやって来ました。
    安倍内閣は末期的な症状になっています。例の加計かけ学園との泥くさいやり取りの文書が出てきたとかで、週刊紙の恰好かっこうのネタになっています。安倍氏には、親分の資質がまるで無く、子分(閣僚)はテンデンバラバラに勝手なことをするし、都議選で自民党が大敗して、党員の中にもソッポを向く連中が出てきています。やっぱり党首交代でしょう。
      敬白

2017年7月25日
暑中お見舞い申し上げます
    猛暑の毎日ですが、お元気にてご活躍下さい。
    29日に盆供養と墓参のため松江に行きます。8月2日の盆施餓鬼法会から盆の行事が始まり、10日から住職がバイクでやって来てお経をよみ、次の檀家へと走って行きます。昔からの盆の行事が色濃く残っているのには感心しています。

2017年7月28日
拝啓
    珍しく曇天続き、やっぱり暑い方が氣分良好です。
    広島の広陵高校が3年振りに甲子園出場です。一般生徒が授業中も校庭で練習をしている学校(〔サイト管理者註〕たまたま、休校とかでこうなったのでしょう。)、これで広島県代表になれなくては馬鹿にされますね。流川の飲み屋街に行って、広島カープの悪口を言うと半殺しにされるという話を聞いたことがあります。カープの強さは案外こんなところにあるのかもしれません。
      敬白

2017年8月1日
拝啓
    猛暑は水戸も松江も変りありません。
    倉敷から入る伯備はくび線は日本の原風景が広がっています。どこまでも続く山と小川、青々とした田園、人影の無い小学校、時々走っている車、次々と入るトンネル、ガタガタとれる特急と無人駅----。お元気にてお過し下さい。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2017年8月7日
残暑お見舞い申し上げます。
    水戸地方は北東の涼しい風が吹いてしのぎやすくなっています。
    電気学会誌8月号に、大阪大学元学長で名誉教授、そして元レーザー研所長でレーザー核融合を推進されていた山中千代衛さんが今年2月に92歳で亡くなられた、と大きく報じています。山中さんは昭和17年(1942年)に大阪大学工学部航空工学科に入学され、戦後に連合軍(GHQ)の指令で航空工学科が廃止されたのでしょう、昭和21年(1946年)に電気工学科を卒業されています。
    では、貴殿のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。


[近藤殿からのお便り]

2017年8月8日
拝復
    久し振りに台風がやって来ました。猛暑の毎日、バテ氣味だったので一服休憩いっぷくきゅうけいの氣分です。
    昭和40年代(1965~1975年)の日本物理学会で、よく山中さんの名に接しました。時代の先を読んで活躍されたように思います。レーザー核融合がどのような立場にあるか判然としませんが、新しい可能性を求めて、他人のやらないことに挑戦したことだけは確かでしょう。
      敬白

2017年9月27日
拝啓
    秋の訪れでしょうか、朝晩めっきり涼しくなりました。お元氣にてご活躍下さい。
    ご送付いたゞいた資料は読みごたえがあり、繰り返し読んでいます。「ニホニウム」という単語は、チラッと新聞で見た記憶があります。日本の研究者の底力を見る思いがして実に痛快です。
    冒頭の紹介のところにある仁科にしな芳雄博士で思い出しました。昭和40年(1965年)に、朝永ともなが振一郎著「鏡のなかの世界」が出版されました。昭和初期の理研の様子が書かれていましたが、明るく自由で、研究費の苦労も無く、2年間の広島と比較してうらやましく思うばかりでした。
    夏休みを利用した量子力学の集中講義の折、朝永さんが自分の考えを話したところ、仁科さんから
「東京でいっしょにやりませんか」
「とても東京の秀才の中では何も出来そうにありません」
「なに、たいした連中じゃあ、ありませんよ。2、3年やってごらんなさい」
やがて、これがノーベル物理学賞のスタートになったのでしょう。
      敬白

2017年10月13日
拝啓
    秋の訪れでしょうか、ひんやりとして来ました。
    選挙戦が始まりました。安倍晋三は、アベノミクスで旗揚げしたころの新鮮さはありません。選挙に勝てば良いという政治家の姿だけです。小池百合子さんは、確かに政治家がやらない奇抜なことをやっています。2人共に国民を置き去りにして、お山の大将になりたがっている様に見えて仕方がありません。
      敬白

2017年10月26日
前略
    昭和20年代(1945-1955年)、近所に社会党代議士の石野久男氏が住んでいました。 日立の労組で活躍し、後に衆議院に出た人です。なかなかの熱血漢で、時の政府、自由党の閣僚と国会論争で渡り合っていました。当時のことを思うと、今の代議士は小粒になり、何よりも日本のことを眞剣に考えているのだろうかという疑念が生じます。
      草々

2017年11月13日
拝復
    石油ストーブの季節がやって来ました。
    地元新聞に、山陰に新幹線を建設すれば都会から人がやって来て、島根・鳥取も活気が出るはずだという記事をよく見かけます。しかし、建設費の出どころは書いてはいません。山陰本線を走る特急は上下合わせて一日に14本ですが、乘客はせいぜい10人どまり、島根の人は何でも誰かがやってくれるのだと思っているのでしょう。
      敬白

2017年11月26日
拝啓
    雨の日が多くなって来ました。(〔註〕松江の冬は雨や雪が多い。)
    小池百合子さんは、政治の世界から逃げてゆきました。安倍晋三さんは、選挙に大勝してご満悦ですが、誠実な為政者から離れてゆきます。水戸のご近所に住む佐藤さんから、国の将来を全く考えず、党利と自己の都合ばかり考えているとの便りがありました。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2017年11月26日
拝啓
   記録的ともいえる寒さがこの晩秋にやって来ました。群馬県北部ではスキーができます。このように寒さが厳しい折、貴殿に置かれましては益々のご健勝のこととお伺いし、誠にお慶び申し上げます。氷河期に入りつつある予感がします。
   この度はしばらく御無沙汰致しまして、誠に申し訳ございません。ドライブやらウォーキングやら、テレビが面白いやら、各所に食べに行くやら、1日が短くて困っています。それで寝る時刻がいつも午前1時以降になります。当然、起きるのは、早くても8時頃です。先日、テレビで百歳位までご存命の方々にアンケートを取ったところ、1日の平均睡眠時間が10時間だそうですよ。ビックリです。また、長寿の人の多くが、肉が大好き、ということらしいですよ。
   さて、先回、NHK朝の連続テレビ小説の「ひよっ子」のロケ地2ヵ所を訪問しました、とお知らせしましたが、今回、その写真が、テレビ画面と比較して整えましたので、同封致します。(こちら class_mates)私自身は、朝のNHK連続テレビ小説には全く興味がなく、バングラデシュの留学生をお世話していた頃、彼が「『おシン』がバングラデシュで大人気です。」と言ったのに対して私は「おシンて、何?」と彼に尋ねたところ、彼は目を丸くして「エッ! 先生は日本人なのに、おシンを知らないのですか?!」と物凄くビックリされました。その位、私はNHKの朝の連続テレビ小説を知らなかったのですよ。今回の「ひよっ子」も興味がなかったのですが、妻が熱心に見ていて、それに、ロケ地が地元の茨城県内ということで、敬老会で隣り合わせた人に詳しくロケ地を教わったことから、探検気分にそこを探し当てた、という訳です。
   話が変わりますが、アメリカ国防省やイギリス空軍が、今までの UFO の目撃事例や、空軍機の UFO への緊急発進と攻撃事例に関する極秘文書の一部が解禁となりました。これを受けてか、各テレビ局も UFO に関する放映が多くなりました。ガセネタも多いですが、中には、「本当かな? 本当なら面白いな。」と思って視ていました。そして、ある時、ハタと思い付いたのです。この思い付きを、私のホームページの「不思議なこと(下)」にアップデータしましたので、ご笑覧ください。
   では、これからもより一層、寒さが厳しくなりますが、貴殿に置かれましては、益々、お元気でご活躍下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2017年12月10日
拝啓
    6日に雪が降り、松江の冬が始まりました。
    心暖まる送り物、わが家の大好物です。厚く御礼申し上げます。
    トランプ大統領は実業家として成功したためか自信過剰です。自己の言動は、すべて正しいと考えているのでしょう。北の金正恩の名誉心を傷つけ、逆効果を招いています。エルサレムを首都にするの言は、余計なお節介以外の何物でもありません。
      敬白

2017年12月26日
拝啓
    年の瀬になり急に寒くなって来ました。
    朝ドラ「ひよっこ」は、茨城の田舎の娘が父に会うために上京して・・・・の物語だったそうです。それで思い出したのですが、昭和20年代(1945年から10年間)、水郡線の大子だいごや常陸大宮あたりから水戸の高校へ通学していた生徒が随分いました。まだSLの時代でした。男はとも角として、女子生徒の口の悪いこと、可愛いゝ女の子が「オメエ」、「オレ」と声高に話し合っていたものです。
    この頃、核融合のニュースが耳に入ることがありません。どうしたのでしょう。基本的なところで考え方が間違っているのではないかと思っています。長尾さんのころの考え方の延長線上に商業発電があるとは到底考えられません。
    ご送付戴いた資料「宇宙人の遺伝子や形態について」を日を置いて繰り返し読んだのですが、なかなか頭に入ってきません。勉強熱心なのには感服するばかりです。御礼旁々。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2017年12月28日
拝啓
   いやはや、寒い12月ですね。昨日にこちらでは俄雪が舞いました。今朝、温水器の出口が凍りかけて、お湯を出すときにジャリジャリと氷の砕かれる音がしました。平年では2月には起こっても1月には起こらないことが、12月に起きた訳で、氷河期の前触れを感じています。
   このように物すごく寒い12月ですが、貴殿におかれましては御健勝の御事と承わりまして、お慶び申し上げます。
   この度は、松江名産の特大の蒲鉾かまぼこを戴きまして誠に有難うございます。とても美味しく、食が大いに進みます。
   当方、半月前から、特に夜間、尿の出が悪くなり、「もしかしたら前立腺がんではないか」と怖くなって、○○病院泌尿器科に行ってきました。血液検査でがんの疑いは晴れましたが、前立腺肥大症と診察され、「お薬を処方しましょう」と言われ、私が「今までほとんど薬を飲んだことがないのですが」と言うと、お医者さんは「もう、そのお年なのですよ。加齢です。」とかわされました。ということで、朝食後、1じょうの、交感神経をゆるめて、前立腺を緩めるという錠剤を処方されました。この薬の副作用は特になく、やや血圧を下げる程度で、改良され尽くしたポピュラーな薬のようです。しかし、私は、生活に不便を感じず、何となくこのまま回復できそうな感じなので、今しばらく薬を飲まないで様子を見ているところです。まさか、前立腺肥大症で泌尿器科に来るとは思ってもみませんでしたよ。
   待合室で待っている時、「・・・が北朝鮮に帰っているものですから・・・・」と大声で窓口の女性職員に話している声が聞こえましたので、そちらを見ると、全面つば付きで薄茶色のラフな感じの帽子を被った穏やかな顔の中年男性で、2、3年前の民放の特番で見た、かつて、よど号ハイジャック事件で超法規的処置で北朝鮮に渡った赤軍派のメンバーのうち、当時最年少の少年であって、後年、日本に戻って服役後、新宿辺りで居酒屋を経営している、その男の人ではないですか。1時間の特番を興味深く見ていましたので、テレビの中の男性そのままなのですよ。変った帽子もそのまま同じ。応対していた女性職員は普通の態度でした。世の中、狭いですね。
   そういえば、似たようなことが、独身時代の3、40年にもありました。次の通りです。
   当時、実家があった三重県志摩郡阿児町(現 志摩市)から茨城県に帰る途中の伊勢湾フェリーのデッキには、私ともう1人の中年男性の2人きりがいました。その男性は、どう見ても、グリコ森永誘拐事件で手配中の誘拐ゆうかい犯そのものでした。最初に見た瞬間、「アッ。グリコ森永事件のあの人だ」と私は分かったのです。キツネ目で、特有のトレンチコート姿、いかにも自信たっぷりの風采ふうさいと動きで、しきりにタバコを吸っていました。私と彼はお互い、近付いたり、遠のいたりしながらも、無関心をよそおっていました。この自信満々の態度は、逆に、アッパレという感動を覚えたのですよ。
   一層の寒さ厳しくなる時節柄、貴殿におかれましては、益々、お元気でお過し下さいませ。
   では、良いお年をお迎え下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年1月8日
拝啓
    珍しく雪のない静かなお正月でした。(松江市)
    さて、家にある「家庭の医学 主婦の友社刊」を開いてみました。
    前立腺肥大症は、50歳以上の男性には多かれ少なかれ見られる症状で、一種の老化現象と書いています。症状の軽い時には薬を使います。急転悪化することはありません。
    (同封の)週刊現代1月20日号の記事にもあるように、毎日の生活を楽にするために、ちょっとした工夫が必要でしょう。こうした内容は本や雑誌等で紹介されているので、家にいても出来る方法を見つけられることをおすゝめします。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2018年1月14日
拝啓
   沖縄で3年振りのアラレが降り、九州西部から山口県、広島県、四国北部、山陰、北陸、新潟県にかけての大雪と厳しい寒波が襲来しましたが、貴殿に置かれましてはご清祥の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
   最新の泌尿器科関係の資料をご送付下さり、有難うございます。非常に参考になりました。毎朝食後に小さな錠剤1錠を飲んでいまして、日常生活には特に支障は来たしていませんが、夜中に目が覚めての小用だけは時間がかかり、寒さとの格闘です。昼の小用はスムーズです。前立腺がんを心配していたのですが、血液検査の結果、がんとは全く関係ないと診断されて、大いに助かっています。老化だそうです。
   今年1月に発行された学士会会報に「がん免疫療法」という新しいがん治療法の記事が載っていました。読んでみると、改めて、がんの恐ろしさが分かりました。がん細胞は、免疫を司る白血球やT細胞などの働きを色々な生理化学作用で封じてしまうのだそうで、白血球やT細胞ががん細胞をやっつけることが出来なくなってしまうそうです。この記事では、どのようにして、白血球やT細胞ががん細胞を持続して攻撃できるようにするか、に関する研究経過が書かれています。コピーを同封しましたのでご参考になさって下さい。
   昭和47年(1972年)、私がオーバードクターのまま、東北大学工学部電子工学科八田研究室にいた頃、八田研究室に配属された4年学生の小森彰夫君と2人、夜遅くまで研究室に残ってインスタントラーメンをすすっていました。私が「小森君は頭が良いのに、どうして東大に行かなかったの?」と聞くと、「行きたかったんですけど、受験のその年は、赤軍派による大学紛争で、東大の入試が中止になったんですよ」と言う。「あっ。そうなの。それは気の毒だなあ」と私。
   昭和49年(1974年)に私が高専に赴任したので、その後の小森君を知ることがなかったのです。
   年月を経て、八田教授がお亡くなりになり、その斎場である横浜市で八田研究室の面々と再会した時、「小森さんは今、核融合科学研究所の所長をしているよ」と教わり、僕はビックリ仰天。ついこの前まで、小森君は学生だと思っていましたので、どういう経路で、天下の大研究所のトップにまで登り詰めたのか。去年まで僕には謎でした。
   去年暮れに配達された青葉工業会誌(東北大学工学部同窓会誌)に、小森氏の記事が載っていたのですよ。それを読んで、八田研究室出身の彼が、核融合科学研究所の所長に登り詰めた経緯が判りました。
   ということで、その記事のコピーを同封いたしますので、何かのご参考になさって下さい。
   小森君は、4年生の時に佐藤徳芳助教授(当時)と大学院生(当時)の畠山力三氏の指導の下に、曲がり磁場、そして、シェアのかかった磁場中のプラズマの挙動をテーマとして研究生活を開始し、小森氏が大学院時代に既に大きな研究成果を上げたようです。そして、国内外に知られるようになり、留学や研究員として海外で研鑽して、小森氏の研究成果を我が国の核融合研究の基礎にした Large Helical Device (大型ヘリカル装置)という核融合実験設備を伴った核融合科学研究所が設置され、小森氏が所長に就任なったということのようです。彼は大した者ですよ。
   話が長くなってしまいましたが、この辺で。
   では、貴殿のご健康とご多幸をお祈り申し上げまして、この辺で失礼させて戴きます。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年1月15日
拝啓
    松江は雪です。お元氣にてご活躍下さい。
    バイオリンニスの千住眞理子さんは、ブラームスの作品に積極的に取り組んでいます。演奏活動を支えているのは毎日1キロ前後の水泳だそうです。泳ぐと疲れが分散するとのことです。久し振りに今年は泳ぐことにしています。
      敬白

2018年1月31日
拝啓
    お元気にてご活躍下さい。
    松江は雪、雪の毎日です。
    ご送付いただいた小森さんの講演内容を、核融合による商業発電の可能性を頭に置いて読んでみました。
    「ITER  (アイター・・・フランスのガルデイツシユに建設されている国際熱核融合実験炉)」も「LHD  (大型ヘリカル装置・・・岐阜県土岐市に建設された熱核融合実験装置)」も解決すべき問題が山積しています。
    小森さん自身が直接携わっている「LHD」が話の中心になっていますが、イオン温度を目標値に上げること、ブランケットという機器が中性子を注文通りに制御し、働いてくれるのか、そう簡単なことではなさそうです。
    同封した資料  (長尾和宏著「病気の9割は歩くだけで治る」山と渓谷社刊)  は、町医者が市民相手にものですが、ガンを遠ざける方法、これはせっせと歩きなさいということでしょう。ご参考になれば幸いです。御礼旁々。
      敬白

2018年2月21日
拝啓
    やっとのことで雪が消えて外へ出ることが出来るようになりました。
    ご送付戴いた「免疫力を科学する」を繰り返し読んでみたのですが、なかなか理解することが出来ません。そこで実用面を中心にして読み返してみました。
    病気にかかりにくくするためには「免疫力を下げない方法」を求めることであり、免疫力低下の大きな要因は「ストレス」にあります。確かにそうでしょう。最新号の週刊紙に、「高齢者のストレスは、がん、脳卒中、心筋梗塞を招く」とあります。
    話は少々泥くさいことになりますが、A 家の M 子さんと K. K. さんとの結婚が突然2年後に延期され、週刊紙の恰好のネタになっています。
    世間知らずのお譲さんが社交上手な青年に引っかかったという図式です。K 家の泥くさい金のやり取りが浮き上ってきて、それに父や祖父の・・、吐き氣を催すような話になっています。宮家に対する尊厳が木端微塵に砕けそうな事件です。
    ある週刊紙には、K 氏の方から結婚解消を申し出ることが、最も穏便な解決方法ではないかとあります。
      敬白

2018年2月28日
拝啓
    もうすぐ春がやって来るでしょう。
    徳さん(佐藤徳芳・東北大学工学部名誉教授)は大活躍されたようですね。
    星宮望さんは、松尾研(東北大学工学部電子工学科)の美男子と知り(宛先人の山本が近藤殿にお送りした東北大学工学部電気系工学科の同窓会誌のコピーを見て)、思い出しました。私が記憶に残っている顔と写眞(同窓会誌の)は別人です。鈴木さんという松尾研の秘書をされていた美人と結婚し、うらやましいなあと思ったものです。
    お元気にてご活躍下さい。
      敬白

2018年3月2日
前略
    朝永振一郎著の随筆集「鏡のなかの世界」が、みすず書房から刊行されています。昭和初期の理化学研究所の様子が書かれていますが、うらやましいほどの研究の楽園です。東北大学の研究環境と比較されながら読まれると問題点が浮き上ってくることと思います。3月6日に帰水(水戸に帰ること)します。
      草々

2018年3月14日
拝啓
    ハーヤク コイ ハールヨ コイの心境です。
    昨年の12月以降、島根の海岸に10メートル前後の木造船が多数漂着し、ほとんど判別が出来ない男の死体もまた多数見つかっています。エンジン不調で、巡視船に見つかった男達は脱北の意志は無く、北へ帰りたいと言ったそうです。〇○を〇○し、〇を変えようとする骨のある男は皆無でしょう。
      敬白

2018年3月29日
拝啓
    うぐいすが元気に鳴いています。待ちに待った春がやって来ました。
    (上記2018年1月14日付けで私から近藤殿にてた手紙に同封した前 核融合研究所所長の小森彰夫氏の講演記事〔東北大学工学部同窓会誌である青葉工業会報No.61(2017年10月)〕で) 小森さんの講演は「30年後」という言葉で終っています。(正確には、最後から2番目の図中の30年後に「核融合実用化の見通しを得る」と示されています。)
    今後、実験研究を続けて30年後には核融合が完成して、商業発電への道筋が切り開かれるという見通しがあるのでしょうか。
    「太陽を地上に」という希望に満ちたテーマと共にスタートしてから、50年はとっくの昔に過ぎ去りました。確かに問題点を1つ1つ解決して来ましたが、今のやり方でうまく行くという確認を耳にしたことはありません。
    これまでの研究経過を通観して、基本になる問題点を考え違いしているために進歩が阻害そがいされているのではないかと思っています。
      敬白

2018年4月1日
前略
    机の上を整理していたら、古い新聞記事 (山陰中央新聞 2014年1月12日発行の記事「ナチス強制収容所から生還」) が出てきました。
    絶望のふちにいるすべての人に勇気を与えてくれる言葉であると確信します。
    松江の田舎いなか新聞も時には価値のある記事を掲載しています。
      草々

2018年4月3日
前略
    向いの T. N. さんは、多分70代でしょう。5年前にご主人が MS 病院で肺がんで急死されました。ご主人の母親も同じ肺がんで亡くなっており、「遺伝子をもらったため」と奥さんは言われています。ご主人は JR S 線の H.O.市の農家の方でしたが、田舎の方ではこんな習慣があるのかもしれませんね。!
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2018年4月5日
拝啓
    夏のような暑さが続いたかと思ったら、今日は涼しくなりました。
    たくさんのお便りを有難うございます。アウシュビッツの生き残りの方は時々耳にしますね。今もご存命の方も少なからずおられるようです。
    肺がんのことですが、私の母の姉の子供たちの2人が肺がんで亡くなっています。多分、母の姉の旦那さんの系統の影響と思います。その旦那さんの血筋のない母や私の親戚20人くらいには肺がんはいないのです。肺がんもそうですが、乳がんも遺伝の傾向があると医学的に取り沙汰ざたされているようです。 逆に、私の元同僚の1人は、親族にガンになった人は1人もいない、と言っています。
    生まれた子供の遺伝子を調べることによって、何年後に何々のガンが発症するかが分かる時代になって来ました。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年4月5日
拝啓
    暖かい日が戻って来ました。嬉しいことです。
    こんな話を耳にしました。福島原発の除染が終り、ふるさとへ帰村した老人が誰もおらず、朝からテレビを見ていたらすっかり馬鹿になったと嘆いていたとのことです。
    テレビが普及して50年になりますが、内容そのものは2級品ばかりで人間性の向上に役立つものはありません。
    堅実を看板にしている NHK さえ、平凡な内容に終始しています。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2018年4月9日
拝啓
    春本番の暖かさと、時には初夏の暑さにもなる気候になりましたが、貴殿には益々ご健勝の御事と承りまして、誠にお慶び申し上げます。
    (上記、2018年3月29日付けの近藤殿からのお便りに対して近藤殿に次のように返答しました。)
    核融合の実用化に向けての研究は、フランスにある国際熱核融合実験炉 (ITER イーター)で、我国では、核融合科学研究所の LHD (Large Herical Device)、および、原子力開発機構 (旧・原子力研究所) 那珂研究所の JT60SA でなされています。ITER と JT60SA はトカマク方式によるパルス放電、LHD は直流放電です。核融合の点火条件は、温度、密度、および、閉じ込め時間の3者全てがある一定の条件を満たすことです。上記の3つの各装置は、3条件の内、どれか1つの条件を満たしていますが、30年後くらいには、どれかの装置が3条件を全て満たして核融合の点火に成功するであろうと、前核融合科学研究所長の小森彰夫氏が予想しているようです。
      敬具

2018年4月24日
拝啓
     陽春の候、貴殿に置かれましてはご清祥の御事と拝察致します。
    2、3日前の民放テレビで、犯罪捜査で使われる似顔絵が、アメリカでは現場に残された遺伝子からコンピュータを通して自動的に描かれるようになり、それが、実際の犯人の顔に瓜二つなのには、私はビックリしました。もうそういう時代になったのですね。我国で、縄文人や弥生人の発掘された骸骨から、顔を再現できるという話は前から聞かされていたのですが、遺伝子からその人の顔を割り出せる、と言うのですよ。
    昨夕、今、H 研同窓会幹事の T 氏からメールが届きまして、N. S. 先生が x 月 xx 日( x )xx 時 xx 分にご逝去された、という知らせがありました。そのメールを同封いたします。お通夜とご葬儀は、それぞれ、x 月 xx 日( x )xx 時から、x 月 xx 日( x )x 時 xx 分から、となっています。私は所要がありますので、列席できませんが、ご香典を郵送することにしています。
    数年前か、もっと前に、どなたからか記憶にありませんが、S 先生が xx にかかったという話は聞いておりました。が、その後の H 研同窓会(私はほとんど欠席しています)の写真を拝見していますと、お元気におられるのだな、と思っていましたので、やはり、ビックリです。
    先生は、昨年、瑞宝中授賞、そして、気体電離国際学会で授与されるフォン・エンゲル賞を我が国初めて受賞されるなど、お元気かと思っていました。
    以上、近況をお知らせいたします。
    では、貴殿のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年4月25日
拝復
    ひと雨ごとに春らしくなって来ました。
    それにしても、びっくりしました。
    貴兄が指摘したとうり、xx が主因だったのでしょう。お元氣にてご活躍のこととばかり思っていました。H 研在室中、秀才とはこういう人を指すのであろうと思っていました。御礼旁々。
      敬白

2018年4月30日
前略
    フォン・エンゲル賞のあることを初めて知りました。氣体放電をやっていた尾中さんから「電離氣体」を勧められて、古本の三国書店(広島市にあった)にゆき180円で買い求めました。広電(広島電鉄)が20円、はがきが5円、喫茶「衆望」(広島市にある)のコーヒーが30円のころです。この本の初版は1932年、著者は N. ボーア、ド・ブロイ、ハイゼンベルク等の新しい物理の風を熟知しようとしなかったのでしょうか。
      草々

2018年5月17日
拝啓 少し暗い話ですが、氣軽に読んで下さい。
    水戸一校3年の時、前の席にいた人と60年振りに再会し、コーヒーを飲みながらあれこれ話し合いをしました。
    眞面目でよく勉強していた人で、東北大経済に入り、卒業後に東京〇○に入社しました。若いころは榮業でしたが、その後経理が仕事の中心になりました。
    ところが、平成9年(1997年)にこの会社が突然姿を消しています。倒産でしょう。本社の従業員が166人だったので、中企業といったところでしょうか。恐らく生活の中心を失い愕然がくぜんとしたことと推察します。
    日立での生活を振り返って痛感することは、会社べったりの人は生活の安定化と会社での立身出世を目的にしています。
    もし友人に、会社を通じて日本のために積極的に貢献出来る仕事をしようとする姿勢があったならば、意氣消沈した現在の姿はなかったのではないかと強く感じました。
      敬白

2018年5月17日
拝啓 数日起きに雨が降ります。これも春の特徴なのでしょう。
    古い新聞の切り抜きが出てきました。

    ”川柳せんりゅう五十年” 作 川上三太郎
             麗人れいじん募集ぼしゅう麗人でないのに出かけ
             左右見てゐて背中からかれ
             良妻で賢母けんぼで女史で家にゐず

      敬白

2018年5月25日
前略
    電氣学会全国大会が3月中旬に九州大学で開かれました。放電・プラズマ分科会の発表内容を茨城県立図書館で引き出してみました。企業と私立大学との実用的な共同研究が目につき、2, 3年もすると結果が出るものと思います。氣体放電の基礎的な実験をする人はいなくなったのでしょう。
      草々

2018年6月7日
拝啓 晴れた日がつづいています。うれしいことです。
    F.ジャコブ教授(1965年にノーベル生理学・医学賞を他の2人と共に受賞。フランス人。現在98歳)の講演内容を読んで、研究者として一流であるばかりでなく、何よりも誠実な人であると思いました。
    「一人ひとりの人間には何かひとつはうまくできるものがあるはず」、確かにその通りです。しかし、超一流の研究成果を挙げるためには直観力が絶対に必要でしょう。これがないとただの秀才で終ります。「そして、よい先生を見つけること‐‐‐‐‐」、フランスではこれが可能なのでしょう。うらやましいくにです。!
    この日本では、湯川秀樹、朝永振一郎博士を初めとして、新しい世界を切り開いた人々は皆ひとりぼっちでした。ひとりぼっちは崇高すうこうです。誇りと勇氣を持ってやることだと考えています。      お元氣にてご活躍下さい。
      敬白

2018年6月8日
前略
    茨城国体が45年振りに開かれます。あれはどう見ても親睦しんぼくねた集落の運動会といったものです。パン食い競争はありませんが、世界新記録が出たという話を聞いたこともありません。
    終ってみると元の木阿弥もくあみ、水戸市の疲弊ひへい沈滞ちんたいした姿だけが残るような氣がしてなりません。
      草々

2018年6月15日
拝啓
    梅雨の季節に入ったのでしょうか。雨の日が多くなって来ました。
    佐藤益美さんから元氣な便りが届きました。研究の質もそうですが、発表論文数もガタ落ちになったとのこと、そうかもしれませんね。! 3月に開かれた電氣学会全国大会の研究発表題名がシンプルでないのには、中身の無いのを隠すためではないかと思っています。
      敬白

2018年6月23日
拝啓   珍しく2日続きの晴天、早々と夏の到来かと思いました。
    いつも変らぬご厚情に感謝申し上げます。1人で食べるのは勿体もったいなく松江に持って行くことにしています。
    ご近所の旦那だんなが、サッカーw杯ロシア大会で負けると思っていたコロンビアに買って意氣健昂いきけんこうです。国民に元氣のもとを提供してくれます。お元氣にてご活躍下さい。
      敬白

2018年6月25日
拝啓   お元氣にてご活躍下さい。
    東芝が原発に金を出して、会社崩壊ほうかい遭遇そうぐうしていると思っていたら、日立まで原発でもうけようとバタバタやっています。このごろの会社経営者は何を考えているのか、チェルノブイ、福島第一原発の惨状さんじょうを見れば、原発の時代は終ったことを知るべきです。会社破綻はたんは何万という従業員とその家族の生活を破滅はめつさせます。
      敬白

2018年7月3日
拝啓   夏がやって来ました。
    6月30日に、「ハワイアンとフラダンスの競演」があり、とび込んでみました。歌も演奏も下手へた、フラガールはおばちゃんガール、昭和30年代(1955年~1965年)に流行した「珊瑚礁さんごしょう彼方かなた」を歌うようでは興醒きょうざめです。コンチネンタル・タンゴが復活の兆萌きざしをみせています。
    新しいハワイアンを聞きたかったのですが・・・。
      敬白

2018年7月21日
前略
    水戸の街を歩いていて痛感するのですが、客の出入の無い店が多過ぎます。大貫おおぬき洋服店、井川果物店が閉店し、岩崎薬局はもうダメでしょう。京成デパートは2階から上は客がチラホラです。水戸の商人は、商売というものを知らずに店を出しているので、コンビニ、スーパーに客を取られています。暑さに負けずにお元氣にてご活躍下さい。
      草々

2018年8月26日
残暑お見舞い申し上げます
    猛暑の毎日ですが、お元気にてご活躍下さい。
    松江は清潔で静かなところですが、明治で止まったまゝの町です。 今でも小泉八雲が町の主人公になっています。

2018年8月28日
前略
    26日のNHKテレビで懐かしい名前を見つけました。 井村久美子さん、全国小学生陸上大会の解説者でした。 20年ぐらい前ですが、福島大の学生で、100メートルハードルと走巾跳はしりはばとびで大活躍された方です。跳ぶ度に7メートルをスイスイと越えていたのですが、100メートルハードルを止めたら、とたんに走巾跳の記録が伸びなくなって引退してしまいました。「基本は足にあり」を教えてもらった実例でした。
      草々

2018年9月5日
拝啓
    いつまで残暑が続くのでしょう。頭がうまく働きません。 錦織圭にしこりけい選手は、歩いて10分ほどの(松江市立)乃木小学校卒業すると、アメリカに渡り、大好きなテニスを続けて、今の活躍があります。島根(県)はスポーツとは縁の薄い所です。プロ野球もプロサッカーもありません。(島根県立)益田東高校は甲子園に出場しましたが、一回戦でコロッと負けて帰って来ました。
      敬具

    (山本から近藤殿へ)

2018年9月14日
拝啓
    猛暑が過ぎ、急に涼しくなって普通の秋になりましたが、貴殿に置かれましては益々ご健勝の御事とお慶び申し上げます。
    台風21号と北海道胆振いぶり東部地震はすごいですね。
    台風21号は、1950年のジェーン台風に似ています。私が小学校2年の時の1950年9月に兵庫県尼崎あまがさき市で体験したジェーン台風は、大阪での最大瞬間風速が44メートルで、今回の台風の47メートルに次ぐものでしたが、このジェーン台風はあまり紹介されていません。ジェーン台風では強風や高潮などで多数の家屋が破壊されました。
    一方、私が10代に7年間住んでいた札幌では、コトリともれませんでした。
    では、お元気でお過し下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年9月19日
拝啓
    お元氣にてお過しのことと存じます。松江の殿さま・不昧ふまい公が茶道さどうにのめり込んで不昧流をはじめています。10月6,7日には大茶会が開かれ、着物姿のご婦人が松江城に集まり、一席800円で風流の道を楽しまれます。表と裏千家、方円流、素心流、三斎流に羽楽流‐‐‐‐となると、どこがどう違うのかチンプンカンプンです。
      敬具

2018年9月25日
拝啓
    急に涼しくなって、びっくりしています。
    安倍晋三氏の続投が決まりました。消費税を10パーセントにすると明言しています。 庶民の暮しを少しでも良くしようとする考えは無さそうです。 「拉致らち問題は安倍政権で解決します」と明言していますが、やる氣があるのでしょうか。煮え切らない不愉快な思いだけが続きそうです。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2018年10月3日
拝啓
    清秋の候、貴殿に置かれましては益々清勝の御事と承わり、誠にお慶び申し上げます。
    ノーベル医学生理学賞を取った方は宇部市で育ち、京大出身とのことですが、奇しくも私と同年齢です。氏はがん治療の第4の方法である免疫療法を創始され、お薬を開発された由。末期がんの患者のがん細胞を全て消すことに成功し、仕事に励まれているとか。お薬のお値段が年間1千万円以上だそうです。
    では、貴殿のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2018年10月2日
前略
    日曜日の山陰中央新報に、「素粒子から宇宙へ」と題して、難しい物理の世界を一般向に書いています。この中に、どんなに素晴らしい理論でも、実験によって実証されなければ二束三文の価値もありませんとあります。その通りでしょう。時々、物理関係の本の中に、この手のもっともらしい記述を見かけることがあります。
    台風が過ぎ去り、青空が戻って来ました。
      草々

2018年10月22日
拝啓
    秋本番、お元氣にてご活躍のことと存じます。
    つくだ煮はわが家の大好物、食事が豊かになります。ありがとうございました。 好天に誘われて島根県立美術館で書道展を見て来ました。 この美術館は宍道しんじ湖畔にあり、対岸には出雲いずもの山々、右手に松江温泉のホテル、青空にぽっかりと白雲が浮かび、ゆったりした一時を過してきました。
      敬白

2018年11月19日
拝啓
    11月に入り、急に涼しくなって石油ストーブを出しました。
    広島大学はタコ足大学を整理して、思い切って西條(今の東広島市)へ移りましたが、これといった研究業績が出たという話はありません。広島にいた昭和40年(1965年)の頃も時代遅れのことをやっていたので、同じ雰囲気ふんいきなのでしょう。広島カープの活躍、明るく活氣のある街は相変らずです。チンチン電車は250円とのことです。お元氣にて。
      敬白

2018年12月4日
拝啓
    急に寒くなって来ました。お元氣にてお過し下さい。
    カルロス・ゴーンのニュースを追い掛けています。べらぼうな話です。日産を食い物にして札束をポケットにねじ込むことだけしか考えていない男です。日立を創業した小平浪平や松下電器の松下幸之助の道義観とは完全に背馳しています。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2018年12月24日
拝啓
    先日は地産の高級なお品を賜わりまして誠に有難うございます。
    カルロス・ゴーンさんはお気の毒です。大したことをしていないのに、初の司法取引とかで長日、拘留されています。我国の司法取引の失敗という歴史を作ってしまいました。悪いのは日産です。日産も同罪で、内容を知っていたはずで、ゴーン氏の排除策に悪用したと思われます。国際的に日本の地位はガタ落ちです。日本はえん罪大国でもありますから。日本のあらゆる制度の見直しが必要です。
    今、寒さが一呼吸していますが、年末年始は例年通り寒波に見舞われることになります。お元気でお過し下さいませ。ではまた。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年2月9日
拝啓
    もうすぐ春がやって来るでしょう。
    トランプ(米大統領)の側近だった人が、テレビで彼の人間性を話していました。 「勉強をしない。側近の助言を聞こうとしない。考えが違う側近を罷免ひめんする。独断で物事を決めようとする。」等々、アメリカ国民は大局的な立場から彼を大統領に選出したのではなく、自己利益の立場からであろうと推察しています。
      敬白

2019年2月24日
前略
    EUからの合意なき離脱で、ホンダがイギリスにある自動車工場の閉鎖を発表したら、あわてふためいているニュースが流れて来ました。かつて大英帝国として七つの海を制し、植民地を幾つも支配、文学、自然科学、産業の各分野で世界をリードしていた国をおもうと、何ともいえぬ寒々とした氣持になりました。
      草々

2019年2月24日
拝啓
    いつも変わらぬご厚情に御礼申し上げます。
    さて、ご送付いただいた資料のうち、竹入康彦さんの核融合研究に関する内容を繰り返し読んでみました。
    「2019年の年頭にあたって」とあり、新年の挨拶あいさつといったところで、研究現状の具体的な姿を読みとることが出来ませんでした。
    「30年後に」という言葉が妙に引っ掛ります。「イオン温度10Kev」という数値は、最終目標にどの程度近付いたのでしようか
    核融合研究の最終目標を登山にたとえると。5合目あたりまで登っているのか、頂上が雲に隠れて全く見えていないのか判然としません。
    活発に活動している太陽を地上で再現しようとするのですから、通り一遍いっぺんの考え方ではとても無理でしょう。画期的なアイディアの発明が必要と存じます。
      敬白

2019年3月7日
拝啓
    お元氣にてご活躍のことと存じます。
    3月1日に帰って来ました。ポカポカ陽気かと思っていたら松江同様に寒く、春がやって来るのが遅いようです。米〇会談は実の無い結果になり、期待していた北〇〇による日本人の拉致らち問題も遠のいたようです。それにしても〇〇〇という男は食えない人間です。
      敬白

2019年3月10日
前略
    3月14日号の週刊新潮に、桜井よしこさんが米〇会談が突然決裂した要因を語っています。〇○○がトランプをペテンに掛けたことです。核施設をこっそりと首都〇○の近くに造っていたのを米国が地上探査で見つけています。トランプは〇を信用できない男とみたわけです。米国が要求する條件をすべてのみ、拉致らちされた日本人を全員帰国させることが條件になります。
      草々

2019年4月15日
拝啓
    4月に入ったというのに、一向に暖かくなりません。もう春ですよ。!
    21日に水戸市長と市会議員の選挙があり、時々チラシが入ってきますが、これというて革新的な考え方はありません。水戸の町が良くなる可能性は無さそうです。3月28日の茨城新聞に、水戸の街を活性化させる案を商店主に尋ねていました。誰かがやってくれるだろうという意見ばかりで話になりません。
      敬白

2019年4月25日
拝啓
    春です。
    広島を離れて54年になります。大学は加茂郡西條町(現・東広島市)に移転しましたが、画期的な研究成果が出たというニュースを聞いたことがありません。あのころも時代遅れのことを細々とやっていました。
    学会での発表や研究論文等で九州大学へ移ることを目標にしていた教授諸兄がいました。
    研究の雰囲氣が沈滞すると、それに巻き込まれて誰も彼もが眞剣に研究に取り組まなくなるのかと考えたりしています。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2019年4月26日
拝啓
    寒暖の差が激しいですね。
    お便りを戴きながら、御無沙汰致しまして、誠に申し訳ございません。
    平成が終わり、令和が始まろうとしています。私が現役時代、公文書は元号を使用し、国内外の科学研究論文は西暦を使っていて、2重の年号を使用してきましたので、両年号の換算などで非常に不便な思いをしてきました。西暦に統一してくれないかといつも思っていたのですよ。ということで元号の切り替えについては全く関心がありません。個人的には、西暦一本で来ていて、これからも西暦を中心に生きていきます。
    では、お元気でお暮らし下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年4月26日
前略
    21日に水戸市長選があり、前市長が大差で三選を果しました。市長の椅子に座っているだけで何もせず、市は活氣を失い、沈滞するばかりです。 水戸市民の保守性に熟知するところですが、住んでいる町を少しでも良くしようとする姿勢が見られず失望するばかりです。
      草々

2019年4月29日
拝啓
    うぐいすが元氣に鳴いています。新聞の広告に「森昌子還暦コンサート・これで引退」とあります。「せんせい・せんせい」で人氣歌手におどり出たのは、彼女が中学生のころでした。AKB のように、歌って踊ってどんちゃん騒ぎの時代になり、「越冬つばめ」や「かなしみ本線日本海」では太刀打たちうち出来ない歌の世界になりました。
      敬白

2019年5月12日
拝啓
    ポカポカ陽氣がやって来ました。先日の茨城新聞に、那珂市向山にあるトカマク型核融合研に巨大磁場が搬入され設置作業始まり、来年9月に実験開始とあります。記者は受売りらしく、太陽を地上で再現と書いています。生き物の太陽を鉄の容器で再現出来るという表現に違和感を覚えます。
      敬白

2019年5月20日
拝啓
    お元気にてご活躍下さい。本の整理をしていたら、エンゲル著「電離気体」が出てきました。1955年出版とあります。量子力学の基礎がまとまり、素粒子研究へと進んでいた時期と重なります。彼がこれらの分野の成果を積極的に気体放電(プラズマ物理)に取り入れていたら、魅力ある研究分野になっていたことと思います。
      敬白

2019年5月24日
前略
    (この葉書の筆者でおられる近藤殿の)4代前の戸籍謄本に「武蔵國むさしのくに江戸青山権田原」とあり、(東京都)港区の地図を買ってきてさがしてみました。明治記念館(元赤坂3丁目)から200メートルのところに「権田原」の地名が残っているのにびっくり。十数年前のテレビで女優の菅井さんが「うちの近くの交差点のところにありますのよ!」との話を覚えていたのですが、トンピシャリ、これにもびっくりしました。徳川家下っ端したっぱ家臣の家(100坪木造平屋)がずらりと並んでいたそうです。
      草々

2019年5月26日
拝復 眞夏日がやって来ました。プールへでもとび込みたい氣分です。
    ご送付戴いた「あおばゆ」(東北大学工学部の同窓会誌)の金子俊郎さん(東北大学大学院工学研究科電子工学専攻教授)の項を読んでみました。中心はどうも「人工頭脳エレクトロニクス」ということなのでしょう。
    この分野の知識も見識も全く無いので、あれこれ言う資格はありません。新しい分野への挑戦は素晴しいことで大賛成です。
    ところで、今までのプラズマ物理や核融合研究を研究室として継続するのか止めてしまうのか、ここのところが知りたいところです。
    今の核融合研究を画期的に前進させる独創的なアイディアを出せる若い人を育成して欲しいのが私の願いです。

    話は別ですが、昭和24年(1949年)の東宝映画「青い山脈」でスターになった杉葉子さんの訃報が新聞に出ていました。戦争が終り誰もが希望に燃えていた世相そのものの元氣で明るい映画でした。(水戸市)大工だいく町にあった水戸東宝映画館は長い行列が出来て満員御礼の毎日でした。
      敬白

2019年7月10日
拝啓     雨の日が続いていますが、お元氣にてご活躍ください。
    いつも変わらぬご厚情を戴き、うれしく拝受いたしました。
    古い新聞の切り抜きが出てきました。そのまゝ書き移してみます。

    「創造性はどうつちかえばよいのか」
    江崎(玲於奈れおな 博士、ノーベル物理学賞受賞者) 5つの「してはならないことがある」
    「しがらみにとらわれない」
    「大先生や権威にのめり込まない」
    「情報に振り回されない」
    「自分の考えを大事にして戦うことを避けない」
    「初々ういういしい感性を失わない」の5つ。
    十分条件ではないかもしれないが、必要条件ではないか。
      敬白

2019年7月11日
前略     先日、雨が降っていたので関鉄バスで街へ出ました。 シャッターを降している店が目に入りました。 井川くだもの店、岩崎薬局、豆の但馬たじま屋、駅前の丸井等々。 これ皆、殿様商売の末路です。コンビニ、スーパーで商売がやりにくくなったのは確かですが、お客さんを大切にしないやり方が長続きするはずがありません。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2019年7月14日
暑中お見舞い申し上げます
    貴殿におかれましては益々御健勝の御事とうけたまわりまして誠におよろこび申し上げます。
    此の度は大変御無沙汰ごぶさた致しまして、誠に申し訳ございません。久し振りに貴殿からのお便り、感謝致します。
    江崎玲於奈れおなさんの格言は、時代を超えて輝きますね。
    また、丸井水戸店がなくなってしばらくなりますね。貴殿が八田研(1976年頃の東北大学工学部電子工学科内に存在)にお帰りになる度に、丸井水戸店1階の美味しいクロワッサンを頂戴して感動したことを時々思い出します。あのクロワッサンは今、どこにあるのでしょうか。
    では、お元気でお暮らし下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年7月15日
拝啓
    セミの元氣な声が聞きたいものです。先日、書店で雑誌「サライ8月号」を買い求めました。表紙に「万葉集を旅する」とあり引かれたのです。それにしても今から千年も前に、優雅、清廉せいれんさわやかな歌が生まれたことが不思議に思います。防人さきもりされた下野しもつけ(今の栃木県)の農民が悦びと勇氣をもって出征する歌には感動します。
      敬白

2019年7月20日
拝啓   雨、雨の毎日。うっとうしい氣分を一掃する明るくさわやかな和歌を・・・

       富士のねもふもとにつづくむら山も
             なべて緑にかすむ昼かな
                                橘 千蔭

       富士のねは晴れゆく空にあらわれて
             裾野すそのにくだるゆふだちの雲
                                惟宗コレムネノ 光𠮷ミツヨシ
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2019年7月23日
拝啓   東京で連続雨天日が27日となり、ここ130年間で2位の記録だそうです。
    私は8月生まれで体温が高く(37度)汗かきなので、今夏のような冷夏は助かります。また、雨は夜間に降って昼間は降っても弱い小雨なので、これも助かります。
    京都アニメーションの放火火災は大惨事になりましたね。この前日のほゞ同時刻、私は妻の要望に応えて、勝田駅近くの小さなビル2階の居酒屋でのランチを摂るために、1階入り口から直の階段を上りながら、「火事になったら逃げ場がないな。」と思ったのです。この翌日の大惨事が京都で現実となったのですよ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年8月9日
暑中お見舞い申し上げます
    山陰松江も猛暑の毎日です。セミが元氣に鳴いています。 浜乃木は静かな田舎で、大東や玉造温泉行のガラガラのバスが通り過ぎて行きます。 お元氣にてご活躍下さい。

2019年8月28日
残暑お見舞い申し上げます
    山陰中央新報に「昭和18年、島崎藤村死去」の小さな記事が出ていました。 学生のころ、「破戒」を読んだのですが、主人公は人生上の問題を放り出して逃げてゆく結末を知り、自然主義文学はいずれ消えてゆく文学だと思いました。

2019年9月1日
前略
    日本物理学会欧文誌からプラズマ物理分野の発表数がめっきり少なくなっています。 実験結果を発表するにしても現象論に流れて、読者が納得出来る物理像を提供することが出来ないためでしょう。 エンゲル著「電離氣体」の考え方は、今ではもう通用しません。
      草々

    (山本から近藤殿へ)

2019年9月4日
拝啓      水戸地方は秋のさわやかな候となりました。
    ご無沙汰いたしまして誠に申し訳けございません。
    プラズマ核融合学会員は、日本物理学会には余り投稿しないようです。特に、核融合関係者は、 "Plasma Physics", "Nuclear Fusion", "Nuclear Plasmas", "Physics of Plasmas", "Physical Review", "Physical Review Letters", "Journal of Applied Physics", "Nuclear Matter" などに投稿し、プラズマ関係の人は、日本物理学会よりも、むしろ、応用物理学会に投稿しているようです。日本物理学会欧文誌にも投稿することがあるようですが、一般に、日本の専門誌はほとんど引用されていないのが現状です。
    では、お元気にてお暮し下さいませ。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年9月4日
拝啓
    雑木林(島根県松江市の)でセミがうるさいほど鳴いています。 歩いて5分ほどのところで、弥生時代の住居跡が見つかり、発掘作業が行われています。 近くには同じ時代の田和山遺跡があり、二千年前のこのあたりは活氣ある日常生活が繰り広げられていたことでしょう。
      敬白

    (山本から近藤殿へ)

2019年9月10日
拝啓      猛暑がぶり返し、その後、猛烈な台風が千葉県を襲いました。
    台風15号の目が東京湾にぴったりとはまり込んだため、目が地上ならば弱まるのですが、台風の勢力は衰えず、しかも、千葉県は台風の東側に当たったため、千葉県に大災害をもたらしたわけです。 水戸地方は台風の西側だったため、被害はほとんどありませんでした。
    では、また。
      敬具


[近藤殿からのお便り]

2019年9月14日
拝啓
    猛烈な15号台風が茨城を直撃するというので、テレビと「にらめっこ」をしていましたのですが、水戸の街が画面に出てくることも無く、通り過ぎていったのでしょう。 いつもながら貴兄の広範な知識には頭が下がります。J. Appl. Physics にプラズマ物理関係の論文が掲載されていたことを思い出します。 ご教示のほど御礼申し上げます。
      敬白

2019年10月27日
拝復
    お元氣にてお過ごしのご様子、嬉しいことです。それにしても今年の台風はひど過ぎます。 千葉に上陸して茨城を通り、東北仙台へ走り、あっちこっちで家が流れ、亡くなった人も多数です。 偉い先生方はあれこれとテレビで解説をしています。これは台風がやってくる前にやってくれと言いたいところですよ。
      敬白
   



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updated: 2013.06.26, edited by N. Yamamoto
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